ソニーが来春スマホ向けゲーム配信、新たなユーザー獲得へ

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[東京7日ロイター] – ソニー<6758.T>はスマートフォン向けゲーム事業を加速させる。
ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)傘下のフォワードワークスは、2017年春に家庭用ゲーム機で人気のゴルフゲームをスマホ向けに移植、来年度中に5─6タイトルを投入する方向で準備を進める。
家庭用ゲーム機「プレイステーション(PS)」で培ってきたIP(知的財産)を有効活用することで、新たなユーザーの獲得を目指す。

2017年春に投入するのは「みんゴル」。
夏にはアクションゲーム「勇者のくせにこなまいきだDASH!」も投入する。
7日の記者会見ではこのほか「パラッパラッパー」など合計10タイトルが発表された。
フォワードワークスの川口智基エグゼクティブディレクターは会見後、記者団に対し「来年度中に5から6タイトルをリリースしようと準備している」と語った。

ソニーは同日、スマホやタブレットにつなげて遊ぶカードゲーム用装置「プロジェクトフィールド」を開発していると発表。
第一弾としてフォワードワークスがゲーム開発のレベルファイブ、バンダイと協業して「妖怪ウォッチ」シリーズを投入することも明らかにした。

スマホゲームをめぐっては、任天堂<7974.T>も「スーパーマリオラン」を15日に配信予定で、家庭用ゲーム機で人気タイトルを持つ大手2社の本格参入により、競争が激しくなるのは必至だ。

(志田義寧山 牧子)

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