前場の日経平均は小幅続落、海外勢不在で売買低調
[東京26日ロイター] – 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比17円24銭安の1万9410円43銭と小幅に続落した。
外為市場で円安一服となったことを受け、自動車株などに売りが先行。
海外勢が休暇中で売買が膨らまない中、受け渡しベースの年内最終売買日を明日に控え、節税対策の損切り売りなども出た。
一方で年末株高や日銀のETF(上場投信)買いへの期待もあり下値は限られた。
前場の東証1部売買代金は7525億円と低調だった。
前場の値幅は上下約35円と小さく、方向感に欠ける動きだったが、任天堂<7974.T>が商いを伴って買われたほか、中小型株も総じて底堅いなど個人が好む銘柄には資金が流入した。
市場では「日経平均1万9500円の節目が抵抗線として意識されているが、テクニカル指標の過熱感は和らぎつつある。
新年相場を見据えてエネルギーを蓄積する局面だろう」(岡三オンライン証券チーフストラテジストの伊藤嘉洋氏)との声が出ていた。
東証1部騰落数は、値上がり925銘柄に対し、値下がりが937銘柄、変わらずが143銘柄だった。