2016年に世界が検索した「Japan」「Tokyo」のキーワードトップ10

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Googleが提供する2016年検索急上昇キーワードランキングのうち、「世界が検索したJapan」と「世界が検索したTokyo」にはどのようなキーワードが挙げられているのだろうか?2016年もまた、様々なイベントやニュースがあった。

その中で、世界の人々は『日本』に対してどのような事に関心があったのだろうか?主に外国人が検索したであろうキーワードトップ10をご紹介するとともに、今年1年を振り返ってみよう。

■「世界が検索したJapan」ランキングトップ10桜、ポケモン、温泉……
10 japan snow monkeys
9 japan weekend
8 joanna lumley japan
7 modi japan
6 cherry blossom japan 2017
5 history of japan
4 bank of japan introduces negative interest rates
3 pokemon go japan
2 obama apologizes to japan for hiroshima & nagasaki
1 japan earthquake
第10位「japan snow monkeys」は、世界で唯一温泉に入る「サル」に会うことのできる長野県の地獄谷野猿公苑のサルたちである。
冬には雪がしんしんと降る中温かな温泉に入る姿は冬の名物となっている。

第9位「japan weekend」は、2009年から毎年スペインのマドリードやバルセロナなどで行われている、日本の文化をスペインに紹介することを目的としたイベントである。

第8位「joanna lumley japan」は、全3部の旅番組で海外女優のジョアンナ・ラムレイが北海道から沖縄までを旅する番組だ。

第7位「modi japan」は、11月10日から12日に実現したナレンドラ・モディ・インド首相の訪日に関してである。
首相としては2回目の訪日で、日本の新幹線方式を採用したインド高速鉄道を2023年に開業することを確認した。

第6位の「cherry blossom japan 2017」は、2017年の花見情報である。
「日本=桜」といっても過言でないほど、外国人観光客に対する桜の魅力は大きいものである。

第5位の「history of japan」は、公開されてからたった5日間で400万回以上の再生回数を記録した動画である。
日本の歴史をギュギュッと9分間にまとめた英語の動画で、分かりやすく・ユーモアもあるとして注目された。

第4位の「bank of japan introduces negative interest rates」は日銀が導入したマイナス金利を指している。
住宅ローンが1%を下回ったことは記憶に新しい。

第3位の「pokemon go japan」は7月に米国でリリースされた任天堂 スマホゲーム「ポケモンGO」だ。
これは異例のヒットとなり、任天堂の株価は前日比3805円ものプラスとなった。
関連株にも資金が流れプラス材料になったが、交通事故の誘因などといいことばかりではなかった。

第2位の「obama apologizes to japan for hiroshima & nagasaki」は、直訳すると「オバマはヒロシマ・ナガサキに関して日本に謝罪した」という意味になる。
これは5月27日の「米国オバマ大統領の広島訪問」をきっかけとしている。
アメリカの現職大統領が被爆地を訪問することはタブーの一つだった。
そんなあり得ないと考えられてきた出来事が実現された年でもあった。

そして1位の「japan earthquake」は、2016年4月10日〜16日に急激に検索件数を増やしている。
これは同月14日21時26分以降に熊本を中心に九州全域を襲った大地震をきっかけとしている。

■「世界が検索したTokyo」トップ10リサイクルショップがランクイン?
10 winter in tokyo?
9 les delices de tokyo
8 river tokyo
7 tokyo game show 2016
6 skytree tokyo
5 sumo wrestling practice tokyo
4 second hand tokyo
3 tokyo toni
2 comiccon tokyo
1 tokyo 2020
第10位「winter in tokyo?」こちらもまた日本を舞台とした映画で、2016年8月1日に公開されたインドネシア映画だ。
Ilana Tan のベストセラー小説を原作とした映画で、インドネシアでは大変な人気がある。

第9位「les delices de tokyo」は、2015年に日本で河?直美の監督によって映画化された『あん』という映画である。
樹木希林ら主演の、ハンセン病を題材とした映画でフランス語の吹き替え版として海外でも大きな反響を得た。

第8位の「river tokyo」は東京都内を流れる河川についての検索だが、検索数が多いポイントが2回ある。
1回目は4月上旬で、花見の時期であることから都内屈指の花見ポイント『目黒川』について、2回目は7月下旬ということから隅田川の花火大会の時期と重なる。
つまり『隅田川』についての検索ではないかと予想される。

第7位「tokyo game show 2016」は、9月15日〜18日に幕張メッセにて開催された「東京ゲームショウ2016」だ。
もはや日本の象徴ともいえるゲーム文化の集大成ともいえるこのイベントには海外からの参加者も少なくない。

第6位「skytree tokyo」はご存知の通り『東京スカイツリー』だ。
自立式電波塔として現時点では世界一の高さを誇っている。

第5位「sumo wrestling practice tokyo」つまり、『両国国技館』を指す。
日本の国技である相撲をやはり実際に見たいと思う心は、我々日本人と同じようだ。

第4位「second hand tokyo」は、今急激に増えているリサイクルショップのことだ。
服やインテリア・宝飾品など多種多様に展開している。

第3位「tokyo toni」は、アメリカ人モデル:ブラック・チャイナの母で、娘の婚約を自身のインスタグラムで公開された写真などで祝福したことで注目された。

第2位の「comiccon tokyo」は、日本に今年初上陸した世界最大級のポップカルチャーイベント「東京コミコン」である。
聖地アメリカのテイストを失わず、日本らしさも忘れていないイベントが12月2日〜4日開催された。

第1位の「tokyo 2020」は言わずとしれた東京オリンピック。
2016年にはブラジルでのリオデジャネイロオリンピックが開催された。
特に閉会式の「安倍マリオ」率いる日本団の引き継ぎショーは世界中から称賛された。

言語や文化・環境の全く違う世界から見た日本の2016年は、私たち日本人の感じる2016年とどう違っていただろうか?それとも、似通っていると思っただろうか。
外からの目線を意識すると、日本に対したまた違った見方ができるのではないだろうか。
(ZUU online 編集部)

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