スマホ初のスーパーマリオ 韓国でも配信開始
任天堂のスマートフォン用ゲーム「スーパーマリオラン」の韓国での配信が1日、開始された。
同ゲームは昨年12月16日に米国、日本、ドイツなどで配信が始まっていた。
韓国任天堂は1日、米アップルのアプリ配信サイト「アップストア」の韓国向けサイトでゲームの配信を開始したと発表した。
「スーパーマリオラン」は任天堂の人気アクションゲーム「スーパーマリオ」を初めてスマホでプレーできるようにし、配信後世界各国で大きな話題を呼んだ。
ゲームのダウンロードは無料だが、ゲーム序盤のステージ「1−3」より先に進むには10.99ドル(1250円)を支払う必要がある。
海外での発売当時はダウンロード数が非常に多かったが、実際の売り上げは予想より少なかったと伝えられた。
1月に海外の市場調査機関が発表したデータによると、総ダウンロード数のうち実際に有料版のゲームを購入したのは約3%だったと推計される。
残りの97%は無料で提供される部分のみをプレーしたということだ。
ゲームをある程度楽しむためには一定金額を支払わなければならない課金体系が、モバイルゲームユーザーの反感を買ったものとみられる。
大多数のモバイルゲームは、プレー自体は無料だがゲームを進めるためのアイテムなどを販売して売り上げを伸ばす「部分有料化」にしている。
任天堂がキャラクターなどの知的財産(IP)を提供し、米国のスタートアップ企業が開発したモバイルゲーム「ポケモンGO」も部分有料化を選んで成功した。
「ポケモンGO」は昨年7月の配信開始から12月までに世界で7億8800万ドル(約900億円)を売り上げ、世界のゲーム業界でも異例のヒットを記録した。