「Splatoon」をガラス細工でリアル再現 「脱サラしてガラス職人に」「独学で勉強」 制作者に聞く

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任天堂のゲーム「Splatoon」に登場する“イカ”のキャラクターをガラス細工で再現した作品が、ドワンゴのゲームイベント「闘会議2017」(2月11〜12日、千葉・幕張メッセ)に出展されている。

そのほかのガラス細工も見る
ヒトの姿にもイカの姿にも変身できるキャラ「インクリング」が、飛び跳ねる様子をリアルに再現。
Splatoonの特徴といえる鮮やかなインクを、ガラスの色合いで表現した。
吸盤の細かい模様や目玉などディテールにもこだわっている。

制作者のガラス野郎さんは「ガラス細工は工業製品ではないので、かっちりとしたものは作れない。
飴細工と同じ要領でガラスをドロドロに溶かすので、キャラクターの細かい部分を再現するのは苦労した」と話す。

ガラス野郎さんは約10年前に脱サラし、ガラス職人に転職。
きっかけは、電車通勤中に「神様の声が降りてきたかのように、唐突に『ガラス細工をしたい』と頭に浮かんだことだった」(ガラス野郎さん)。
ガラス細工の知識もノウハウも一切なく、東急ハンズでガラス細工セットを購入し、独学で勉強を始めたという。

キャラクターをガラス細工の題材に選んだ理由は「昔からオタクだったから」(ガラス野郎さん)。
「綺麗なものを作りたい」と思いつつも、周囲と題材が被るのを避けようと考え、「ガラス細工を始める前からニコニコ動画が好きだったこともあり、『オタクっぽいもの』なら自分らしい作品になるのでは」と作り始めた。

インクリングの作品は非売品だが、会場のブースではガラス野郎さんが制作したキーホルダーなどが販売されている。
価格は3000円(税込)から。

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