任天堂のコールeワラントが2週間で102倍に、個人の取引活発化

[東京14日ロイター] – eワラント証券は13日、任天堂<7974.T>株を対象とするコール型eワラントが急騰し、2週間で102.3倍に値上がりしたと発表した。
任天堂などが開発したスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」の人気化を受けて、任天堂の株価が大幅上昇したため。
個人投資家を中心に売買が活発化しており、取引高は7月11日、12日の2日間で、7月4日の週の35倍超になった。

eワラントとは、国内外の株価指数や個別株、為替などを対象原資産とするオプションを証券化した金融商品。
数千円からレバレッジ投資が可能で、かつ投資した以上の損失はないという特徴を持つ。

また石黒氏は、売買代金は「投資家の先々の期待・失望を表す体温」とみている。
歴代上位の東電は東日本大震災による福島第1原子力発電所の事故、ソフバンクは小泉政権による郵政解散後の中小型株乱舞と予想外の事態で体温が上がった結果とし、今回の任天堂も含め「ヘッジファンドや機関投資家、個人と全員参加型相場のときに起こる」と話した。
松井証券の窪田朋一郎シニアマーケットアナリストは、任天堂株の活況について「個人も盛り上がっている。
過去でいうとガンホー・オンライン・エンターテイメント、ミクシィ以来だ」としている。

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