ニンテンドースイッチの記事で「はちま起稿」がデマ、任天堂が完全否定

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まとめサイト「はちま起稿」が21日に「ニンテンドースイッチのPVのスカイリム映像、無断使用だった」との記事を投稿したが、BuzzFeed Newsに対し任天堂の広報は無断使用はなかったと否定。
デマであったことがわかった。

任天堂は20日に次世代機「ニンテンドースイッチ」の映像をホームページ上で初公開した。

映像の中には複数のゲームの動画が映っており、ベセスダ・ソフトワークスの人気ゲーム「スカイリム」も含まれていた。

「はちま起稿」では、海外のゲーム情報サイト「Gamesindustry.biz」の取材に対し、ベセスダの広報が答えた発言として以下のように記述した。

「ニンテンドースイッチのPVにスカイリムの映像が流れた」
「しかしベゼスタはそれが正式に決まっていないことを我々に話した」
「ベゼスタ広報担当『私達はビデオで任天堂と協力する機会を持っていたため満足している。
特定のタイトルは決まっていないが、我々はニンテンドースイッチをサポートすることを発表している』」

記事の最後に「全部はめ込みどころか無許可だったんかーい」と書き、さらに見出しは「ニンテンドースイッチのPVのスカイリム映像、無断使用だった」とした。

しかし実際の「Gamesindustry.biz」の記事では「映像の中で任天堂とコラボする機会を得て、うれしく思っています」と好意的で、無断使用だったという記述はない。
誤訳したと見られる。
また記事中には「ベゼスタ」としているが、実際の名称は「ベセスダ」だ。

「はちま起稿」は、昨年11月、声優の緒方恵美さんのTwitter上での発言を、悪意あるタイトルで報じ、緒方さんの抗議を受け記事を削除するなど、これまでも意図的に婉曲した記事を作ってきたサイトとして知られている。

任天堂の広報は、BuzzFeed Newsの取材に対し「通常はまとめサイトなどへの個別の回答はしておりませんが、今回の映像で使用されているゲームはすべて許可をとっております」とはちま起稿の記事を完全否定している。

デマを流した「はちま起稿」は21日夕方に記事タイトルや本文を修正。
「この度は大変ご迷惑をおかけしてしまい申し訳ありませんでした」と謝罪している。

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