ドラクエX、Wii版サービス終了へ ハードの生産や任天堂の開発サポートの終了で継続が困難に

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MMORPG「ドラゴンクエストX」のWii版サービス終了が発表されました。
告知は公式ニコニコ生放送「ドラゴンクエストXTV」2月21日放送回で行われ、その後公式サイト「目覚めし冒険者の広場」にも掲載されています。

番組では2017年におけるサービス全体の予定が公開され、プレイステーション 4版が夏、Nintendo Switch版は夏〜秋ごろ発売と発表。
続いてWii版のサービスを、現行のバージョン3期間をもって終了すると告げられました。

2012年8月にWii版からスタートした同作ですが、翌年3月にはWii U版、9月にはWindows版が発売されマルチプラットフォームになりました。
同年10月にはWiiの生産終了が決定し、関連するネットワークサービスも終了へ。
この状況下で独自に継続するのが困難になったことが、Wii版終了の一因と説明されています。

出演していた齋藤力ディレクターは、数年前に任天堂から開発サポート体制の終了が告げられたことを明かし、「努力して継続してきたものの、そろそろ限界と判断した」とコメントしています。

その一方で、メインメモリに制約のあるWiiと仕様を合わせる必要がなくなったことから、これまで実現できなかった表現が可能になるとも説明。
例として、メガネや付けひげといった顔用アクセサリーの同時装備や、髪を2色に塗り分ける機能を示唆しています。
これはある意味朗報でもあり、グラフィック全般の向上も期待されます。

Wii版の終了は、2017年秋〜冬発売予定の新規追加パッケージ「ドラゴンクエストX バージョン4(仮)」導入以降。
その後はバージョン3までの範囲であっても、Wii版ではログインできなくなります。
なお、Wii版ユーザーがNintendo Switch版で遊びやすくなる「お得なキャンペーン」も予定されています。

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