「マリオ」の衣装で「カート」ツアーは著作権侵害 任天堂が東京の会社を提訴
玩具メーカー「任天堂」は24日、同社の人気ゲームキャラクター「マリオ」などの衣装を貸し出し、小型の自動車「カート」を使った東京観光ツアーなどを提供している会社「マリカー」(東京都品川区)のサービスは著作権侵害などに当たるとして、同社に1千万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こした。
任天堂によると、マリカー社は、任天堂の人気ゲーム「マリオカート」の略称を社名やサービス名に無断使用している上、マリオやルイージといった人気キャラクターの衣装を利用者に貸与。
こうした行為は任天堂の信用を傷つけ、著作権侵害に当たるとしている。
任天堂はこれまでにマリカー社側に警告してきたが、誠意ある回答がなかったため提訴したという。
産経新聞は24日、取材のためマリカー社に複数回の電話を掛けたが、つながらなかった。