なぜか利用不可のはずの韓国で「ポケモンGO」が人気 田舎町に若者が続々集結

米国などで大人気の任天堂などが開発したスマートフォン向けのゲーム「ポケモンGO(ゴー)」が、利用できないはずの韓国の一部地域で楽しめ、若者が利用可能地域に続々集結する社会現象が起きている。

ポケモンGOは、スマホの衛星利用測位システム(GPS)とグーグルマップの情報を使い、外を歩きながらスマホの画面でキャラクターのポケットモンスターをつかまえるゲーム。

韓国メディアによると、ゲームができるのは北東部の日本海に面した束草(ソクチョ)や鬱陵島(ウルルンド)、黄海の白●島(ペンニョンド)など。
ネットなどで情報が広まり、特に港町の束草一帯では最近、スマホを手にした若者があちこちで行き来しているという。

ポケモンGOのサービス対象ではないことはもちろん、韓国では安全保障を理由に、グーグルに対し地図の詳細なデータの海外持ち出し認めておらず、海外のゲームサーバーに韓国の地図データは取り込めない仕組みになっている。
原因は不明だが、北緯38度線以北や周辺海域を韓国外の区域として設定したデータをグーグルが使っているためではないかとの観測がある。

思いもよらぬ“恩恵”を受けた韓国のゲーム愛好家は、交通の便がよくないにもかかわらず平日から束草に出没。
泊まりがけで訪れ、深夜までゲームに興じる若者が後を絶たないようだ。
観光収入への期待の一方、地元では子供の勉強への支障を危惧する父母の声も出ているという。

●=領の頁を羽の旧字体に

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