『イナズマ』、『レイトン』新作から完全新規IPまで盛りだくさん! レベルファイブ発表会まとめ

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文・取材:編集部 ロマンシング★嵯峨、撮影:カメラマン 和田貴光
2016年7月27日、舞浜アンフィシアターにて、レベルファイブの新作発表会“LEVEL5 VISION 2016”が行われた。
本記事では、発表された内容とカンファレンスの模様をまとめてお届けする。

■オトメ勇者
レベルファイブの女性向けゲーム『オトメ勇者』は24名の男たちと魔王討伐を目指すRPG、アニメ化や書籍化も予定
最初に発表されたのは、レベルファイブ初の乙女ゲーム『オトメ勇者』。
主人公は、スレイヤーと呼ばれる24人の男性たちの中からパートナーを選び、魔王討伐の旅に出る。
魔王に挑むことができるのは、スレイヤーたちが競い合う大会“ロードオブグローリー”の勝者のみ。
主人公の役割は、パートナーをサポートし、パートナーを勝利に導くことだ。

本作のキャラクターデザインは、人気イラストレーターの倉花千夏氏。
アニメはA-1 Pictures、開発はハ・ン・ドが手掛ける。
Android/iOSにて今冬配信予定で、アニメやマンガなどのメディアミックスも検討しているとのこと。

■レディレイトン 富豪王アリアドネの陰謀
『レディレイトン 富豪王アリアドネの陰謀』 “レイトン教授”の娘がロンドンを舞台に大活躍する正統続編が登場
続いて発表されたのは、『レイトン』シリーズの正統派続編となる『レディレイトン 富豪王アリアドネの陰謀』。
『レイトン』シリーズの復活は、これまでナゾ開発を担当していた故・多湖輝氏も望んでいたとのことで、満を持しての発表となった。

本作の主人公は、レイトン教授の娘であるカトリーエイル・レイトン(愛称はカトリー)。
本作で描かれるのは、“ハイスピードなコミカルナゾトキストーリー”で、壮大な陰謀の謎を解くというよりは、日常の謎を解いていくゲームになるようだ。

また、注目すべきは豪華キャストの面々。
人気女優/俳優が、下記のキャラクターを演じている。

カトリーエイル・レイトン/有村架純
シャーロ/役所広司
ノア・モントール/坂口健太郎
ダージリン・アスポワロ警部/井上肇
ジェラルディン・ロイヤー/黒木メイサ
そして、ナゾ開発を行うのは“ゴースト暗算”で知られる岩波邦明氏。
会場では、岩波氏によるナゾ披露も行われた。

日野氏によれば、本作の主題歌は、大物女性アーティストが担当するという。
『レディレイトン 富豪王アリアドネの陰謀』は、10周年にあたる2017年春に、ニンテンドー3DS/Android/iOSにて発売予定だ。

■妖怪ウォッチ新情報
『妖怪ウォッチ』がスマートフォン用のゲームとして登場! 『妖怪ウォッチ for スマートフォン』2016年秋配信開始決定
『妖怪ウォッチ』のコーナーでは、『妖怪ウォッチ for スマートフォン』が、2016年秋にAndroid/iOSで配信予定であることが明かされた。
スマートフォンで遊びやすい画面構成や、高解像度のグラフィックが見どころとのこと。
また、スマートフォン版ならではの新機能、ネットワーク対戦機能も搭載予定だという。

また、2016年12月17日(土)公開予定『映画 妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!』のメイキング映像が初公開された。
本作は“実写とアニメの融合”がテーマとなっており、なんと実写映像とアニメ映像の両方が登場する。
コアラニャンという妖怪の鼻のボタンを押すと、アニメの世界と実写の世界が入れ替わってしまうのだ。

実写パートには、山崎賢人さん(※“崎”の漢字は、正しくは山へんに+竒)、南出凌嘉さん、武井咲さん、斎藤工さん、浜辺美波さん、黒島結菜さん、澤部佑さん、遠藤憲一さんら豪華キャストが出演予定だ。
会場では、斎藤工さんのメッセージビデオも公開。
斎藤さんは“新しい映画の形が生まれる瞬間に参加できてうれしい”と語っていた。

■アプリタイトル情報
スマホタイトル『ファンタジーライフ2』&『妖怪大辞典』&『妖怪ウォッチ ゲラポリズム』の配信時期が発表
発表済みのアプリ3タイトルの配信時期が明らかに。
クイズRPG『妖怪大辞典』はAndroid/iOSで2016年11月配信開始予定、リズムゲーム『妖怪ウォッチ ゲラポリズム』は2017年3月配信予定、『ファンタジーライフ2』は22016年7月29日から始まるベータテストを経て、まもなくサービス開始予定とのこと。

■タイムボカン24
レベルファイブが企画協力などで参加しているテレビアニメ『タイムボカン24(トゥエンティフォー)』が、10月より放映スタート!
アニメ『タイムボカン』シリーズの最新作『タイムボカン24(トゥエンティフォー)』に、レベルファイブが携わっていることが明らかに(企画協力/キャラクター・メカ原案)。

教科書に書かれていない真実の歴史――教科書に書かれていることよりももっとおもしろい“真歴史”を守るために、14歳のトキオ、17歳のカレンが活躍するというストーリーで、2016年10月より読売テレビ・日本テレビ系全国ネットで、2016年10月よりスタートする。

■スナックワールド
『スナックワールド』ゲーム発売時期、テレビアニメ放送開始時期が決定 2017年4月からは『スナックワールド』がアツい!
レベルファイブは、クロスメディアプロジェクト第4弾『スナックワールド』の新情報が到着。
テレビアニメ(フルCG)が、2017年4月よりテレビ東京系ゴールデンタイムで放送決定したことが明かされた。

また、ゲームに関する情報もついに公開。
スマートフォン(Android/iOS)とニンテンドー3DSにて開発中で、2017年4月にスマートフォン版、2017年7月にニンテンドー3DS版を発売予定だ。

そして、ゲームやアニメにも登場するキーアイテムが、“ジャラ”だ。
ジャラは、玩具としても発売予定で、玩具のジャラとゲームの連動要素もあるという。
会場では、“クリスタルソードZ”のジャラを、ニンテンドー3DSの下画面にタッチすることで、“クリスタルソードZ”のありかを示すクエストが発生するという流れが紹介された。

この玩具のジャラについて、タカラトミーの高原文彦氏が解説。
ジャラは、レベルファイブの2Dデザインをもとに、タカラトミーが3Dデザイン化し、さらにそれをもとにしてCGアニメと玩具が作られているという。

スナックワールドの世界では、ジャラはさまざまなブランドから発売されている。
ステージでは、大陸最強の最高級ブランド“CLANARINE”、魔力を持った鉱石を徹底して研究しているブランド“BRITANNIA ENCHANT”、大陸ナンバーワンの電子メーカー“Fairy Electronics”、かわいさと強さを兼ね備え、ピンクのデザインがかわいいと女性に好評な“Peffany”の4つのブランドが紹介された。

また、『スナックワールド』には“フェアリポン”というアイテムも登場する。
フェアリポンでモンスターを撮影すると、モンスターがスナック化される。
スナック化したモンスターはバトルで呼び出せるようだ。
ジャラとスナック、このふたつが『スナックワールド』の重要な要素となるのは間違いないだろう。

そのほか、漫画はコロコロコミックにて今冬より連載予定(作家は萬屋不死身之介先生)であることや、IPの世界展開を予定していることが明かされた。

■イナズマイレブン アレスの天秤
『イナズマイレブン アレスの天秤』始動! テレビアニメは2017年夏より放送開始、公式リリースが到着
『イナズマイレブン』新作の詳細がついに判明。
タイトルは『イナズマイレブン アレスの天秤』で、アニメは2017年夏に放送予定。
テレビアニメ放送に加えて、インターネット配信も予定。
インターネット配信ではキャラクターの雑談が聞ける“ロッカールーム”映像も観られるという。

本作の舞台は、『イナズマイレブン』第1作で、円堂守がフットボールフロンティアで優勝を飾った後の世界。
宇宙人を名乗るものたちがやってこなかった、パラレルワールドの世界で物語が展開する。

主人公は、伊那国中から雷門中へと編入した“稲森明日人”、ライバル校となる星章学園の“灰崎凌兵”、王帝月ノ宮中の“野坂悠馬”。
それぞれの視点で青春サッカードラマが描かれる。

また、パラレルワールドであるため、『イナズマイレブン』過去作に登場したキャラクターも、ちょっと違う趣で登場するらしい。
人気キャラクター・吹雪士郎は、過去作では弟アツヤを事故で失っていたが、『アレスの天秤』の世界ではアツヤは死んでおらず、ふたり揃って登場するという。
過去作のキャラクターについては、豪炎寺修也が登場することも明かされている。
彼らがどのように物語に関わってくるのか、楽しみだ。

そして『イナズマイレブン アレスの天秤』では、ゲームと玩具が超次元連動する(ゲームのプラットフォームは未定)。
ここで、タカラトミーの高原文彦氏が、玩具“イレブンバンド”を紹介。
このイレブンバンドをつけて、プレイヤーがランニングなどを行うと、ポイントが溜まり、そのポイントをお気に入りの選手に注入できるという。

また、このイレブンバンドは時計でもある。
キャラクターの日々のタイムスケジュールが登録されており、たとえばキャラクターが朝練をしている時間に、自分もトレーニングを行えば、キャラクターをより強化できるなどのメリットがあるようだ。

日野氏は、このイレブンバンドは“革命的なアイテム”だと称し、 「ダイエットに最適」とアピール。
来年はイナズマイレブンダイエットが流行る!?
■メガトン級ムサシ
レベルファイブの完全新規タイトル『メガトン級ムサシ』が制作決定! ゲーム、テレビアニメ、玩具などで展開予定
最後に発表されたのは、クロスメディアプロジェクト第5弾となる『メガトン級ムサシ』。
14分にも及ぶパイロットフィルムが公開された。

異星人に滅ぼされ、ドーナッツ型にくり抜かれてしまった地球。
生き残った人類はシェルターに入り、記憶を消され、表向き平穏な日々を過ごしていた。
だが、シェルターの中には、密かに異星人に対抗しようとする者たちがおり、メガトン級の巨大ロボット“ムサシ”を開発。
そして、パイロットとして、一大寺大和、土方龍吾、浅海輝の3人の学生が選ばれた……というのが、“スーパーロボットものでもあり、学園ものでもある”本作のあらすじだ。

ゲームは、マルチプレイにも対応したアクションRPGとのこと。
対応機種は未定。

ここで、バンダイの仲山拓也氏が、ムサシの玩具のコンセプトモデルを紹介した。
ずっしりとしたタイプのモデルで、一部に金属を使っているという。

ムサシを構築している特殊合金“メガトロニウム合金”は、巨大で重いため、ムサシは輸送時は3つのパーツに分けられ、空中で合体する仕組みになっている。
この仕組みは“スカイビルド”と呼ばれ、玩具でも実現される予定。

また、ムサシを語るうえで欠かせないのが“歌”の要素。
ムサシは、“歌メモリー”を使って必殺技を操る。
歌メモリーは必殺技の数だけ存在しており、“歌コン”にセットすることで、歌と同調した必殺技をくり出せる。
歌メモリーは、リアルの世界でもさまざまな形で連動していくという。

週刊少年ジャンプとクロスメディア展開も予定されている『メガトン級ムサシ』は、2017年夏に展開開始予定。
テレビアニメ放送とインターネット配信を予定していて、インターネット配信では、限定映像“アフタースクール”が見られるとのこと。

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人気シリーズの最新作から、完全新規IPまで、幅広いタイトルが発表された“LEVEL5 VISION 2016”。
発表されたものの多くは、来年展開開始予定のため、実際にアニメやゲームが楽しめるようになるのは少し先になるが、完成を楽しみに待とう。

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