幻想的かつ幾何学的な世界を舞台に重力を入れ替えながら進むパズルアドベンチャー『Manifold Garden』
文・取材・撮影:編集部 ミル☆吉村
●時にフラクタルなループ世界が絶景!
William Chyr氏によるパズルアドベンチャー『Manifold Garden』を紹介する。
本作は海外では2016年中にPS4/PC/Mac/Linuxで配信予定。
今回、E3のソニーブースに出展されていたPS4バージョンでのプレイを撮影することが出来たので、その模様をご紹介しよう。
『Manifold Garden』は、幾何学的、時にフラクタル的な建築物が並ぶループ世界を舞台にしたパズルアドベンチャーゲーム。
プレイヤーは自身に働く重力方向を変えることができ、特定の重力方向の時のみ動かせるブロックやスイッチのために、壁を床に、床を壁にめまぐるしく入れ替えながら進んでいくことになる。
本作は広告デザインなどに関わるインスタレーションアーティストとして活動していたChyr氏がゲーム開発の基礎を学ぶ上での習作として始めたプロジェクト“Relativity”(海外インディーウォッチャーの人はこの名前を覚えているかもしれない)が発端となっているのだが、玉虫色の製図用紙に描かれた建築コンセプトのような景観の美しさは格別。
ちなみに景色を変調してスクリーンショットを撮影できるフォトモードも搭載されている。
デモではチュートリアルステージを発端に、Chyr氏のガイドで開発用メニューを使って先のステージなども見せてもらったのだが、比較的オープンなエリアで探索ができたりちょっとした分岐になっているステージがあったり、「どう対面の世界へ“落ちて”いくか」が鍵になっている対称世界があったりと、バリエーションにも期待できそう。
言語要素はほぼ皆無なので英語版でのプレイでも特に支障はないはずだし、ローカライズの手間もほとんどないはずなので、できれば日本向けの配信もお願いしたい(本作は過去に東京ゲームショウへの出展経験もある)。