『FFXIV』吉田直樹と室内俊夫が“パッチ3.4”の詳細に迫る! 「冒険者小隊は『FFT』の“ほりだしもの”」
スクウェア・エニックスは、PS4/PS3/PC向けMMORPG『ファイナルファンタジーXIV』の次回大型アップデート“パッチ3.4”に関する詳細を綴るステージイベント「第32回FFXIVプロデューサーレターLIVE」を、東京ゲームショウにて実施しました。
本作のプレイヤーにはすっかりお馴染みとなった吉田直樹氏と室内俊夫氏が登壇。
8月27日にも“パッチ3.4”の情報を公開しており、このステージイベントはその第二弾に当たる位置づけ。
今回は、実機プレイを併用した解説のみならず、開幕直後にパッチ3.4トレーラーをお披露目しました。
YouTube 動画URL:https://www.youtube.com/watch?v=zc3_8BszRHM
今回のイベントでは「女神ソフィア討滅戦」、「デュエルモード」、「ザ・フィースト 観戦モード」、「アパルタメント」、「アクアリウム」、「冒険者小隊コンテンツ」、「クロの空想帳」に絞ってトークを展開。
その際に明かされた内容を、それぞれ紹介させていただきます。
◆女神ソフィア討滅戦
女神ソフィア討滅戦のBGMは「死闘」から始まり、後半に入ると新曲に切り替え。
戦闘フィールドは高い塔の上で、周囲には柵こそあるものの、「『FFXIV』では柵は壊れるもの」という一部ユーザーが持つ認識を口にした後、「今回も壊れます」と発言。
さらに「傾く」「落ちる」とのこと。
なお、落ちても蘇生が可能です。
しかし蘇生が可能なため、戦闘バランスもそれを前提としたものを匂わせています。
「相当落ちます」「落としにかかってます」と、かなり厳しい戦いが待ち受けているようです。
また戦闘の内容も、誰かが謎を解くことが勝利の鍵となる模様。
吉田氏は、その要素を「脳トレ」という言葉で表現しました。
また、「分かっていると割と解きやすい」「わーわー楽しく遊んで欲しい」といったコメントも印象的でした。
◆デュエルモード
ウルヴズジェイルの東部に個人演習場が追加され、そこがデュエルエリアに。
境界線を越えるとPvPが可能となり、申し込み→承認という流れで両者が合意すると対戦開始。
負けて倒れてもすぐに蘇生ダイアログが表示され、すぐに再戦が可能。
そのため真剣勝負はもちろんのこと、腕前を磨く練習にも最適です。
ちなみに壁が設置されているので、視線切りの練習にも向いているとのこと。
実装時にアイテムレベルシンクはないので、制限の元で戦いたい場合は、戦う者同士で相談したり、自ら調整が必要となります。
なお、アイテムレベルシンクを求める声が大きければ、今後検討すると吉田氏が語りました。
◆ザ・フィースト 観戦モード
ザ・フィーストのカスタムマッチを、好きな角度で閲覧できるこのモード。
通常のカメラ操作で自由に動かせる「フリーカメラ」、フィールドにあらかじめ設置されている「定点カメラ」、対戦中のキャラクターを選択するとそのキャラを追従してカメラが移動する「プレイヤーカメラ」が用意されます。
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◆アパルトメント
各区画にひとつずつ設置され、1棟当たり90部屋の設定に。
なおこの部屋数は、運営側で500程度まで変更できるそうです。
そのため、需要や利用環境次第で、将来的に変更される可能性もあります。
部屋の購入代金は50万ギル。
マーケットボードやチョコボ厩舎があり、同じチョコボ厩舎の住人なら、別の住人のチョコボの世話も可能です。
また住人になると、チョコボの羽根の色も変更できます。
また部屋には、アクアリウムを設置できます。
◆アクアリウム
実装時点では、ひとつの部屋における水槽はひとつ。
3つくらいは置けるとの話もありましたが、同時に「水槽は結構負荷がかかる」「まずはひとつから」と、慎重を期した形での実装となります。
複数の水槽を用意しており、見た目はもちろん入れられる魚のサイズもそれぞれで異なります。
もっとも小さい水槽の容量は1。
サイズ1の魚を1匹入れられます。
もっとも大きい水槽の容量は7で、サイズ7の魚を入れることが可能。
サイズ1の魚を7匹入れられるかまでは分からず、今回のイベントでは4匹までは確認できました。
海水か淡水かを選ぶため、それぞれの魚を同時に飼うことはできません。
これはシステム上の制限ではなく、開発側のこだわりとのこと。
また、共食いによる減少や水の入れ替えの必要などはありません。
観賞用として気軽に楽しめます。
今後の展開として、毎パッチごとに10種類ずつくらい増やしたいとのこと。
また、雲海の魚も視野に入っているそうですが、水棲ではないので「どうしたらいいものか」と悩んでいるそうです。
◆冒険者小隊コンテンツ
このコンテンツに関して吉田氏は、『ファイナルファンタジータクティクス』の“ほりだしもの”のコンテンツ」と、シリーズファンに分かりやすくい例で解説。
この一言でピンと来た方も多かった模様です。
パッチ適用後、まず3人の志願兵士がやってきますが、小隊を正式に結成するには4人が必要。
そのためあとひとり足りませんが、攻略手帳をクリアすることでチェックが入り、そのチェックが成功すると新たな志願者がやってくるようです。
、まずはこのコンテンツを始めておけば、他の遊びを楽しんでいるうちに攻略手帳が埋まり、自然と志願者が集うので焦る必要はなさそうです。
志願者とは面談を経て、入隊させるかどうかを選択可能。
一時的に保留することはできますが、面談は来た順番で行うので、保留したままだと新たな面談ができません。
訪れる志願者のLVは全員1。
そのため育成が必要不可欠ですが、志願者それぞれだけでなく、小隊全体のランクを上げるのも大事です。
そしてプレイヤーは指揮官となり、彼らの育成や任務を指示、監督する立場になります。
ちなみに小隊は最大8名なので、8人いる時に新たな志願者を入れようと思ったら、入れ替えをしなければなりません。
また、こちらはあくまで将来的な展望の話となりますが、「ダンジョンに小隊を引きつけれて行けるようにしたい」といったコメントも吉田氏から飛び出しており、更なる期待を抱かせてくれます。
◆クロの空想帳
友人たちに読み聞かせるため、空想小説を書いている子ミコッテのクロ・アリアポー。
しかし最近マンネリになってしまったため、新たな刺激を求めてプレイヤーに協力を仰ぎます。
その協力とは、「クロの空想帳」書かれた冒険に挑戦して欲しいというものでした。
このような展開から、様々な冒険に挑む形となります。
挑む冒険は1週間の期限となる、いわゆるウィークリーコンテンツ。
16のお題が用意されており、ひとつクリアするごとに、手帳に記され4×4マスのビンゴのマスがひとつずつランダムで埋まっていきます。
そして9つのマスを埋めるか、ラインが一列分揃うことで、報酬を獲得。
更にラインは2列、3列という報酬枠も。
もちろん達成難易度が上がるほど報酬のランクも上がり、3ライン報酬では「5穴確定の新式装備」が。
しかし3ラインを達成するのはかなり厳しいらしく、吉田氏曰く「1ワールドに1人いるかどうか」というレベル。
誰もが欲しいアイテムだけに、なかなか達成できるものではなさそうです。
ちなみにこの報酬の装備は、売りに出すことも可能。
一攫千金を狙うこともできるかも……?
ちなみにこの報酬のビンゴには、入手する可能性が上がる「セカンドチャンス」というものが。
「そのコンテンツを初めててコンプリートしたメンバーがパーティにいる」という条件を満たしていると「チャンスポイント」を獲得することができ、このチャンスポイントを使うことで「セカンドチャンス」に挑めます。
セカンドチャンスには、コンプリート済みのお題ひとつを未コンプにし、未コンプだったお題をひとつコンプ済みにする「リトライ」と、埋まっていたマスの位置をリセット&再配置する「シャッフル」があります。
かなりマスが埋まってるのに、あと一歩届かない……という時に挑んでみるのがお勧めでしょう。
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いずれも興味深い内容ばかりですが、特に長い付き合いになりそうな「冒険者小隊コンテンツ」と「クロの空想帳」は、冒険の幅を拡げ新たな楽しさを提供してくれる予感を覚えます。
“パッチ3.4”の実装予定日となる9月27日まで、残り1週間を切りました。
新たな冒険の幕開けに備え、スケジュールの調整やゲーム内での準備、またしっかりとした予習をどうぞお忘れなく。
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