『フィリスのアトリエ ~不思議な旅の錬金術士~』発表会リポート 声優とイラストレーターが語る、主人公フィリスと姉リアーネの魅力

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文・取材:編集部 ロマンシング★嵯峨、撮影:カメラマン 永山亘
●2017年にシリーズが20周年を迎えることについてもコメントが!
2016年9月29日、コーエーテクモゲームスが、“ガスト美少女祭り第1弾”タイトルとなるPS4/PS Vita用ソフト『フィリスのアトリエ 〜不思議な旅の錬金術士〜』(2016年11月2日発売予定)の発表会を開催。
本作の開発に関わるクリエイターたちが、ゲームの魅力を紹介した。

ガスト美少女祭りとは、今後コーエーテクモゲームスのガストブランドから発売されるタイトルをアピールするためのキャンペーン。
『フィリスのアトリエ』と、『よるのないくに2 〜新月の花嫁〜』(2016年12月22日発売予定)、『BLUE REFLECTION(ブルー リフレクション) 幻に舞う少女の剣』(発売日未定)の3タイトルが対象となる。

本作のプロデューサーを務めるのは、これまで数々の『アトリエ』作品でディレクターを務めてきたコーエーテクモゲームス 岡村佳人氏。
岡村氏は、自身の初プロデュース作品となる『フィリスのアトリエ』について、シリーズ最大規模の広さとなるフィールドや、さらにブラッシュアップした調合システムとバトルなどを紹介した。

つぎに、本作のコンセプト&キャラクターデザインを担当したイラストレーターのゆーげん氏と、主人公フィリスを演じた声優の本渡楓さんが登壇し、制作秘話を語った。

今回、コンセプト&キャラクターデザインを手掛けるにあたって、“チームとひとつになる”ことを第一としたと語るゆーげん氏。
チームにとって、方向性を決める目印となるものが必要だと考え、まずはさまざまなアートボード――フィールドの中にキャラクターがいる姿などを描いたという。

フィリスのイラストを最初に見たとき、すごくきれいな色使いに感動したという本渡さん。
第一印象は“大人っぽい子”だったが、その印象は演じるにつれて変わっていったそうだ。
フィリスは、外の世界を見たことがないため好奇心が旺盛で、風を受けただけでも感動する女の子。
その気持ちを表現しようと、自分自身がその気持ちになることを意識したとのこと。
また、ゲームを遊ぶプレイヤーが旅をしている気持ちになれるように、と考えながら演じた、とも語った。

続いて、イラストレーターのNOCO氏と、フィリスの姉リアーネを演じる声優の佐藤あずささんが登場。
重要キャラクターであるリアーネに関するトークをくり広げた。

リアーネのデザインは、ほぼ一発オーケーだったと振り返るNOCO氏。
生活感を感じさせない、スタイリッシュなデザインにしたことに加え、ゆーげん氏の絵の透明感を邪魔しない色使いを意識したことが語られた。

佐藤さんはリアーネのデザインについて、美人で大人っぽくてカッコいい! とコメント。
しかし、柔らかさもあって、本当にいいお姉さんだと述べた。
演じる際は、リアーネのいろいろな面を表現するため、メリハリを意識したそうだ。
岡村氏とNOCO氏は、佐藤さんの演技はリアーネの絶妙なバランスを表現している、と絶賛。

また、発表会では、リアーネがフィリスと別行動を取ろうとするという、気になるシーンも見られた。
その理由はなぜなのか……それはゲーム本編でのお楽しみとのこと。

さまざまな視点から『フィリスのアトリエ』の見どころが語られた今回の発表会。
こちらのページから、アーカイブ映像を見ることが可能なので、見逃してしまった人、もう一度見たいという人はぜひチェックしてほしい。

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