〔東京株式〕続伸=個別物色が活発化(9日)
円高一服や、原油価格の反発に伴う投資環境の落ち着きで安心感が広がり、個別銘柄への物色が活発化した。
日経平均株価は前日比114円40銭高の1万6764円97銭、東証株価指数(TOPIX)は11.96ポイント高の1317.49と、ともに続伸。
出来高は18億9247万株。
続伸。
安川情報、アサヒ衛陶が上伸、アサヒインテックは切り返した。
半面、ヨネックスが急落、エイチワンはさえない。
出来高1億4061万株。
高い。
出来高28万2000株。
▽午後は堅調推移
前日に大きく上昇した反動で利益確定売りが出たが、円安方向に推移していた為替が支えになった。
前日終値を挟んだもみ合いが続いた日経平均株価は午後になると、上げ幅が100円を超える堅調な値動きになった。
夏休みやリオ五輪などで株式市場への関心が薄れている上、手掛かり材料も乏しく、商いは低調だったが、個別銘柄への物色は盛り上がりを見せた。
好決算銘柄などが上昇したほか、「ポケモンGO」関連の物色が目立ち、任天堂株に人気が集まった。
高値圏の米主要株価に加え、原油先物相場の反発と外部環境は悪くない。
市場関係者からは「本格的な夏休みに入る前に、国内の大口投資家が持ち高調整をしているのではないか」(銀行系証券)との見方も出ていた。