鈴華ゆう子、ソロミニALリリース決定&黒うさが作詞作曲の『ガンダム』のOPも収録
鈴華ゆう子が11月23日(水)にファーストソロミニアルバム『CRADLE OF ETERNITY』をリリースすることが決定した。
本作には11月22日(火)発売のPS4・PSVita『SDガンダム ジージェネレーション ジェネシス』のオープニングテーマソング「永世のクレイドル」、エンディングテーマソング「Remains」のほか、
MBS/TBS系列全国28局ネット『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』の挿入歌「戦火の灯火」が収録されている。
この3曲は人気クリエイター黒うさか作詞作曲を手掛けた。
そのほか鈴華ゆう子自身が作詞作曲したオリジナル楽曲も収録予定。
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鈴華ゆう子コメント
皆様の応援のおかげでこの度ソロデビューという機会をいただくことができ、心から大変感謝しています。
私は幼き頃からピアノと和の世界を両立して生きる事が自然体でした。
今回のソロにおいては、ひとつのジャンルにとらわれず、私に存在する様々な表情をみせられる場所だと思っています。
これまでにまだ皆様に共有する機会のなかった、私の中で鳴っている音や、うずまく言葉たちを全て届けていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします。
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1st ソロミニアルバム『CRADLE OF ETERNITY』
2016年11月23日(水)ON SALE
・数量限定生産盤[CD+DVD][CD+Blu-ray]には、「永世のクレイドル」ミュージックビデオ、メイキング映像を収録
・数量限定生産盤[CD+CD]には、OVA『機動戦士ガンダムUC』episode 6「宇宙と地球と」主題歌「RE:I AM/Aimer」、アニメ 『機動戦士Ζガンダム』オープニングテーマ「水の星へ愛をこめて/森口博子」ののカバー曲を収録
・通常盤[CD]には、ボーナストラックを収録
・mu-moショップ・FC八重流専売数量限定盤には、グッズとブックレットを封入
■数量限定生産盤[CD+DVD+スマプラミュージック&ムービー]
AVCD-93524/B 3,024円(税込)
初回特典:トレーディングカード(全4種類中1種類ランダム封入)、「ユーコ・オルテンシア」を先行DLできるプロダクトコード封入
収録内容:
CD
・永世のクレイドル
・Remains
・戦火の灯火
他、全6曲収録
DVD
・永世のクレイドル -MUSIC VIDEO-
・永世のクレイドル -MAKING-
■数量限定生産盤[CD+Blu-ray+スマプラミュージック&ムービー]
AVCD-93525/B3,240円(税込)
初回特典:トレーディングカード(全4種類中1種類ランダム封入)、「ユーコ・オルテンシア」を先行DLできるプロダクトコード封入
収録内容:
・永世のクレイドル
・Remains
・戦火の灯火
他、全6曲収録
DVD
・永世のクレイドル -MUSIC VIDEO-
・永世のクレイドル -MAKING-
■数量限定生産盤[2CD+スマプラミュージック]
AVCD-93526〜72,592円(税込)
初回特典:トレーディングカード(全4種類中1種類ランダム封入)、「ユーコ・オルテンシア」を先行DLできるプロダクトコード封入
収録内容:
DISC1
・永世のクレイドル
・Remains
・戦火の灯火
他 全6曲
DISC2
・水の星へ愛をこめて(Cover:森口博子)
・RE:I AM(Cover:Aimer)
■通常盤[CD ONLY]
AVCD-935282,160円(税込)
初回特典:トレーディングカード(全4種類中1種類ランダム封入)、「ユーコ・オルテンシア」を先行DLできるプロダクトコード封入
収録内容:
・永世のクレイドル
・Remains
・戦火の灯火
他、ボーナストラック含む全7曲収録
■mu-moショップ・FC八重流専売数量限定盤[CD+グッズ+スマプラミュージック]
AVC1-935293,780円(税込)
グッズ(ラバーストラップ)封入、ブックレット封入
初回特典:トレーディングカード(全4種類中1種類ランダム封入)、「ユーコ・オルテンシア」を先行DLできるプロダクトコード封入
収録内容:
・永世のクレイドル
・Remains
・戦火の灯火
他 全6曲
鈴華ゆう子 オフィシャルサイト
●ファンからのリクエストを受けてパッケージ版発売へ
キャラアニは、ダウンロードソフトとして配信中の『ダライアスバースト クロニクルセイバーズ』のプレイステーション4版を、2017年春にパッケージ版として発売することを決定。
加えて、順次配信中のメーカーコラボダウンロードコンテンツの第3弾および第4弾が、ケイブとエイティングに決定したことが発表された。
配信時期などの詳細は、後日発表予定。
今回の発表は、開催中の東京ゲームショウ 2016の“Tokyo Otaku Mode”による生配信で行われたもの。
ブースにはタイトー側の同作ディレクションを担当する針谷真氏、DLC第3弾より開発を手掛けるグレフの丸山博幸氏が登場した。
なお第3弾、第4弾コラボDLCの収録タイトルは「基本、俺チョイスです」(丸山氏)とのこと。
ブースでは第3弾DLCから『怒首領蜂大復活』のプレイもお披露目された。
丸山氏が「これまでのDLCは数曲をチョイスしていたが、ウチ(グレフ)は全曲入れています。
なるべく原作の筋に沿った曲の流れかたになっている」と語るBGMにも注目だ。
●パッケージ版『ダライアスバースト クロニクルセイバーズ』商品情報
◆商品構成:通常版、限定版
◆対応機種:プレイステーション4
◆ジャンル:シューティングゲーム
◆プレイ人数:1人〜4人(モードにより異なります)
◆発売日:2017年春
◆CERO:A
◆発売:角川ゲームス
◆企画・製作:ピラミッド、グレフ、キャラアニ
◆価格:未定
※限定版の内容詳細は後日発表いたします。
●第3弾ケイブコラボDLC
◆配信ラインアップ:『怒首領蜂大復活(どどんぱちだいふっかつ)』、『ケツイ』、『デススマイルズ』
◆配信予定日:未定
◆価格:1タイトル500円/ケイブ パック1200円
●第4弾エイティングコラボDLC
◆配信ラインアップ:『BATTLE GAREGGA』、『蒼穹紅蓮隊(そうきゅうぐれんたい)』、『魔法大作戦(まほうだいさくせん)』
◆配信予定日:未定
◆価格:1タイトル500円/エイティング パック1200円
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(C)2002, 2016 CAVE Interactive CO., LTD.
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(C)1996 EIGHTING
(C)1996 EIGHTING
(C)1993 EIGHTING
和楽器バンドのボーカル、鈴華ゆう子が初のソロミニアルバム『CRADLE OF ETERNITY』を11月23日にリリースする。
アルバムには和楽器バンドがカバーした「千本桜」を作詞・作曲した黒うさPが楽曲提供したPS4およびPSVita用ゲームソフト「SDガンダムGジェネレーションジェネシス」(11月22日発売)のオープニングテーマソング「永世のクレイドル」、同エンディングテーマソング「Remains」、MBS/TBS系テレビアニメ「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」挿入歌「戦火の灯火」の3曲のほか、鈴華ゆう子本人が書き下ろした新曲も収録される。
鈴華は本作について「今回のソロにおいては、ひとつのジャンルにとらわれず、私に存在する様々な表情をみせられる場所だと思っています。
これまでにまだ皆様に共有する機会のなかった、私の中で鳴っている音や、うずまく言葉たちをすべて届けていきたいと思います」とコメントしている。
『CRADLE OF ETERNITY』はCDのみの通常盤に加え、CD+DVD仕様、CD+Blu-ray仕様、CD+CD仕様が用意され、CD+DVD、CD+Blu-ray盤の映像ディスクには「永世のクレイドル」のミュージックビデオとそのメイキング映像が、CD+CD仕様の特典CDにはAimerの「RE:I AM」(OVA『機動戦士ガンダムUC epidode 6「宇宙と地球と」』主題歌)と森口博子の「水の星へ愛をこめて」(アニメ「機動戦士Zガンダム」オープニングテーマ)のカバーが収められる。
また、通常盤にはボーマストラックが追加収録される。
鈴華ゆう子コメント
皆様の応援のおかげでこのたびソロデビューという機会をいただくことができ、心から大変感謝しています。
私は幼き頃からピアノと和の世界を両立して生きる事が自然体でした。
今回のソロにおいては、ひとつのジャンルにとらわれず、私に存在する様々な表情をみせられる場所だと思っています。
これまでにまだ皆様に共有する機会のなかった、私の中で鳴っている音や、うずまく言葉たちをすべて届けていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします。
リリース情報
2016.11.23 ON SALE
ALBUM『CRADLE OF ETERNITY』
和楽器バンド OFFICIAL WEBSITE
http://wagakkiband.jp/
鈴華ゆう子 OFFICIAL WEBSITE
http://yuko-suzuhana.jp/
「マリオ」がiPhoneにやってくる。
米アップルが9月7日に開いた新製品発表会で、任天堂がiOS向けに「スーパーマリオ」の新作を12月に配信することを発表した。
同時に、腕時計型端末「アップルウオッチ」が位置情報ゲーム「ポケモンGO」に対応することも明らかにした。
この発表を受けた任天堂は8日、株式市場の主役に躍り出た。
一時、2万9200円をつけ、「ポケモンGO」で沸いた7月19日の3万2700円に次ぐ水準まで回復した。
その日の引け値は、2万7955円の3260円高、13.2%の上昇だった。
7月に「ポケモンGO」が発表されてから株価が急騰、その後に任天堂が発表したポケモンGOによる同社の業績への影響は限定的との発表から、株価が大きく下げたのは記憶に新しいだろう。
今回発表された新作「スーパーマリオラン」は、同社にどのような影響をあたえるのだろうか。
■任天堂「スマホシフト」の背景
iPhone7の機能が事前予想通りだったこともあり、サプライズを独り占めしたのが「マリオ」だ。
発表会には、「スーパーマリオシリーズ」や「ゼルダの伝説シリーズ」などの産みの親として知られる、宮本茂氏もゲストとして登壇した。
任天堂はこれまでスマートフォンをプラットフォームとしたゲームを出さず、ゲーム専用機向けに集中してきた。
スマートフォンの爆発的な普及によって新たなモバイルゲーム市場が生まれたが、マリオやポケモン、ゼルダといった世界的に愛されるキャラクターがスマホゲームで姿を見せることはなかった。
同社の経営陣は、モバイル市場への進出がゲーム専用機の売上を侵食することになる、と主張していた。
そうして新しい市場の拡大に取り残されることになり、任天堂は2014年までの3年間に渡って赤字を計上、株価は50%近く下落した。
しかし、株主からの強い要求もあり、ようやく昨年になりDeNA との提携を発表し、モバイル市場への参入、及び、知的財産をライセンス供与することを決めた。
その結果、誕生したのがポケモンGOであり、スーパーマリオランだ。
ついに、任天堂のスマートフォン戦略が本格始動した。
■任天堂の挑戦と「スーパーマリオラン」への期待
今回、スーパーマリオランの同社の業績への貢献度合いは、ポケモンGOよりも高くなるとみられている。
任天堂とDeNAが直接開発したゲームということが大きく、大きな収益の寄与が見込めるとの期待から今回の株価上昇に繋がった。
コンテンツ制作は任天堂、サーバー関連はDeNAが担当し、収益は役割分担に応じて分配される。
スーパマリオランの配信以降も同社の動きは見逃せない。
日本において、任天堂とDeNAが提携したモバイル市場参入は、「Miitomo」から始まった。
日本では2016年3月、欧米では4月にリリースされた任天堂初のスマホアプリである。
リリースから約一か月で、世界1000万ユーザーを突破している。
今回スーパーマリオランが市場投入されることにより、 今年秋ごろのリリースを予定したいた「どうぶつの森」「ファイアーエムブレム」が、来年3月までに延期されることになった。
17年3月までに「5タイトル程度」としていた投入計画を4タイトルで確定した。
任天堂の挑戦は、ゲームファンでなくても期待出来るだろう。
■足元はまだ赤字体質今後の課題は?
同社が7月27日に発表した、17年3月期の第一四半期(4-6月)の決算は、為替差損の計上を背景に、245億円の最終赤字となった。
17年3月期通期予想は、純利益が前年比2.1倍の350億円となる見通しだが、為替の社内レートを1ドル110円、1ユーロ125円に設定しており、現状1ドル102円台(9月16日現在)で推移していることを考えると厳しい状況は続きそうだ。
また、任天堂の経営陣が懸念していたスマホ向け市場と既存ゲーム機市場の棲み分けについても大きな課題も残る。
任天堂のPER(株価収益率)は会社予想で92.90倍(9月16日現在)とやや過熱感を帯びている。
DeNAは業績予想を出していないため、実績PERで44倍だ。
同社への期待感が特別高いにしても、ソニー の52倍、米マイクロソフトの26倍、米ゲーム大手エレクトロニック・アート(EA)の22倍を考えると、決して安くはない水準まで買われていることがわかる。
今後、任天堂が大切に育ててきた知的財産をどのようにマネタイズしていくのか、任天堂の動向から目が離せない。
平田和生(ひらた かずお)
慶應義塾大学卒業後、証券会社の国際部で日本株の小型株アナリスト、デリバティブトレーダーとして活躍。
ロンドン駐在後、外資系証券に転籍。
国内外機関投資家、ヘッジファンドなどへ、日本株トップセールストレーダーとして、市場分析、銘柄推奨などの運用アドバイスをおこなう。
現在は、主に個人向けに資産運用をアドバイスしている。
トルネは、PS4、PS3、PC、PSVitaに対応したレコーダー用アプリ。
SIEのサービス「プレイステーションネットワーク」を利用することで、居住する都道府県内のサービス利用者の視聴台数、録画台数を番組別に知ることができる。
文・撮影:編集部 ミル☆吉村
●日本リリースは2017年第1四半期を予定
Midbossのテキストアドベンチャー『Read Only Memories』を紹介する。
本作はPlayismがローカライズと国内パブリッシングを行うことが決定しており、現在開催中の東京ゲームショウでも日本語版のプレイアブルデモを出展中(ブース番号は9-B07)。
今回、TGS出展バージョン(PC版)の提供を受けたので、そのゲーム内容を実際のプレイ映像付きでお伝えしよう。
本作の舞台は2064年、ネオサンフランシスコ。
“ROM”と総称されるロボットが社会のさまざまな業務を担うようになる一方、サイボーグや遺伝子改造技術が進化し、人体改造を行うのが一般的になった時代を描く。
しがないライターとして暮らしていた主人公のもとに、あらかじめ決められた作業だけをこなす従来のROMのAIと異なる、世界初の自立思考型のROM“チューリング”が訪れ、その開発者であり主人公の友人でもある“ヘイデン”が襲撃されたと助けを求めたことで、救出と真相解明をめぐって話が展開していく。
ゲームとしてはポイント・アンド・クリック型のアドベンチャーゲームで、ゲームデザインだけでなく、ドット絵のグラフィックやシンセサウンドのBGMなども、レトロなスタイルを貫いている。
というわけで大体想像がつく人もいると思うが、ポイント・アンド・クリック型のゲームをやったことない人のために説明しておくと、ゲームの流れは基本的に、マップからスポットを選んで向かったら、グラフィックの中の干渉したい部分、気になる部分をクリックし、“見る”、“触る”、“話す”、“それに対してアイテムを使う”といった選択肢を選んで実行し、先に進む手掛かりを手に入れていくという形。
また会話が発生した時は、回答内容の選択肢が出てくることもある。
もちろん、選んだ内容により状況が変わったり、NPCの好感度が変動したりするという寸法だ。
ちなみにいろいろと細かい要素も仕込まれており、往年のアドベンチャーゲームさながら、変なアイテムを他人に使ってみようとしたり、マウスカーソルを動かして何か干渉できるものがないか探してみたりすると、いろんな反応を発見できるだろう(例えばバーを探索中に、置かれているゲーセン筐体でミニゲームを遊ぶこともできる)。
ちなみに、昔からヒッピー文化が根強く、ゲイタウンなどもあったりする地元サンフランシスコの文化を反映して、『スナッチャー』などのサイバーパンク作品に影響を受けつつ、多様性に富んだ未来社会を描いているのも特徴のひとつ。
人種・政治的態度・改造の有無・性的指向などはそれぞれバラバラで、主人公が呼ばれる際の人称代名詞も複数の候補が用意されている(ただし“Xe”など、日本語でそれにあたる言葉がまだないので、現状ではオリジナルの英語版よりは数が減っている)。
というわけで本作では、「ネコ耳改造をした、遺伝子無改造の人に雑な扱いをされるのを警戒しまくるカンボジア系女子」など、属性てんこもりで個性的なキャラクターが登場し、カラフルなネオン色の未来のサンフランシスコを構成している。
日本語ローカライズの内容は、(まだテキストがはみ出している部分がちらほらあったりもするが)そのそれぞれの個性をうまく訳し分けている印象だ。
これはあくまで記者の印象でしかないが、かなりのキャラクターが英語版をプレイした時に感じたのと同じトーンで日本語のセリフを話しているのがいい感じ。
なお本作のリリース予定だが、現状ではPC/Mac/Linuxをプラットフォームに、PlayismとSteamで2017年第1四半期の配信を予定している。
海外ではPS4版がリリース間近なほか、PS Vita版や、“type-M”という副題付きでiOS/Android向けのモバイル版なども計画されているため、さらなる拡大もあるかも。
気になった人でTGSに行く人は、どんな具合かチェックしてみて欲しい。
コーエーテクモゲームスは、幕張メッセにて開催中の東京ゲームショウにて、PS4向けソフト『フィリスのアトリエ 〜不思議な旅の錬金術士〜』のプレイアブル出展を行いました。
本記事で、本作のミニプレイレポートをお届けします。
『フィリスのアトリエ 〜不思議な旅の錬金術士〜』は、旅をテーマにした『アトリエ』シリーズ最新作で、主人公のフィリスが、広大なフィールドを旅しながら、モンスター討伐やアイテム調合などの依頼をこなしていくRPGです。
デモの目的は、公認錬金術士に3つの推薦状をもらうこと。
それには、渓谷のようなステージを探索しなければならないようです。
スタート地点は移動式のアトリエ内で、その中で姉のリアーナと会話をしたり、アイテムの調合を行ったり出来ました。
まず、筆者は、戦闘で武器として使える爆薬のフラムを作成。
従来のアトリエシリーズだと、材料を組み合わせるだけで調合できましたが、本作では、マス目に分かれたパネル内にて、材料をパズルのように組み合わせなければならないようです。
パネルの中には、「ライン」と呼ばれるマス目が存在しており、ここに材料を上手く組み込む事で、調合アイテムの能力が向上します。
このシステムによって、アイテムの調合に作業感がなくなったように思えました。
準備万端といったところで、アトリエの外に出ると、岩肌が多い渓谷のようなフィールドが広がっていました。
本作のアトリエは移動式になっているので、焚き火の前であれば、いつでもアトリエ内に戻れるようです。
フィールドは、従来のシリーズより広大になっており、昼夜の概念や天候の変化などの要素が確認できました。
旅をテーマにした本作ならではのものではないでしょうか。
試遊時間では、本作の魅力の全てを体験する事はできませんでしたが、本作のサブタイトルでもある「不思議な旅の錬金術士」の一面を覗うことは出来ました。
この新たな旅要素によって、『アトリエ』シリーズにどのような新風を巻き起こすのか、来たる発売日に期待です。
『フィリスのアトリエ 〜不思議な旅の錬金術士〜』は、PS4/PS Vitaを対象に、2016年11月2日(水)発売予定。
価格は、PS4版が6,800円+税で、PS Vita版が5,800円+税です。
妖怪達が蠢く幽玄の和風戦国世界が舞台となるPS4ソフト『仁王』は、「戦国死にゲー」とも呼ばれており、歯ごたえのあるアクション性や緊迫感漂うフィールド構成などが、虎視眈々とプレイヤーを待ち構えている一作です。
期間限定という形で、これまでPSNにてバージョンの異なる体験版を2度リリースしており、第1弾となるアルファ体験版で寄せられた意見を、第二弾・ベータ体験版に反映。
ブラッシュアップを重ねた成果を、ユーザーに直接届けました。
そしてこのたび行われた東京ゲームショウにて、更に改善された新バージョンを出展。
待望の発売日も先日決定し、リリースに向けた勢いが加速していますが、そんな『仁王』の今とこれからに関して、ディレクター・早矢仕洋介氏に直撃してみました。
こちらで『仁王』が持つ魅力を垣間見てください。
◆「戦国時代」の魅力を物語にも込める『仁王』
──本日はお忙しいところ、ありがとうございます。
今現在の『仁王』の反響はいかがですか?
早矢仕氏:シブサワ・コウが、SIEのカンファレンスで発売日を発表させていただいたんですけども、会場から拍手も上がりまして、「拍手が上がるほど、お待たせしていたんだな」と改めて実感しました。
そして同時に、応援をいただいているのも感じているので、より磨き上げた状態でお届けすべく頑張りたいと思っています。
──いただいた応援に、製品版でお返しするわけですね。
どういった部分を更に磨き上げる予定なのでしょうか。
早矢仕氏:アルファ体験版を今年の4月に配信させていただいた時は、コアな方からは評価をいただいた一方で、操作部分に関してはまだまだ至らない部分があり、「理不尽じゃないか」というご意見もいただいていたんですが、この辺りに関してはベータ体験版で「すごく良くなった」という反応をいただきました。
ですが、発売日まではまだまだ時間がありますし、新たなご意見もいただいているので、ベータ体験版よりも更にブラッシュアップしたいと考えており、細かい対応については公式サイトに記載させていただきました(※改善対応は後述にて記載)。
──その成果の一端が、今回のゲームショウで試遊出展されたバージョンですか?
早矢仕氏:そうですね。
さすがに全ては入っていないんですが、現状における開発の最新状況を見ていただこうということで、今回試遊版を置かせていただきました。
──今後もブラッシュアップを行うのは前提として、かなり製品版に近づいているバージョンをお披露目しているんですね。
早矢仕氏:はい、そうです。
──一般開放日で、更に多くの方々がTGS版をプレイすることと思いますが、今回の試遊で特に見て欲しいポイントはどこでしょうか?
早矢仕氏:アルファ体験版・ベータ体験版をやりこんだ方は、今回のバージョンでの「違い」を感じていただければなと。
あと、TGSでの試遊プレイをクリアしていただくと、「木霊ストラップ」を差し上げる予定になっています。
腕に自信のある方は、クリアを目指してチャレンジしていただきたいです。
そして、今回クリア出来なかったとしても、缶バッジは全員に差し上げています。
初めて『仁王』をプレイするという方はこの試遊版で触れてもらい、クリアできないかもしれませんが、「こういうゲームなんだな」と感じながら缶バッジをおみやげにしてください。
──アイテムとプレイの感触を持ち帰れるわけですね。
ちなみに、クリア率はどれくらいと予想されますか?
早矢仕氏:今回は試遊時間が短めなので、「難しすぎて何度もリトライする」という余裕がないため“ちょっとだけ”クリアしやすくなっています。
ですのでぜひチャレンジしていただき、我々の想像以上にクリアしてもらえたら嬉しいですね。
──具体的な試遊時間はどれくらいですか?
早矢仕氏:出来るだけ多くの方に遊んで欲しいと思っていますので、だいたい15分くらいでクリアできるものになっています。
──現時点は、新しい体験版をリリースする予定などはありませんか?
早矢仕氏:今はとにかく製品版に向けて開発を進めていくのを第一にしてますし、『仁王』は「PlayStation祭」というソニーさんのイベントに参加させていただきますので、東京以外の方にもTGS版を触っていただく機会がありますので、ぜひイベントの方で体験してみてください。
──「PlayStation祭」で遊んだ方々の意見も、製品版にフィードバックされていくんですか?
早矢仕氏:そうですね、していこうと思います。
──あくまで予定ではなく、発売後に更なる展開を行う構想などはあるのでしょうか?
早矢仕氏:シブサワ・コウからもありましたが、『仁王』は10年前に発表し、未だにまだ皆さんにお届けできていないので、今は未来を語るよりも、まずは製品版を皆さんにご満足いただける完成度でお届けすることを第一に考えています。
ただやっぱり、皆さんに支えていただいてここまで来られたので、製品版を出して終わりではなく、そこから次に繋げていけるように頑張りたいという開発の心意気はあります。
ですので、『仁王』を気に入っていただいた方は、引き続き応援をよろしくお願いします。
──「戦国死にゲー」というのが一番大きなテーマかと思いますが、二番目のテーマや、もしくは体験として味わって欲しいポイントなどはありますか?
早矢仕氏:徳川家康役に市村正親さん、お勝役に武井咲さんという、一流の方々にお願いしたところもポイントですが、もうひとつ言っておきたいのはストーリーに関してです。
「死にゲー」ということはストーリーは……といったご意見の方もいらっしゃると思うんですが、本作は戦国時代を舞台としているので、我々としてはやっぱりストーリーも楽しんでいただきたいんです。
これは、『仁王』の最初からあった話でして、「王道で一級線の物語を作ろう」という姿勢で挑んでいます。
なので、「死にゲー」好きな方だけでなく、そういったジャンルのゲームを遊ばれていない方も楽しんでいただけるゲームにしてますので、その点は今後出す続報を楽しみにしていてください。
──「戦国の物語」がしっかり描かれるんですね。
早矢仕氏:戦国時代って、魅力的な武将とかいっぱいいるわけですよ。
それに(ゲームの中で)1600年の時代に居るなんて、すごい浪漫ですしね。
なので、皆さんの期待に応えるストーリーが待っています。
──そこもご期待ください、ということですね。
では最後となりますが、『仁王』を楽しみにしている方々に向け、メッセージをお願いします。
早矢仕氏:『仁王』、やっと発売日を発表できました。
2017年2月9日です。
皆さんの応援があったからこそ、ここまでたどり着くことができたのだと思っています。
まだ少し時間があるので、更にご意見を伺いながらいっそう磨き上げた製品版をお届けします。
どうぞご期待ください。
──今後の続報も楽しみにしています。
本日はありがとうございました!
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■改善に向けた今後の開発方針
・ゲームバランスおよびペーシングの細やかな調整
・プレイヤーの成長、装備品パラメータなどRPG要素の調整
・インターフェースの分かりづらい点や使いづらい点の更なる改善
●アクション・操作系
・弓や銃などのTPS操作変更
・サムライスキル追加、調整
・ダウンなどのプレイヤーやられ調整
・敵の気力を減らす手段、性能の調整
・装備重量、敏捷度関連調整
●敵キャラクター
・体力および攻撃力調整
・追尾性能、集団思考などのAI調整
・逢魔が時ミッションでのボス攻撃種類追加
・攻撃時などのひるみの有無、ホーミング性能の調整
●レベルデザイン / ステージ
・逢魔が時ミッションを含む敵配置調整
・敵感知に関する調整
・落下する縁などのコリジョン調整
●インターフェース
・各種インターフェース、ユーザビリティ改善
・チュートリアル拡充
●RPG ・アイテム上限数拡張
・装備アイテムドロップ量調整
・鍛冶屋の機能拡張、「打ち直し」や「魂合わせ」条件調整
・プレイヤーレベル初期化アイテム実装
・各種報酬の調整
●カメラ
・傾斜部分、視認性の悪い場所でのカメラ挙動改善
・カメラ自動補正のON/OFF オプション追加
●オンライン
・屍狂いドロップ調整
・協力プレイ時の敵攻撃挙動改善
・敵の透明化などのバグ修正
・協力プレイ時ボス撃破後のムービースキップ可能に
●その他
・描画の最適化などフレームレートの安定
・各種不具合、バグの修正
(C)コーエーテクモゲームス All rights reserved.
文・取材:ライター マンモス丸谷
●ニンテンドー3DSに『パワプロ』が見参!『実況パワフルプロ野球 ヒーローズ』
2016年9月15日(木)〜9月18日(日)まで、千葉県・幕張メッセにて開催中の東京ゲームショウ 2016(15日、16日はビジネスデイ)。
16日のKONAMIブースでは、『実況パワフルプロ野球』(以下、『パワプロ』)シリーズに関する新情報を公開するスペシャルステージが行なわれた。
ここではそこで公開された情報をお届けする。
ステージが始まると『パワプロ』シリーズのエグゼクティブディレクター、谷渕弘氏が登場。
オープニングのあいさつもそこそこに早速公開されたのが、『パワプロ』の新規シリーズ『実況パワフルプロ野球 ヒーローズ』。
ニンテンドー3DS初の『パワプロ』タイトルとなる本作は、パワプロくん(主人公)や矢部明雄(矢部くん)といった、サクセスモードでおなじみ+新たなオリジナルキャラクターたちが活躍する、ストーリーと選手・チームの育成を楽しむタイプの『パワプロ』。
今回公開されたPVでは、とつじょ現れた“パワフル諸島”で“古の野球石板”に記された“パワフルベースボールクラシック”が開催。
優勝すると“究極の野球能力”が手に入るというその大会に、主人公と矢部くんも参加する……といった情報が公開された。
『実況パワフルプロ野球 ヒーローズ』の発売日が12月15日に決定! ティザートレーラー第2弾も公開
谷渕氏いわく、『パワプロヒーローズ』はストーリーだけでなく、野球の試合の部分も「ニンテンドー3DSでもここまで楽しい野球ゲームができるのか」という仕上がりになっているとのこと。
パワフル諸島での探索、育成で強化したチームを使った対人戦の楽しさにも、注力して製作が進められているようだ。
ゲーム内容の紹介が終わると、気になる発売日も“2016年12月15日”とアナウンスされ、今後の情報は公式サイトにて随時公開されるとのことも発表された。
すでに公式サイトには東京ゲームショウ 2016の会場では紹介しきれなかったライバルチームの主要キャラクターが複数公開されている。
気になる人はチェックしてみよう。
●パ・リーグとの強力コラボで“パワプロフェスティバル”がグレードアップ!
続いて発表されたのが、今夏からスタートした『パワプロ』ナンバーワンプレイヤーを決める大会“パワプロフェスティバル2016”の最新情報。
TGS 2016の一般公開日に行なわれるTGS大会、10月15、16日に開催される大阪大会に加えて、“パ・リーグ公認大会”が追加で行なわれることが決定!その発表のためにステージ上にはパ・リーグ6球団のマスコット、そしてこの公認大会の仕掛け人、パシフィックリーグマーケティング株式会社の白坂智司氏が登場した。
今回サプライズ発表されたパ・リーグ公認大会は、各球団がシーズンオフに行なう、ファン感謝デーの会場にて開催される(※ゲーム部門のみ)。
なお基本的なルールは他会場と同じだが、福岡ドームなら福岡ソフトバンクホークス、QVCマリンフィールドなら千葉ロッテマリーンズ……といったように、会場を本拠地としているチームのみを使って対戦するというパ・リーグ公認大会ならではの特別ルールが存在する。
つまり今年のパ・リーグ6球団のファン感謝デーでは、各球団のファンの中で最強の『パワプロ』プレイヤーが決まるというわけだ。
パ・リーグ公認大会の説明がひと通り行なわれると、そろそろ『パワプロ』ステージイベント全体のお開きの時間に。
最後はパワプロくん+パ・リーグのマスコットたちという、ふだんはなかなか見られない(おそらく史上初?)のフォトセッションが行なわれ、ステージは終了した。
●テクノソフトの名作が3DSで蘇る
セガゲームスは、2016年12月22日発売予定のニンテンドー3DS用ソフト『セガ3D 復刻アーカイブス3 FINAL STAGE』に、『サンダーフォースIII』を収録することを発表した。
『サンダーフォースIII』は1990年にオリジナル版がメガドライブ用ソフトとして発売された、テクノソフトによる横スクロールシューティングゲーム。
シリーズ3作目となる同作は、オーン帝国に立ち向かうため高機動戦闘機STYX(ステュクス)を操作し、全8ステージを戦う仕様。
戦闘で手に入れた最大5種類の武器をセレクトボタンで切り替えながらステージを進み、最後に待つボスキャラクターを破壊すればクリアーとなる。
『セガ3D 復刻アーカイブス3 FINAL STAGE』に収録される全9タイトルのうち、4タイトルが新規移植作品。
すでに『ターボアウトラン』の収録が発表されており、『サンダーフォースIII』は新規移植タイトルの2作目となる。
残り2タイトルの発表にも注目だ。
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セガゲームスより配信されたリリースを追加しました。
株式会社セガゲームス、テクノソフトブランドの権利を取得
『サンダーフォースIII』を『セガ3D 復刻アーカイブス3 FINAL STAGE』に収録決定
この度、株式会社セガゲームス コンシューマ・オンライン カンパニーは、テクノソフトブランドIP のライセンス許諾や著作権管理を行うトゥエンティワン有限会社より、テクノソフトの代表的なシューティングゲーム「サンダーフォース」シリーズをはじめとした、全ゲームに関する権利を取得いたしました。
あわせて『サンダーフォースIII』を、2016年12 月22 日(木)発売予定のニンテンドー3DS 用ソフト『セガ3D 復刻アーカイブス FINAL STAGE』に収録することを発表いたします。
『サンダーフォースIII』は、1990 年にメガドライブで発売された横スクロールタイプのシューティングゲームです。
数々の名作を世に送り出してきたテクノソフトの作品の中でももっとも代表的なシューティングゲームであり、この度『セガ3D 復刻アーカイブス3 FINAL STAGE』内に満を持して収録します。
「セガ3D 復刻プロジェクト」の特徴でもある3D 立体視にももちろん対応しており、すべての画面において、より迫力を増した内容に生まれ変わりました。
なお『セガ3D 復刻アーカイブス3 FINAL STAGE』の新規移植タイトルは、本作を含め全部で4 作品あります。
すでに発表している『ターボアウトラン』のほか、残り2 作品についても後日発表いたします。
続報にご期待ください。
また、トゥエンティワン有限会社は今後もテクノソフトブランドを冠するグッズ、及び音楽商品のデジタル配信を継続して行います。
現在では音楽アルバム商品6 作品が各デジタルミュージックストアにて配信中ですので、ご注目ください。
詳しくはテクノソフトブランド公式ホームページをご覧ください。
PSVRは発売後も多くの人に触れてもらうため、一部の店舗で体験コーナーを設ける予定。
2016年10月27日発売予定、PS4/PS3/PS Vita向けタクティカルアクションゲーム『ベルセルク無双』。
9月15日から幕張メッセにて開催されている「東京ゲームショウ」で出展されていた本作のプレイレポートをお届けします。
合わせて、本作のプロデューサーであるコーエーテクモゲームスの鯉沼久史氏、マネージャーの川合大氏へのインタビューを掲載しています。
『ベルセルク無双』は、三浦建太郎氏による漫画「ベルセルク」を原作としたアクションゲームです。
中世ヨーロッパをベースにしたダークファンタジー世界で繰り広げられる凄惨な戦いや繊細な心理描写などを楽しめる作品で、「黄金時代篇」は三部作のアニメ映画、「黒い剣士篇」と「断罪篇」を中心に現在アニメが放映中です。
ゲームでは「黄金時代篇」から、復讐の旅を続ける主人公ガッツが仲間を得ていく「千年帝国の鷹篇」の終盤までを収録し、「ベルセルク」の壮大な世界を追体験できます。
TGSでは、使徒降臨後のダークな世界で、ガッツが無数の敵を相手に戦うエリアをプレイできました。
本作におけるアクションの特徴は、身の丈を超える大剣を振り回して敵を両断し、斬り潰す「斬潰アクション」。
攻撃を繰り出してみると、大剣に対する重さや迫力はしっかりありつつ、無双らしい爽快な動きで立ち回れました。
激しい血しぶきも見所で、ゲージを溜めて発動する「狂乱モード」を使うと一定時間能力が強化され、敵を文字通り狂気の力で斬り潰すことができます。
また、大剣以外にも鉄の義手に仕込まれた大砲や遠距離攻撃が可能なボウガンなど、様々な武器も使えるため、1人でも多彩な立ち回りができるのが特徴でした。
マップのグラフィックや敵のデザインにもダークファンタジーらしいこだわりが見え、全体的にどこか妖艶な不気味さを漂わせていました。
そんな世界で響き渡るガッツの咆哮のような声は、悲哀がありつつもそれを振りほどくような気迫を感じました。
続いて、鯉沼氏へのインタビューをお届けします。
──「ベルセルク」を「無双」シリーズ化するために、苦労した点はありますか?
鯉沼氏:原作ファンの方が期待するキャラクターのアクションを再現することです。
あとは、原作を知らない方にもゲームから入って違和感のないようにストーリーを描くことですね。
原作の持つエログロさはとても大事だと思います。
ただ、レーティングをCERO Zまで引き上げたくはないと考えていたので、CERO Dの限界に挑戦をしました。
PS4ではちょっとでも表現を間違えるとグロくなりすぎてしまうので、さじ加減は何度か作り直しましたね。
──試遊をしてみると、とても攻めているグラフィックであることを感じました。
鯉沼氏:グラフィックは良くなっていると思います。
ダークファンタジー作品なので、魔法の表現や人間以外の敵キャラも登場するため、従来の「無双」シリーズとは異なった表現ができたのも良かったですね。
──原作でも、ガッツが戦う敵は大きさにばらつきがありましたね。
鯉沼氏:無双では人対人が基本だったので、サイズの変化を付けるのは面白い要素になりました。
──ストーリーへのこだわりを教えてください。
鯉沼氏:原作漫画は長期間連載しているので、みなさんどこかで読んだり見たりしたことがある作品ですよね。
そうした方々が、「こうだった!」と思い出せるような作品になるといいなと思って作っていいます。
加えて、映画化三部作や現在放送中のアニメ以外の部分もゲーム化しているので、本作をプレイすれば「ベルセルク」のアウトラインは掴んでいただけると思っています。
──キャラクターをデザインするにあたり、どのように原作やアニメの表現との差別化をされましたか?
鯉沼氏:漫画・アニメそれぞれ良さがあるので、ゲームはゲームならではの良さを模索しました。
今回はエログロさを表現する必要があったので、通常の「無双」シリーズよりはリアル寄りになっています。
ただ、そうするとレーティングの壁との戦いになりまして(笑)。
刺激的なビジュアルにはなっているので、原作やアニメを好きな方でも楽しんでいただけると思います。
──アクションゲーム化するうえで、キャラクターのアクションはどのように追加をされましたか?
鯉沼氏:「無双」なのでオーバーアクションで気持ちよくプレイできることを意識しています。
もちろん、原作のリアルな動きとのバランス調整は話し合いながら決めていきました。
結果、それぞれのキャラクターが持つ雰囲気を壊さない範囲で、オーバーアクションをして爽快にプレイできるようにしています。
──原作ではバトルマップという概念はありませんでしたが、マップのデザインは苦労されましたか?
鯉沼氏:まず、原作のシーンを再現するために設計図を考えて作りました。
平面図を作成して、描きたいシーン、遊ばせたいシステムの流れを作って決めていく感じです。
ビジュアルの雰囲気は原作のどの篇をやるかにより、その時代背景やカラーなどを元にデザインしています。
──音楽にもとても重厚さを感じたのですが、こだわりはありますか?
川合氏:「黄金時代篇」では相手が人なので、ヨーロッパの作曲家でワーグナーなど軽快で勇ましいような音楽を参考にしています。
使徒が降臨してからの世界では重厚に、怪しい雰囲気を醸し出した音楽ですね。
──ゲーム1作で、2作分楽しめるような雰囲気のちがいがありますね。
鯉沼氏:非常に長いスパンの原作を描いていますので、そうしたちがいは楽しんでいただけると思います。
──最後に、ファンの方へ向けたメッセージをお願いします。
鯉沼氏:『ベルセルク無双』は、いよいよ10月27日に発売となります。
この作品ではアニメ映画三部作・現在放映中のアニメに加え、その先のストーリーも描いた壮大なゲームです。
是非楽しみにお待ちいただければうれしいです。
──本日はありがとうございました。