会津鉄道、3DSゲームソフトに 列車運転体験
会津鉄道の列車の運転が立体映像で体験できるニンテンドー3DS向けのゲームソフト「鉄道にっぽん!路線たび会津鉄道編」が発売され、地元や鉄道ファンの間で話題となっている。
発売しているのはゲームソフトの開発会社ソニックパワード(名古屋市)。
全国のローカル線でソフトを作っているが、東北の私鉄が舞台となるのは初めて。
会津鉄道は、沿線の観光スポットで列車を減速させるなど独自の運行方法を採用しており、変化に富んだ運転が楽しめることから舞台に選ばれた。
運転席にモニターを備えた「AT―700形」とイベント列車「お座トロ展望列車」の運転が可能。
西若松―会津高原尾瀬口駅間で実写収録した映像が使われ、紅葉が美しい秋の鉄道の旅が楽しめる。
各駅停車と長距離を走る快速の両方の運転を体験できる。
会津鉄道編から「観光走行モード」が採用されており、乗客の乗り心地を考えたり、絶景ポイントでの徐行運転や臨時停車など、観光客の気持ちを考えた運転もできる。
同市の鶴ケ城や芦ノ牧温泉駅の2代目名誉駅長ネコ「らぶ」など、沿線の観光施設や話題のスポットなどを紹介する内容も入っている。
ソニックパワードの担当者は「ゲームで体験して実際に足を運ぶきっかけになればうれしい」と話している。
問い合わせは同社(電話052・332・7880)へ。