トレーラーから読み解く2017年最大の期待作「レッド・デッド・リデンプション2」
待ちきれない、待ちきれない。
プレイステーション 4/Xbox One向けに2017年秋に全世界同時発売される「レッド・デッド・リデンプション2」。
10月にトレーラーが公開されてから、次の情報がこないまま年が変わろうとしている。
トレーラーからは広大で、美しく過酷な“ワイルドウェスト”が垣間見える。
もう今すぐあの世界に飛び込みたい。
どこまでも、どこまでも馬で走っていきたい……。
今回は、現在の最大の情報源であるトレーラーのシーンを今一度細かく見つめ、ゲームへの期待を高めていきたい。
トレーラーを解説する前に、少しだけ前作「レッド・デッド・リデンプション」に触れておこう。
前作は真っ正面から“西部劇”を扱った作品だった。
「グランド・セフト・オート」シリーズを手がけたロックスターらしく、そのストーリーテリングは一流で、ただの痛快娯楽劇ではなく、まさに“開拓時代”が終わりを告げようとする中での、「最後のガンマン」の活躍を描く作品だった。
20世紀初頭、無秩序な、無法者達の天国である西部は終わろうとしていた。
連邦政府はアメリカに法を浸透させるための手段として、無法者の排除を計画していた。
政府は元ギャングの主人公ジョンをコマとして使い、彼の家族を人質に取って、かつての仲間のビルを追わせたのだ。
ジョンとビルの戦いの舞台は舞台は西部から動乱のメキシコまで拡大し、無法者の天国は“時代”という波に押しやられていく……。
「レッド・デッド・リデンプション」は馬で荒野を駆け巡る楽しさはもちろん、列車強盗や、駅馬車の護衛、保安官の手伝いや、牛を追うカウボーイもできる。
映画で描かれる“西部劇”をたっぷり楽しめる作品になっている。
「レッド・デッド・リデンプション」はPC版が存在せず、PS3版かXbox 360版もしくはXbox One版がある。
前作をプレイして期待を高めるのも良いだろう。
さて、トレーラーの解説へと移ろう。
冒頭は西部の豊かな自然が描かれる。
平原、山間、そして牛の頭蓋骨が飾られた農場に、森林地帯。
ヘラジカやイタチ、白鷺といった野生動物の姿が確認できる。
草の表現や、樹木、様々な地形など、「この世界を歩けるのか」という期待感がわき上がる。
そして森の中のキャンプ風景。
星空の美しさに目が奪われる。
のどかな農場風景、川を渡るカヌー、そしてバイソンの群れを追い抜く蒸気機関車と、徐々に人の姿、時代と文明の描写が多くなっていく。
そして“街”が描かれる。
これまでとは全く違う、猥雑で整理されていない西部ならではの街。
路上の汚さ、ぬかるみ具合がリアルで、ここでも圧倒的なグラフィックス表現にうならされる。
そして牛の群れを前に馬に乗るカウボーイ。
コンドルと野良犬が獲物を取り合うシーンを経て、謎の人物のセリフが挿入される。
「よく聞け、逃げる時は、なりふり構わず逃げるんだ」。
不吉なセリフと共に描写されるのは炎に包まれる農場と、1人の男。
どのような物語が展開するか、グッと興味が惹かれる。
そして最後は覆面をつけ銃を片手に馬で疾走する7人の男。
覆面は砂埃の多い荒野を走るのに使われるが……画面から伝わる雰囲気は獲物に襲いかかる強盗のようにも見える。
7人という人数は公開されているイラストに描かれる人物とも一致している。
今回は7人の主人公による盗賊団の物語になるのか?燃える農場はどのような意味があるのか?想像を始めると本当に本作が発売されるという“秋”が待ち遠しい。
2017年の大きな期待作となる「レッド・デッド・リデンプション2」。
続報を大いに期待したい。
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