〔東京株式〕7日ぶり小反落=過熱感を警戒(20日)

日経平均株価は前日比41円42銭安の1万6681円89銭、東証株価指数(TOPIX)は0.64ポイント安の1330.75と、ともに7営業日ぶりに小幅反落した。
買い材料に乏しい中、前日までの大幅高で相場の過熱を警戒する雰囲気が強まり、売りがやや優勢となった。
出来高は18億6441万株。
小幅続伸。
DNAチップが大幅高で、ヨネックス、ローツェも値を飛ばした。
半面、アサヒインテックは甘い。
出来高4164万株。
堅調。
出来高105万株。
▽任天堂急落が影響
朝方から買いが手控えられる中、輸出関連株を中心に売り物が優勢となり、日経平均株価は大引けまで前日比マイナス圏で推移した。
為替の円安・ドル高進行の一服、前日の欧州株安や原油先物相場の軟化に加え、これまで連日の大商いを演じてきた任天堂株が急落したため、「市場全体に冷や水が浴びせられた形になった」(中堅証券)という。
ただ、売りを急ぐ流れにはならず、含み益のある銘柄を売って当面の利益を確保する投資家が多かったとみられる。
「日銀が28、29日の金融政策決定会合で追加金融緩和を決める」(別の中堅証券)との期待も相場を下支えした。
このため、20日の株価下落について、市場では「上昇局面の踊り場」(同)と受け止める声が聞かれた。

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