任天堂、マリナーズ株を660億円で売却 新事業に注力
ゲーム機大手の任天堂(京都市)は、筆頭オーナーだった米大リーグ球団シアトル・マリナーズの所有権について、一部を残して22日までに売却した。
売却額は6億6100万ドル(約660億円)。
売却による利益や業績への影響は確認中だという。
任天堂は4月、所有権を10%だけ残してほかのオーナーに売却する方針を発表した。
米大リーグ機構の承認が得られたことで、売却手続きが進んだ。
球団が経営難に陥っていた1992年、任天堂の当時の社長だった故・山内溥(ひろし)氏が個人で所有権を買って筆頭オーナーになった。
2004年8月に任天堂の米国子会社が、山内氏の持ち分を約6700万ドル(約70億円)で取得していた。