〔東京株式〕底堅く推移(22日前場、続き)☆差替
前日の米主要株価が反落したほか、外国為替市場で円高・ドル安が進み、下押し圧力となった。
日経平均株価は一時、前日比202円安まで下げ幅を広げた後は、1万6600円台で底堅く推移した。
直近の連騰を背景に高値警戒感や過熱感が強く、反落が予想されていた。
日経平均の25日移動平均線とのかい離率は21日時点で6%に上り、市場関係者は「過熱感を冷ます動きがいつ出てもおかしくない」(銀行系証券)と話していた。
直近進んだ円安の一服は重しになった。
黒田東彦日銀総裁の「ヘリコプターマネー政策」を否定する発言が英BBCラジオで放送されたことをきっかけに、一部に盛り上がっていた思惑がしぼんだ。
ただ、財政・金融政策期待が支えになっているほか、ポケモンGOの配信がスタートし、任天堂株に買いが集まっている。
午後も活況ムードが続けば、下げ幅は限定的になりそうだ。