PS4 Proの換装需要で大容量SSDが枯渇気味に
先週末の「週末アキバ特価リポート」には、少し不自然なPOPがあった。
Crucialの「MX300 SSD」シリーズの特価をまとめたパソコンSHOPアークのPOPだ。
275GBモデルから2TBモデルまで並んでいるが、間にあるはずの1050GBモデルが見当たらない。
同店は「1050GBモデルは11月に登場したPlayStation4 Pro(以下、PS4 Pro)の換装用として購入する人が多く、特価に回せなくなったんですよ」と話す。
PS4 Proはシリーズで初めてSATA 3.0に対応したが、内蔵する1TBの2.5インチHDDはSATA 2.0タイプともいわれている。
それをSATA 3.0タイプのSSDに換装することで、劇的な速度アップを図る動きがにわかに高まっているそうだ。
「SSDならエントリーシリーズでも十分に速くなりますし、1TB級なら3万円以下から探せるので人気が集中しています。
2TBのSATA 3.0 HDDやSSHDを狙っている人も少なからずいそうですね」(同店)。
そうした需要があるなか、Western DigitalからはSanDiskブランドのエントリーSSD「SSD PLUS」の960GBモデルが登場している。
税込み価格は2万6000円前後。
もちろんSATA 3.0接続で、シーケンシャルリード最大535MB/秒、同ライト450MB/秒となる。
TSUKUMO eX.は「初登場ながら同容量帯で最安クラスなので人気が出そうですね。
SanDiskという信頼性もありますしね」とヒットを期待していた。
Western Digitalからは、ほかにもエントリーSSD「WD Green」シリーズに属する240GBと120GBの2.5インチモデルとM.2モデルが売り出されているが、どこのショップでも注目株に挙げるのはSSD PLUS 960GBモデルだった。
●光モノが豊富! 側面が光るCPUクーラーやZOTACのSLIブリッジが登場!
先週は光モノ関連の新製品も多かった。
CPUクーラーで目立っていたのはLEPAの「LPANL12」。
12cmファンを1基つけたサイドフロータイプで、フィンの左右側面に棒状のLEDライトを9本走らせている。
光のパターンは付属のワイヤレスリモコンで変えられる仕組みで、16色から選べる。
税込み価格は9000円弱だ。
ドスパラ パーツ館は「光る場所もパターンの設定方法もユニークなモデルですね。
一風変わった光源を求める人には面白いクーラーだと思います」と評価していた。
LEDをあしらったSLI HBブリッジも2メーカーから登場している。
ZOTAC「SLI HB Bridge」シリーズは、フロントに白色に光るロゴをデザインしたシンプルな外観で、2/3/4スロットスパンの3タイプがある。
税込み価格はいずれも5000円弱だ。
MSIの「2WAY SLI HB BRIDGE SILVER」は、9月に登場した「2WAY SLI HB BRIDGE」のカラーバリエーションモデル。
税込み価格は3スロットスパンのMサイズが4300円前後、4スロットスパンのLサイズは5400円前後となる。
パソコンSHOPアークは「SLI HBブリッジもだいぶバリエーションが増えてきましたね。
見た目も強く意識したモデルが選べるのが楽しいですね」と話していた。
●前面まで強化ガラスの透明ケース「Crystal 460X」がデビュー!
光モノパーツが光る舞台となるPCケースにも注目株が登場している。
CorsairのATXミドルタワーモデル「Crystal 460X」で、税込み価格は2万円前後だ。
左側面と前面に強化ガラスパネルをあしらっているのが最大の特徴となる。
フロントに14cmファン3基、天面に14cmファン2基、背面に12cmファン1基が付けられる仕様で、標準ではフロント中央と背面に1基のファンを搭載している。
サイズは220(幅)×440(奥行き)×464(高さ)mm。
入荷したTSUKUMO eX.は「10月に登場した『HD120 RGB』などを組み込ませる気バリバリのケースですね。
フロントまでしっかり光るので、響く人は多いんじゃないでしょうか。
背面や天面に自然なエアフローで排気できるので、ハイエンド構成でも安定して動作しそうなところも見逃せません」と高く評価していた。
Crystal 460Xと並んで同店が今後の定番候補に挙げていたのは、クーラーマスターの「MasterBox 5」だ。
税込み価格は1万2000円弱。
フロントメッシュのATXタイプで、410mmの拡張カードや360mm長のラジエーターが組み込めるスペースを確保しながら、220(幅)×500(奥行き)×475(高さ)mmに抑えているのがポイントだ。
「右側面のスペースも十分広くてケーブル整理しやすく、パネルもこの価格帯としては結構厚いです。
フロントの使い道も広くて、見れば見るほど穴がないんですよね。
できれば背が低いケースがほしいという人は多いので、総合力で売れ続けるポテンシャルを感じますね」とほめちぎっていた。
●Apple Watch専用のモバイルバッテリー「POWERBANK FOR APPLE WATCH」が話題に
その他のアイテムで話題を集めていたのは、蘭ZENS社の「POWERBANK FOR APPLE WATCH」だ。
税込み価格は7000円前後。
40(幅)×40(奥行き)×31.5(高さ)mmのキューブ状ボディーに1300mAhのバッテリーを内蔵しており、Apple Watchを3回フル充電できる。
Apple Watchは38/42mmサイズのどちらにも対応し、バッテリーの上に置くだけで給電できる仕組みだ。
Appleによる「Made for Apple Watch(MFi)」認証を取得済み。
入荷したテクノハウス東映は「Apple Watchをお持ちの方にはものすごく便利なアイテムだと思います。
ちょっとした出張ならコレをカバンに入れておくだけで安心できるでしょう。
Apple MFi認証品というところも人気を後押ししてくれると思います」と話していた。