「ポケモンGO」、日本国内アプリDL数首位に

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スマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」の日本での配信が22日、始まった。

米調査会社によると、日本国内でのアプリ(スマホ向けソフト)のダウンロード数ランキングで首位となった。
スマホを手にした「歩きスマホ」の人たちが街中で多く見られ、政府や自治体、警察などは安全にゲームを楽しむよう注意を呼びかけた。

日本は36か国目の配信で、アジアでは初めて。
午前10時頃から配信が始まると、ダウンロードが集中し、一時、サイトにつながりにくい状態になった。
大きなトラブルはなかった模様だ。

ポケモンGOは、任天堂などが出資する「ポケモン」社と、米グーグルから独立した米ゲーム新興企業「ナイアンティック」社が共同開発した。
自分の位置を確認できる全地球測位システム(GPS)やカメラ機能を使い、地図に示される場所を探してポケモンを捕まえたり、対戦したりする。
アプリは無料だが、ポケモンが捕まえやすくなる有料の道具もある。

ジャパンエキスポといえば、マンガ、アニメ、コスプレというイメージなのではないだろうか?来場者アンケートを見ても確かに半数近くがこれらのために来たと答えており、その2ではこのジャンルのイベントを中心にレポートしたい。

■ゲーム□増田順一氏のトークショー
ポケットモンスター(ポケモン)生みの親ともいえる増田氏。
フランスでもポケモンは絶大な人気で、増田氏の登場は熱狂的に迎えられた。
ジャパンエキスポ内でも一番大きなイベント会場の椅子席は満席。
座れなかった多くの人たちは、その後ろで直接地面に座っていた。
2016年はポケモン20周年ということで、大勢のポケモンとともに増田氏が登場すると、客席から盛大な拍手と歓声が沸き起こった。

増田氏からは、ポケモンがどのようにして生まれたのか、年月を重ねるに連れてキャラクターがだんだんとおとなしくなってきているといった話があった。

そのあとはポケモンとフランスとのかかわりに関する思い出話をした。
イギリスからフランスのリオンに一人で向かったときに、ツイッターを見たファンが大勢集まってくれ、リオンでは皆で一緒に楽しく過ごしたことや、「ポケモンX・Y」の舞台はフランスだが、たとえばフランスのヴェルサイユ宮殿の庭やモン・サン・ミッシェルがどのような形で「ポケモンX・Y」に出てくるのかを写真を使って紹介した。

さらに、フランス人ポケモンYouTuberのNewtiteuf氏が登場。
盛りだくさんの内容に、会場が大いに盛り上がった45分間だった。

□「DDR Belgium」のイベント
ダンス系ゲームソフトを提供するDDR Belgiumによるイベント。
選ばれた人たちが映像に合わせてひたすら踊る。
ステージにいる人たちだけでなく、観客たちもかなり真剣に一緒に踊っていた。

DDR Belgiumのブースでは、来場者がインストラクターと終日に渡って踊る姿が見られた。

□シオカラーズ ライブ
シオカラーズはWii Uソフト「Splatoon」に登場するイカの姉妹アイドル。
AIといい、バーチャルアイドルはフランスでもかなり人気があるようである。

映像とミュージシャンによる生演奏によるコラボレーションに、観客は映像の動きに合わせて歌い、踊り、ペンライトを振りまわす人が多数。
最初から最後まで盛り上がった。

演奏終了後も「Ayo!」「Oly!」(キャラクター名が日本とは違う)と呼びかける声が多く聞こえた。

ジャパンエキスポ内でもゲームエリアは一番盛り上がっていたところ。
バンダイ、任天堂、プレイステーション、スクウェア・エニックスなどのブースを中心に、新旧問わず、さまざまなゲームを楽しめるということで、ほとんどのコーナーでは順番待ちの列ができていた。

■コスプレ
ジャパンエキスポといえばコスプレを抜きには語れない。
会場のあちらこちらにコスプレイヤーが出没し、誇らしげな姿が写真に収められていた。

そんなコスプレイヤーたちのトップを決めるのが「ECGシーズン6」である。
欧州の16か国から選ばれたコスプレイヤーたちが競い合った。

今年の審査員はタイ、韓国、フランス、アメリカなどから来た有名コスプレイヤーたちであった。

欧州から選ばれたコスプレイヤーたちは、衣装やメイクはもちろん、小道具まで入念な準備をして登場。
ゲームやアニメ、童話などからヒントを得たストーリーを数分間という限られた時間の中で発表。
イベント会場で最も大きな会場に集まった約1万5000人の観客がそれを熱狂的に応援していた。

1時間半にわたるショーのあと、審査員の間で協議が重ねられ、約1時間半後に結果が発表された。
結果はソロ部門、グループ部門、ともにフランスが優勝!
■マンガ
フランスでも日本のマンガは大人気。
マンガ販売ブースはどこも大盛況だ。

「聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話」から作画を担当した手代木史織氏やアニメ版のキャラクターデザインの岩佐裕子氏、監督の鍋島修氏、そして「FAIRY TALE」の真島ヒロ氏のサイン会は先着順または抽選だったので、サイン会の受付には、朝から長蛇の列ができていた。

□FRENCH TOUCH
マンガエリアのなかでも、記者の興味を引いたのはFRENCH TOUCHというコーナー。
ここにはフランスで活躍するマンガ家の作品を展示していた。

作品を見ていたフランス人に話を聞くと「フランスでは昔からバンデシネはあったけれど、日本のマンガのようなものはまだまだこれから。
でもどんどんよいマンガ家が育ってきているよ!」とのこと。

ちなみにバンデシネとはフランス・ベルギーを中心としたヨーロッパのマンガのことで、大判でフルカラーが多い。
日本のマンガは感情移入がしやすいよう、物語性が強いのに対し、バンデシネはもっと客観的にストーリーを描くようだ。

□真島ヒロ氏とレノ・ルメール氏のマンガ対決
ジャパンエキスポに特別招待された真島氏と、フランス人マンガ家のレノ・ルメール(Reno Lemaire)氏とのマンガバトルが敢行された。
真島氏いわく「日本ではこんなイベントは考えられない!」。

なお、ルメール氏はフランスの有名なマンガ家の一人であり、一番有名な作品が少年マンガの王道を行くような「Dreamland」である。

この二人が舞台に登場すると、会場からは割れんばかりの拍手が沸き上がった。
真島氏とルメール氏の名前が観客から交互にコールされ、2人の人気の高さがうかがえた。

そして早速始まったマンガバトル。
第1ラウンドのテーマは「サッカー」。
第2ラウンドのテーマは「少女」。
そして第3ラウンドのテーマは「それぞれの作品の主人公」であった。

興味深かったのは、第2ラウンドで真島氏が「FAIRY TALE」に登場する少女たちを描いていたとき、ルメール氏が自身の作品そっちのけで頻繁に見に来ていたこと。
のちに、ルメール氏が大変な勉強家で努力家であると真島氏が言っていたが、ルメール氏はこのときとばかりに真島氏の描き方を研究していたようであった。

なお、勝負の結果は予想通りの引き分けであった。

マンガ対決のあとは、「Dreamland」「FAIRY TALE」ともに発売から10年ということで、それを祝うケーキが登場。
両作家がお互いに肩を組んで喜び合っていた。

最後に「よいマンガ家とは?」という質問が司会者から投げかけられると、ルメール氏は「制作に情熱を持ち、そして努力を惜しまない人。
フランスはまだ日本のようにマンガを効率よく制作できる環境にないが、少しずつそうなっていくように、今後も努力を続けていきたい」と希望を述べた。

真島氏は「努力する人。
ファンの読みたいものを描ける人。
エンタテイメントをよく分かっている人。
道具一つとっても限られた環境のなか、がんばっているフランス人マンガ家の作品をたくさん見たし、ぜひ日本で紹介したいと思う作品も多くあった」と話した。

バトルとはいえ、終始和やかなムードのなかでイベントは終了した。
最後に司会者がステージ近くに来てもよいと言うと、観客たちが押し寄せて大変なことに!ファンたちからの「作品をちょうだい!!!」という声のなか、二人はステージを後にした。

■模型・ロボット、グッズ□模型・ロボット
日本人の模型製作者の手元を画面に映しながら、模型作りのコツとポイントを指南するイベントがあった。
家で見返すつもりなのか、熱心にビデオを撮っている人が多くいた。

模型作りの実演・体験をするブースも出ており、横にはロボットも並んでいた。

□グッズ
ジャパンエキスポに来る人たちの大きなお目当ての一つは、マンガそしてグッズの購入だ。

来場者の一人に話を聞いたところ、パリ以外だと、フランスでマンガやグッズを買えるのはネットしかないとのこと。
1年に1度ジャパンエキスポに来ると買いたいものがあり過ぎて、予算をオーバーしすぎないように気を付けるのが至難の業ということだった。

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