「Wii U」が今週にも生産終了というウワサは本当? 任天堂「事実ではありません」

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任天堂の「Wii U」が今週にも生産停止になるとのウワサが拡散している。
任天堂は「事実ではない」とこれを否定した。

ウワサの元となったのは海外の情報サイト「Eurogamer.net」。
それを国内の情報サイトが引用する形で伝え、まとめサイトやSNSで拡散した。

「Wii U」は2012年に発売され、2016年9月末時点で1336万台を販売する家庭用ゲーム機。
「スーパーマリオメーカー」や「スプラトゥーン」などのゲームタイトルは合計9235万本販売されている。
10月13日には「ペーパーマリオ カラースプラッシュ」が出たばかりで、2017年には「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」の発売を控えている。
そんな中で出た生産終了のウワサだが、3月にも日本経済新聞の記事を発端に、年内生産終了とのウワサが拡散していた。

生産終了の根拠の1つとなったと思われるのが10月20日に新映像も公開され、「NX(開発コードネーム)」と呼ばれていた2017年3月予定の任天堂の新ゲーム機「Nintendo Switch」。
4月27日の任天堂の決算会見において君島達己社長により「Nintendo Switch」(当時は「NX」)の生産に注力するために「Wii U」の生産を「18年3月期に終える可能性がある」との発言もあった。
ウワサの元となった記事では複数の情報源を元にしたと伝えている。

「今週にはWii Uが生産終了する」とのウワサについて任天堂の広報担当者は「継続して生産していくのに変わりはない」とコメント。
記事にある複数の情報源が何なのかは推測できないため、「どういう経緯で記事になったか分からないが」と前置きしつつ、「事実ではない」とあらためて否定した。
「『Nintendo Switch』が発売される予定があるとはいえ、(Wii Uの発売を予定しているタイトルもあり)生産は続ける予定です」と取材に答えた。

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