『真田丸』人気がゲームに波及 『戦国無双』シリーズ初の試み「大河ドラマを描く」
コーエーテクモゲームスのタクティカルアクションゲーム『戦国無双〜真田丸〜』(23日発売予定PS3、PS4、PS Vita用)完成発表会が18日、都内で行われた。
NHKで放送中の大河ドラマ『真田丸』(毎週日曜後8:00総合ほか)の協力を得ながら完成した同作について、同社の鯉沼久史社長は「今までは合戦を中心に描いてきましたが、今回は『戦国無双』で大河ドラマを描くことに挑戦してみました」とアピールした。
同作は、戦国時代を舞台に様々な武将を操作して、敵を倒していく人気ゲームシリーズ『戦国無双』の最新版。
今回はシリーズ初の試みとして、真田幸村ひとりにスポットを当て、合戦以外の場面を描いた新要素「城下町」などを搭載し、父・真田昌幸の時代から大阪の陣にいたるまで、幸村の48年間の生涯を描く。
3Dマップ監修として、大河ドラマに参加しているゼネラル・プロデューサーのシブサワ・コウ氏は「一昨年くらい前に、大河ドラマのプロデューサーの方から『信長の野望』シリーズで使われている、戦国3Dマップを使いたいとの連絡があって、非常に感激しました。
ゲーム業界で培ってきた映像表現の技術が、テレビの世界でお役に立てることがとてもうれしかったです」としみじみ。
今回のゲーム内にも、シブサワ氏監修による「フル3D全国一枚マップ」を採用。
さらに、初回特典にはドラマ内での幸村の衣装を再現した「赤備え」でのプレイも可能となっているなど、歴史好きにはたまらない内容となっている。
シブサワ氏は「NHKさんの『真田丸』の地図を監修したことがご縁になって、NHKさんとの協力関係に基づいてこのゲームが完成しました。
ドラマが盛り上がる時期に、真田の一生をプレイしていただけたら…」と言葉に力を込めていた。
発表会にはそのほか、ゲームで真田幸村の声優を務めた草尾毅、茶々役の高野麻里佳、三枝修プロデューサーらも登壇した。