『ポケモン サン・ムーン』年末年始は通信対戦で熱いバトルを!(育成の実践編)
『ポケットモンスター サン・ムーン』(以下『ポケモン サン・ムーン』)における通信対戦(対人戦)の楽しさをお伝えする本企画、第3回となる今回は具体的な育成の実践編をお届けします。
『ポケモン サン・ムーン』年末年始は通信対戦で熱いバトルを!(バトルの楽しさ編)
http://www.inside-games.jp/article/2016/12/31/104472.html
『ポケモン サン・ムーン』年末年始は通信対戦で熱いバトルを!(基礎システム編)
http://www.inside-games.jp/article/2016/12/31/104472.html
◆「バトルツリー」を目指そう
さっそく通信対戦で一緒に戦うポケモンを育成!……する前に、まずポニ島にある「バトルツリー」を目指しましょう。
ポニの古道にストーリー中では入れなかった場所がありましたが、そこから奥を目指していくとたどり着くことができます。
バトルツリーでは、実際の通信対戦に近いバトルを体験することができます。
ひとまずはここでバトルの予行練習をしつつ、バトルポイント(BP)を稼ぐといいでしょう。
BPは通信対戦で使えるさまざまなアイテムと交換できます。
◆「ケーシィ」と「メタモン」を捕まえよう
■ケーシィについて
続いては、メレメレ島にいるケーシィを捕まえましょう(分布については上記QRコードをスキャンしてご覧ください)。
捕まえ方は深く考えなくて良いですが、捕まえたあとに特性が「シンクロ」であることを確認する必要があります。
シンクロという特性は通常の効果のほかに、「シンクロ持ちのポケモンが手持ちの1番目にいると野生のポケモンが同じ性格になりやすくなる」という隠れた効果で、これがかなり重要です。
■メタモンについて
続いて、ウラウラ島にいる「メタモン」を捕まえましょう(同じく分布はQRコード参照)。
なお、メタモンは出現率がやや低いようです。
◆ポケモンのたまごを見つけてみよう
ポケモンが準備できたら、続いてはアーカラ島の「ポケモン預かり屋」へ向かいます。
ここはポケモンを2匹まで預けることができ、そのポケモン同士の相性が良ければ「タマゴ」を見つけてくれるという施設なのです。
先ほどのケーシィとメタモンを預けてしばらく歩き回っていると、外にいるポケモンブリーダーからタマゴをもらうことができ、そのタマゴを連れて歩くとケーシィが生まれます。
ひとまずはこれを繰り返し、20匹ほどケーシィを孵化させてみましょう。
■孵化のポイント
●「ほのおのからだ」のポケモンを連れていく
「ほのおのからだ」という特性には隠し効果があり、この特性を持っているポケモンを連れているとタマゴを孵すのに必要な歩数が減っていきます。
この特性を持っているのは「ブビィ」や「ヒノヤコマ」など、どちらもヴェラ火山公園に生息しています。
●ぐるぐる回りやすいポイント
上記画像の箇所に入り、ケンタロスライドでダッシュをしながらぐるぐる回ると歩数をものすごく稼げます。
そのためタマゴがあっという間に孵るのです。
また、預かり屋のポケモンブリーダーに当たるように走り続ける方法なども存在するので、好みのやり方を探してください。
●片手で“ながら孵化”
「ずっとダッシュしているのは面倒……」という人におすすめなのがムーランドライド。
スライドパッドをぐるぐる回しているだけで歩数を稼げるうえ、オプションで「L=A」をオンにすると左手だけでタマゴの受け取り、孵化ができるようになります。
●「ポケリゾート」で待つだけの孵化
「ポケリゾート」の中にある「ぽかぽかリゾート」という場所にタマゴを預けると勝手に温めてくれます。
歩いて孵化させるより時間はかかるものの、ただ預けておくだけなので時間のない方には特におすすめです。
◆産まれたポケモンをジャッジしてみよう
ある程度のケーシィが生まれたら、一度バトルツリーへ戻りましょう。
一定数のポケモンのタマゴを孵してからここにいる男に話すと、パソコン内のボックスでジャッジができるようになります。
ジャッジをするとポケモンの「生まれながらに持っている能力」がわかるようになります。
これはポケモンそれぞれが持っている固有の能力差で、なるべく高いほうが良いのです。
本作ではこの能力を後天的に変える方法もあるものの、兎にも角にもジャッジを見れなければ高いか低いかすらわからないので、きちんと確認できることが重要になってきます。
◆強い「ギャラドス」を育ててみよう
これで強いポケモンを作り始める前準備は完了です。
続いては実際に強い「ギャラドス」を育ててみましょう。
■目当ての性格のコイキングを捕まえる
まずは目的の性格をしたコイキングを捕まえて仲間にしましょう。
今回は「ようき」のギャラドスを育てたいので、同じ性格のケーシィ(特性はもちろんシンクロ)を手持ちの先頭に加えます。
もし、ようきなケーシィがいなかったらもう少し孵化しましょう。
適当に戦闘してケーシィをひんし状態にし、その後コイキングと遭遇し捕まえます(2匹目にみねうちなどを覚えているポケモンを配置しておくと楽に捕まえられます)コイキングを捕まえたら性格をチェック。
シンクロを使っても性格が目当てのものでない場合もあるのできちんと確認します。
■より強いメタモンを捕まえる
続いて「生まれながらに持っている能力」が高いメタモンを捕まえます。
この手順はなかなか大変なので、もし既に通信対戦を遊んでいるポケモントレーナーの友人などがいたら、能力の高いメタモンを譲ってもらうほうが良いかもしれません。
●準備する道具・ポケモン
・ビビリだま(数十個):各地のショップで購入可能
・タイマーボール(数十個):各地のショップで購入可能
・ヒメリのみ:2番道路などで拾える、数十個ほどあるとよい
・ヤブクロン:ウラウラ島のはずれの岬で捕まえて仲間に
・スリーパー:ポニ島のポニの広野で捕まえて仲間に
・「みねうち」を覚えた高レベルのポケモン:なんでもよい
●事前準備
・ヤブクロンの技を忘れさせ「リサイクル」だけにする
・スリーパーに「すりかえ」を思い出させ、ヒメリのみを持たせる
・手持ちの先頭をヤブクロンにして野生のメタモンと遭遇する
●戦闘に入ってからの手順
・1ターン:ビビリだまを使い、メタモンをヤブクロンに変身させる
・2ターン:スリーパーに交代
・3ターン:すりかえを使い、ヤブクロンになっているメタモンにヒメリのみを渡す
・4ターン:高レベルポケモンに交代
・5ターン:ヤブクロンになっているメタモンにみねうちし、HPを1にする
・6ターン以降:メタモンが仲間を呼んだら、その呼ばれたほうを何度も倒す
元のメタモンは倒さず、仲間を呼ばなかったらビビリだまを使い続け待つ
この方法で何度も仲間を呼ばせると、出てくるメタモンの「生まれながらに持っている能力」が高くなります。
呼ばれた仲間を30体以上倒したら、次にメタモンが呼ばれるのを待ってから最初のメタモンを倒し、最後に出てきたのを捕まえましょう。
この方法で捕まえたメタモンをジャッジすると、かなりの能力を持っていることがわかります。
同じ手順を繰り返して2〜3体ほど捕まえ、こうげき・ぼうぎょ・とくこう・とくぼう・すばやさが「さいこう」と評価されるメタモンを揃えましょう(一匹ですべてを補う必要はなく、複数のメタモンでそれぞれの能力を持ち合わせていればOKです)。
■強くなるよう孵化させていく
さて、いよいよコイキングの孵化に取り掛かります。
コイキングに「かわらずのいし」を持たせ、メタモンに「あかいいと」を持たせて預かり屋に預けます。
かわらずのいしを持ったポケモンは、タマゴを作る際に子に性格を受け継ぐことができます。
一方のあかいいとは、両親の「生まれながらに持っている能力」を引き継ぎやすくなります。
どちらもアーカラ島のロイヤルドームでBPと交換することが可能です。
いくつかタマゴを孵化させたら、ジャッジで能力をチェック。
今回は“とくこう以外がさいこう”になっていれば良いのですが、いきなりそうはなりません。
前述のように、ポケモンの孵化は親から能力を受け継ぎます。
つまり、親のこうげきが低ければ子も低くなりやすいのです。
なので、親からさいこうの能力を2〜3ほど受け継いだらそのポケモンを今度は親にし、足りない能力を持ったメタモンと掛け合わせていきます。
こうすることで、“とくこう以外がさいこう”のコイキングが完成。
続いてはこのコイキングを鍛え上げていきます。
◆「基礎ポイント」を上げる
ポケモンの「つよさをみる」を選んだ際にYボタンを押すと、能力値ではないほかのグラフを見ることができますが、これは「基礎ポイント」を示すものです。
(光っているのは基礎ポイントが最大になっている証です。
)
基礎ポイントは、ポケモンがバトルなどで努力した際に手に入れるポイントで、これによっても能力が上昇していきます。
ただし各能力に振れる基礎ポイントは252までで、全体では510までという上限が設定されています。
(これは能力の実数値にそのまま入るわけではなく、レベル50時には約1/8の数が能力値にプラスされます。
)
●「タウリン」などを使う
ウラウラ島にあるホクラニ岳のフレンドリィショップでは、「タウリン」「ブロムヘキシン」など基礎ポイントを上げるアイテムを買うことができます。
これらはひとつ使うたびに該当の基礎ポイントが10あがります。
ただしこのアイテム、ひとつの能力につき基礎ポイントを100までしか上げられません。
そのため、どちらかというと上級者が調整のために使うアイテムといったところになります。
●ポケリゾートでお手軽に育成
ポケリゾートにある「わいわいリゾート」でも基礎ポイントを上げることが可能です。
最大まで開発した状態でポケモンたちを63回遊ばせると、飲ませたジュースに該当する能力の基礎ポイントが252になります。
1回遊ぶごとに4基礎ポイントが入る(最大まで開発した場合)ので、細かい調整も可能。
時間がかかるのはネックですが、設定しておけばあとはおまかせになるのでとても楽になります。
●バトルをする
基礎ポイントは相手のポケモンを倒すことでも獲得することができます。
戦って基礎ポイントを手に入れる場合、野生のポケモンに仲間を呼ばせて倒すとより効率が良くなるのも特徴です(学習装置による経験でも基礎ポイントは入ります)。
この場合、「ポケルス」が重要になります。
ポケルスはポケモンの成長を促進するもので、手に入る基礎ポイントを倍増するという特殊なものです。
自然発生の確率は低いので、知人・友人にポケルスに感染しているポケモンを分けてもらいましょう。
また、「パワーウエイト」などパワー系アイテムも重要です。
これをポケモンに持たせていると手に入る基礎ポイントが増加するうえ、ポケルスとあわせると効果が倍増します。
そして、HPであれば「アマカジ」、こうげきであれば「ヤングース」、ぼうぎょであれば「カラカラ」、とくこうであれば「コダック」、とくぼうであれば「メノクラゲ」、そしてすばやさであれば「オニスズメ」など、該当するポケモンに仲間を呼ばせつつ複数倒していくだけで基礎ポイントが溜まります。
■基礎ポイントの振り方
前述のとおり、基礎ポイントには上限があります。
どのように振り分けるか重要ですが、ひとまずはふたつの能力にすべて振り分けるように考えましょう。
物理技をメインにするのであれば、こうげきとすばやさに。
特殊技をメインにするのであれば、とくこうとすばやさに252にずつ振り分けます。
中にはすばやさがかなり低いポケモンもいるので、その場合はすばやさではなくHPに252振りましょう。
今回の「コイキング」の場合は、こうげきとすばやさに252、残りをHPあたりに振ってあります。
基礎ポイントを上げたら、あとはレベル50まで育てて好きな技を覚えさせ、道具を持たせればOK。
通信対戦で活躍できる立派なポケモンの完成です。
◆タマゴが生まれないポケモンの育て方
■「すごいとっくん」を活用する
ちなみに、「カプ・コケコ」といった伝説のポケモンなどのタマゴは見つかりません。
この場合、シンクロで求める性格にして捕まえたあと「すごいとっくん」を活用しましょう。
メレメレ島のハウオリシティにあるショッピングモールでは、すごいおじさんに「ぎんのおうかん」や「きんのおうかん」を渡すことで、ポケモンの「生まれながらに持っている能力」を鍛えてもらえます。
おうかんはフェスサークルなどで入手できますが基本的に希少です。
そのため、これを活用するのは伝説のポケモンなり色違いのポケモンのみにして、孵化できるポケモンはタマゴから育てたほうが良いでしょう
◆パーティーを作ってみよう
さて、これで「ギャラドス」は完成です。
あとは同じ要領で好きなポケモン5体を用意すればパーティーは完成です。
実は通信対戦だけでなく、この育成のちまちました作業が楽しかったりしますね。
パーティーが完成したらとにかく対戦してみましょう。
すると、次第に穴が見つかってきます。
特定のポケモンやタイプに弱い傾向が見えてくるので、今度はそれを補うポケモンを入れてみたり、あるいはまったく違う構成のパーティーを組んでみたりするのもよいでしょう。
◆終わりに
さて、ひとまずこれで『ポケモン サン・ムーン』における育成・対戦の初歩は説明し終えました。
はっきり言って割愛していることが多すぎるのですが、すべてを書くとキリがないほどポケモンバトルは奥が深いので、しぶしぶここで終わりとさせていただきます。
通信対戦に興味を持ったら、ポケモン公式Youtubeチャンネルで公開されているバトル解説番組「ピカ・チャン」もご覧ください。
こちらは初心者向けな内容ながら楽しく見れる番組になっており、特に「バトルおにいさん」の挙動不審ぷりは必見です。
また、実際に『ポケモン サン・ムーン』で対戦を続けていくと「タマゴわざ」や「めざめるパワー」、そしてパーティーの組み方などわからないことがたくさん見つかると思います。
もしそうなったら、近くにいるベテラントレーナーに聞いてみてください。
ポケモンはひとりで遊ぶのも楽しいですが、一緒に遊ぶ人がいるともっと楽しくなります。
通信対戦を通じていろいろな人とポケモンの輪を広げていってください。
◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆
『ポケットモンスター サン・ムーン』は発売中です。
(C)2016 Pokemon. (C)1995-2016 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.
ポケットモンスター・ポケモン・Pokemonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。
ニンテンドー3DSのロゴ・ニンテンドー3DSは任天堂の商標です。