Nintendo Switchが残した9つの疑問
Nintendo’s Switchのプレゼンテーションは多くの情報を提供してくれたが、まだ答えのない疑問も少なからず残っている。
この記事では、我々がまだ分からない9つの最も知りたいことをまとめる。
オンラインサービスの仕組み
任天堂は友達をマルチプレイのゲームに招待したり、一緒に遊ぶ時間を約束したり、ボイスチャットでコミュニケーションをしながらプレイしたりできるオンラインサービスを発表した。
2017年の正式ローンチまでは無料トライアル期間も設けられる予定だ。
君島達己社長は「Nintendo Switchと連携できるスマートデバイスアプリ」を使用すると話したが、本当にその専用のモバイルアプリでしかプレイヤー間のボイスチャットが行えないだろうか? 料金設定はどのようになるだろうか? そして、フレンドリストはどんな風に機能するだろうか? 具体的な答えが出るまで、我々は自分が何に対してどれくらいの対価を支払うのかもよく分からないのだ。
現代的な新サービスが登場する可能性
Nintendo Switchのオンラインサービスが課金ビジネスである以上、ユーザーが無料のサービスよりも高い期待を持つことは言うまでもない。
複数のゲーム機から同じアカウントにサインインして購入済みのソフトにアクセスできることは理想だが、もしそれが可能だとしても、ハードをリセットせずに使えるアカウントの数や、1つのアカウントを共用できるSwitchの最大台数を知る必要がある。
また、Switchにおけるマイニンテンドーといった既存サービスの使い道についても疑問が残る。
明らかに、Miiverseやすれちがい通信はSwitchには対応しない。
ニンテンドーeショップの新機能にはもちろん期待している。
そして、1つのアカウントのプレイ記録を異なる種類のゲームハードでアクセスできる、マイクロソフトの「実績」やソニーの「トロフィー」の任天堂版が登場するのかどうかも我々の関心事だ。
バーチャルコンソールの不明点
バーチャルコンソールに関する疑問は、オンラインサービスに関する疑問と密接に繋がっている。
PlayStation PlusやXbox Live ゴールドと同じように、月替わりでバーチャルコンソールのタイトルをSwitchで遊べることは分かっているが、月が変わると前の月のゲームを自分のところに留めておくことができない。
ここで疑問は生じる。
以前購入したバーチャルコンソールのタイトルはSwitchで遊べなくなってしまうのだろうか? 持ち越しができなければ、同じゲームを何度も買い直す羽目になる。
Wii Uや3DSのソフトをSwitchでプレイしたり、あるいは最低限でも同じソフトを特別価格で再購入したりできることを願う。
さらにゲームキューブのゲームもついに復活するのか? 新しいバーチャルコンソールのクオリティはどれくらいのものだろうか?
サードパーティー製アプリの利用
テレビに繋げるメディアデバイスは当然、NetflixやHulu、HBO GOといった人気アプリをサポートするだろう。
……と考えたいところだが、任天堂からはまだ何も発表されていない。
それらに類するオリジナルアプリが提供されるかどうかも不明だ。
リージョンフリーの自由度
リージョンロックは「原則としてゲームの起動にはかけない」というが、あくまで「原則」なので、「どこでも全世界向けにリリースされたゲームが遊べる」という理想に対して何らかの制約が課されると考えられる。
一部のアカウントが他のリージョンのストアからデジタル版のゲームが買えないことはほぼ想定できる。
日本でリリースされたゲームのデジタル版を、日本のアカウントを作成しただけで、米国で発売されたSwitchでも買えるようになるのか? また、異なるリージョンで同じゲームをプレイしても内容が違ってくるように、一部の機能がロックされる可能性もある。
特にオンラインのプレイに関しては重要な問題だ。
既存のコントローラーの利用可能性
SwitchのProコントローラーの使い心地については大抵好評だが、それだけでは十分な選択肢があるとは言えない。
「『大乱闘スマッシュブラザーズ』をプレイするときはゲームキューブ コントローラ」という風に、ゲームによって異なるコントローラーを選べるようにしてほしい。
現代的なeスポーツ(特に「大乱闘スマッシュブラザーズ」)の要請に応えるよう、Switchがゲームキューブ