「ポケットモンスター サン・ムーン」、昨年末まで販売本数1469万本の大ヒットに

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任天堂は本日(1月31日)、2016年度第3四半期の決算短信を公開した。
その中でいくつかの興味深いデータが紹介されているが、世界的な大ヒットを飛ばした3DSソフト「ポケットモンスター サン・ムーン」は短信の冒頭に登場した。
2016年11月18日発売の「ポケットモンスター サン・ムーン」は、12月末までの1カ月あまりで1469万本という記録的な販売本数を達成した。
「スーパーマリオメーカー for ニンテンドー3DS」もミリオンセラーとなった。

スマートフォンアプリ「スーパーマリオ ラン」が配信開始より4日間で全世界4,000万ダウンロードを突破したことは以前報じた通りだが、社会現象になった「Pokemon GO」はスマホの領域を超えて、特に海外では任天堂のゲームハードとソフトの両方を牽引し、2016年4〜12月の連結決算では全世界におけるハードウェアの販売台数が645万台(前年同期比10%増)、ソフトウェアが4678万本(同20%増)となった。
「ポケットモンスター サン・ムーン」の好調な売行きも、「Pokemon GO」の恩恵による側面があると思われる。

一方、Wii Uでは任天堂の想定通り、販売成績が振るわなかった。
前年同期比75%減の76万台となり、ソフトも45%減の1248万本に止まった。
任天堂はすでに「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」が同社による最後のWii Uタイトルになると明らかにしている。
また、amiiboの売上は前年同期と比べて大幅な減少を見せた。

最終的に2016年4〜12月期の純利益が前年同期の約2.5倍の1029億円だった。
売上高は3111億円だが、海外売上高比率が71.2%に達し、同社にとって海外市場の重要性が改めて浮き彫りになっている。
純利益の伸びを受け、任天堂は2017年3月期連結決算の純利益予想を従来の500億円から900億円まで引き上げた。
経常利益は491億円となったが、それは株式会社ポケモンなどによる投資利益を計上したもので、本業の儲けを示す営業利益は263億円に止まった。
前記のamiiboの販売不振やWii Uのハード及びソフトの販売数の大幅減などが響いたと考えられる。
そのため、営業利益の予想は、従来の300億円から200億円に下方修正した。

IGN JAPANでは、上記タイトルのレビューを公開している。
以下のリンクから各タイトルのレビューをチェックしてほしい。
「ポケットモンスター サン・ムーン」レビュー
「スーパーマリオ ラン」レビュー
「スーパーマリオメーカー for ニンテンドー3DS」レビュー
「Pokemon GO」レビュー
また、本日の決算短信では、モバイルアプリ「どうぶつの森」の配信を4月以降に延期することにも言及している。
詳細についてはこちらの記事を確認しよう。

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