先週流出したSwitchは「盗まれて転売された」ものだと任天堂が確認
先週、3月3日に発売される任天堂の次世代機Nintendo Switchを早めに手に入れたと主張する海外ユーザーが、Switchの初期設定を行う動画を公開したが、IGNが任天堂に確認した結果、そのSwitchは「盗まれて転売された」ものであると分かった。
任天堂の担当者はIGNに対して、流出したSwitchは米国の流通業者の従業員が盗んだものだと教えてくれた。
以下は任天堂による声明である。
先日、複数の個人が詳細不明の小売業者から少量のNintendo Switchを早めに購入したと主張しました。
任天堂は原因を究明したところ、それらが米国の流通業者の従業員らがある個別の事件で盗んだもので、そのうちの1台が違法に販売されたことが分かりました。
それらの個人はすでに特定済みで、免職処分を受けた上で、現在刑事事件の被疑者として地方の司法機関による取り調べを受けています。
Nintendo Switchは2017年3月3日に全世界で発売されます。
発売日以降に、皆様が新しいゲーム機の魅力を発掘してくださることをとても楽しみにしております。
先週、あるNeoGAFのユーザーは予約したSwitchが間違って早めに届いたと掲示板に書き込み、証拠として箱に入ったSwitchの写真を投稿した。
同ユーザーは「ただ運が良かっただけ」と説明して販売店のミスであることを示唆していた。
また、初期設定を行う動画も公開した。
違法性が確認されたとのことで、今後動画が削除されるかもしれないが、当初「よくできたフェイクかもしれない」という疑念は、逆に任天堂の確認によりだいぶ取り除かれ、動画が本物である可能性が高くなった。
動画にはUIやメニュー、ユーザーの新規登録の過程などが収録されている。
内蔵ストレージが25.9GBと表示されており、これは32GBのストレージのうち、実際に使える容量は25.9GBであることを示している可能性もある。
任天堂は公式サイトで内蔵ストレージが「本体保存メモリの32GBからシステム領域を除いた容量」であると説明している。
ただし、Switchが最大2TBのmicroSDXCメモリーカードに対応することも忘れてはいけないだろう。
新規ユーザーの登録では、ユーザー名の作成とアイコンの選択が見られた。
クッパのようなキャラクターからリンクのハイリアの盾とマスターソードのようなアイテムまで、様々なアイコンがあるようだ。
テーマのカスタマイズ画面も確認できたが、「Basic White」と「Basic Black」という2つの基本オプションしかないようだ。
他にもSwitchに関する様々な情報を表示する「News」、スクリーンショットが保存される「Album」、「Nintendo eShop」、新しいJoy-Conを接続したりバッテリー残量を確認したりするための「Controllers」、「System Settings」などのアイコンや画面が確認できた。
「System Settings」ではスリープモードやスクリーンロック、Miiとamiiboのオプション、TV接続時の設定などが見られた。
先日には、Switchのハードウェアのスペック情報や未発表の機能などが記載された開発者向け資料と思わしきものもリークされた。
発売を前に、リーク情報が飛び交っているようだ。
Nintendo Switchは3月3日に発売され、同日発売の8本のローンチタイトルには「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」や「1-2-Switch」、「スーパーボンバーマン R」などが含まれる。
最近、「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」のシーズンパスや最大10台のSwitchまでのローカル接続が可能であること、来月に「スプラトゥーン2」の先行試射会が開催されることなどが続々と発表された。