須田剛一が語る「ファイプロ復活、おめでとう!」

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「SUDA51」という愛称で知られる須田剛一とスパイク・チュンソフトは、長寿レスリングゲームシリーズ「ファイヤープロレスリング」の最新作を2017年内にリリースすると発表した。
SUDA51は42秒の動画(日本語音声、英語字幕)を通して、12年ぶりとなる名作シリーズの復活をアナウンスし、「一ゲーマーとして、一ファンとして、一OBとして、この『ファイプロ』を全面的に応援しています」と宣言した。

また、SUDA51はゲーム業界における自分のキャリアを回顧し、23年前(1994年の「スーパーファイヤープロレスリングIII FINAL BOUT」)のディレクターデビュー以来、ゲームクリエイターとしての自分が「『ファイプロ』で育てられたと言っても過言ではありません」と述懐している。
しかしながら、SUDA51は「FIRE PRO WRESTLING WORLD」と題された新作の開発には直接関わらないようだ。
ビデオメッセージの中でも「全面的に応援」という表現に留めている。
新作はPlayStation 4とPCでリリースされ、Steamの早期アクセスは2017年度の第2四半期に開始予定だ。
シリーズ名物のカスタマイズ要素とグラップリング(組み技系)を中心としたゲームプレイは健在とのことで、特にエディットモードに関しては頭から足までシリーズ最多の細かいエディットパーツを収録し、同様にシリーズ最多の技データを使って技エディットを長時間にわたって遊ぶこともできるという。
「レスラーからリングまで、試合のあらゆる側面がカスタマイズできる」そうだ。

バトルモードは「デスマッチ(金網、有刺鉄線、爆発リングなど)、MMAルール、禁じ手無しの乱闘」など多様であり、またシリーズ初となるオンラインプレイを実装し、オンラインでトーナメントやリーグマッチ、エキジビジョンマッチなどが遊べる。
SUDA51はデビュー作「スーパーファイヤープロレスリングIII FINAL BOUT」の他、「スーパーファイヤープロレスリングSPECIAL」も手がけている。
同氏が代表取締役を務めるグラスホッパー・マニファクチュアは先月発売のPS4のF2Pタイトル「LET IT DIE」を制作した。

SUDA51は最近、IGN USの番組「Up At Noon」(上の動画)に出演し、「開発者に優しい」Nintendo Switchはゲームが「すごく作りやすい」プラットフォームだと述べ、またVRゲームを作りたいかという質問に対して英語で「Of course(もちろん)」と答えて「ビデオゲームにとって一番最新の技術ですから、作らないという選択肢はないですね」と強い制作意欲を表明している。

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