<新作ゲーム紹介>「ルートレター」 島根が舞台のミステリーアドベンチャー
ルートレター(PS4、PSVita) CEROレーティングC(15歳以上対象)角川ゲームス4800円(税抜き)6月16日発売
スクウェア・エニックスは、「E3 2016」に関連した生放送で、PS4『FINAL FANTASY XII THE ZODIAC AGE(ファイナルファンタジーXII ザ ゾディアック エイジ)』に関する情報を公開しました。
『FINAL FANTASY XII THE ZODIAC AGE』は、PS2で登場したRPG『FINAL FANTASY XII』のインターナショナル版をベースにHD化したタイトルです。
映像のみならず、サウンドやユーザビリティの向上が施されます。
Twitchで実施された生放送には、本作のプロデューサーである加藤弘彰氏と、ディレクターの片野尚志氏が出演。
オリジナル版の思い出が語られたほか、世界観やストーリー、そしてバトルシステムやインターナショナル版で追加されたジョブといった基本要素が解説されました。
また、ゲームプレイを交えつつ本作の新要素についても紹介されています。
本作では映像の高品質化が行われていますが、これは元の味わいを活かしつつ実施されているとのこと。
美化された思い出をそのまま見るかのように作り上げられているそうです。
そして、本作には高速モードが搭載。
2倍・4倍に対応しており、やり込みプレイや移動時に役立ちます。
また、通常画面に透過する形でロケマップが表示されるようになっています。
ほかにも、マップジャンプの際のロード時間が短縮されているほか、その際に同時にオートセーブが実行されます。
音響方面の進歩についても発表が行われています。
効果音については、PS2版は擬似サラウンドで表現されていましたが、本作ではサラウンド化が実施されています。
音声も高品質化されており、キャストは同じで日本語・英語の選択が可能。
さらにBGMも、崎元仁氏による新録版(生楽器とシンセのミックス)とオリジナル版の切り替えを行うことができます。
崎元仁氏からのメッセージも公開されており、当時の思い出のほか、オリジナル版ではできなかった生演奏での収録を行えたことに関する思い、そして本作への意気込みが語られました。
■生放送アーカイブ(2時間41分から)
https://www.twitch.tv/squareenix/v/72591248?t=02h41m01s
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『FINAL FANTASY XII THE ZODIAC AGE』は2017年発売予定です。
(C) 2006,2007 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
ILLUSTRATION:(C)2006 YOSHITAKA AMANO
任天堂は、3DS用カードゲーム+ボードゲーム「カルドセプト(R) リボルト」(以下、カルドセプト リボルト)を発売する。
発売は7月7日の予定。
料金は、パッケージ版、ダウンロード版ともに5,076円(税込)。
「カルドセプト リボルト」は、気軽に楽しめる「スゴロク」と、戦略性が強い「カードゲーム」の2つの要素が融合したカードゲーム+ボードゲーム「カルドセプト」シリーズの10年ぶりとなる新作。
スゴロクのようにダイス(サイコロ)を振ってマスをすすみ、マップを回りながら魔力となるお金を集めていく。
「カルドセプト リボルト」には、能力の違うカードが400種類以上収録されており、そのうち新カードは200種類以上登場する。
カードは、「クリーチャーカード」、「アイテムカード」、「スペルカード」の3種類。
また、今回新要素として「ブリードカード」や「ダイスモード」、「秘術」などの新システムが導入されている。
初心者でも楽しめるように、初心者向けのアドバイス機能もついている。
キャラクターデザインは、西村キヌ氏が担当。
■ゲームの流れ
スゴロクのようにダイス「サイコロ」をふってマスを進み、止まったマス目に「クリーチャーカード」を使ってクリーチャーを召喚すると、そのマス目が自分の領地となり魔力(お金)を獲得する。
途中、領地をめぐって敵クリーチャーと対戦したりしながら、カードを使って魔力を集め、最初に目標魔力に到達し、「ゲート」マスに戻ったプレーヤーが勝者となる。
■クエストモードと通信モード
反抗組織「フリーバッツ」の一員となり、失った記憶を求め旅をするという設定の「クエストモード」では、様々なキャラクターたちと対戦できる。
メインクエスト以外にも数多くのサブクエストがあり、仲間との同盟戦も楽しめる。
ローカル通信やオンラインでも対戦可能。
ローカル通信対戦では、ルールを自由に設定することができる。
また、アバターやブック、サイコロは変更して楽しむことが可能だ。
■カードの種類
「カルドセプト リボルト」には、200種類以上の新カードを含む400種類以上のカードが登場する。
□ゲームの主役となる「クリーチャーカード」
クリーチャーを召喚するカード。
自分の領地を増やしたり、敵の領地を奪ったりするときに使用する。
「無」、「火」、「水」、「地」、「風」の5つの属性がありカードごとに違う能力を持つ。
□勝利をたぐりよせる「スペルカード」
自分を有利にしたり、敵を陥れたりするカード。
局面を一転させる力があるため勝利には欠かせないカード。
□クリーチャーのバトルをサポートする「アイテムカード」
戦闘時、クリーチャーを強化させるカード。
クリーチャーの攻撃力や防御力を強化するだけでなく、アイテムの持つ特殊能力を使うことで弱いクリーチャーを優位に立たせることが可能。
■新システム「ブリードカード」、「秘術」などの紹介□ブリードカード
「ブリードカード」は、カードの能力を自分でカスタマイズして育てることができるカード。
ブリードカードによって、様々な能力のブリードバーツを付けることにより、自分だけのクリーチャーを作ることができる。
□特定のクリーチャーがもつ特殊能力「秘術」
「秘術」をもつクリーチャーが配置されている場合、スペルカードと同じタイミングでダウンしていない任意のクリーチャーを選択し、その力を発動することができる。
配置してすぐのクリーチャーは「ダウン」状態となっており、領地コマンドや技術を使うことができない。
マップを周回しすべてのゲートを通るかゲートにぴったり止まればダウン状態から回復できる。
□その他の新システム
・ダウンしていないすべての自分の領地に対して領地コマンドが使えるようになった。
・「ダイスモード」で、通常ダイスが2個になり最大12マス進めるようになった。
・クリーチャーのキーワード能力に新しい種類が加わった。
・一時的に7枚以上のカードを保持できるようになった。
■「カルドセプト リボルト スタートダッシュVer.」配信中
「カルドセプト リボルト」を発売前に体験できる「カルドセプト リボルト スタートダッシュVer.」は、下記の方法でダウンロードすることができる。
・「カルドセプト リボルト」ダウンロード版をニンテンドーeショップから事前購入すると、事前購入特典としてダウンロードできる。
・マイニンテンドーポイントプログラムのギフトとして、プラチナポイント500ポイントと交換できる。
(C)1997-2016 Omiya Soft.
(C)2016 Nintendo
カルドセプト、Culdceptは有限会社大宮ソフトの登録商標です。
アトラスは、8月4日発売予定のニンテンドー3DS用3DダンジョンRPG「世界樹の迷宮V 長き神話の果て」に登場する職業「セスタス」、「マスラオ」、「ハーバリスト」のスキルと二つ名を公式サイトにて公開した。
今回公開されたのは、職業「セスタス」、「マスラオ」、「ハーバリスト」の各スキルと二つ名。
“二つ名”とは、ゲームを進めてある条件をクリアし“達人”になることで与えられる称号。
各職業ごとに2パターン用意されており、1つを選択できる。
選択した二つ名次第で、達人のみが習得できる究極技「達人スキル」の種類が決定するため、好みのスキルをよく検討して選択したい。
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米ロサンゼルスで開催されたE3会場にて、コーエーテクモのTeam NINJAブランドシニアリーダー安田文彦氏に現在開発中の『仁王』についてお話をうかがってきました。
3社合同の囲み取材となった今回、安田氏は前回の体験版に寄せられたフィードバックを反映させた新バージョンのデモを披露。
新たな豊前中津ステージで体験版からどのように変わったかを解説し、UIやロックオンが改善された様子や、攻撃の手数が多い二刀流や火縄銃なども公開。
また、安田氏へのインタビューも行われました。
――主人公・ウィリアムが日本中を旅するというストーリーになるのでしょうか。
安田文彦氏(以後安田): 戦国時代に詳しい方はお気づきになるかもしれませんが、舞台となる1600年は関ケ原の合戦の時代でして、数多くの武将や大名に出会いながらいろいろな街に行くという内容となっています。
主人公のウィリアム・アダムスは三浦按針という名前で知られている史実の人物を基にしており、イギリスから徳川家康に仕え侍になったという、かなり稀有な人生の持ち主です。
彼の歴史で残っている隙間をゲームで埋める形になっています。
――つまり、さまざまな場所に行ったときに歴史上の人物にも出会うと?
安田: そうですね。
それを期待されている方も多いのではないでしょうか。
戦国時代は人気のある武将も多くいますし、トレーラーで見てもらえるように服部半蔵なども登場しており、ウィリアムとどのように絡んでいくかが見どころとなっています。
――大分県が重要な舞台となるゲームは世界初だと思いますが、なぜそのロケーションが選ばれたのでしょうか。
安田: 史実ではウィリアムが臼杵や中津を訪れているので、それに沿った形となっています。
私自身、ゲームのために臼杵の黒島まで足を運んでいます。
――プレイアブルキャラクターはウィリアムだけになるのでしょうか。
安田: 彼が主人公としていろいろな人物に会っていくゲームですので、基本的にはそうなのですが、オンライン要素の兼ね合いもありますので見た目のカスタマイズは検討しています。
――今回、アンケートでは欧米での評価が非常に高かったのですが、どういった部分がユーザーに刺さったのでしょうか。
安田: E3に来て欧米のメディアさんと話す機会が多かったのですが、日本やアジアの反応では突き放された感じで難しいという意見が目立っています。
欧米でも不親切さや理不尽さは日本と同じくらい嫌がられるのですが、自分で見つけて攻略していく部分が楽しいとという意見も聞きます。
――『仁王』のゲームシステムは『ダークソウル』と比較されることも多いのでは。
安田: ほぼ毎回聞かれますね(笑)。
開発チームが『ダークソウル』の大ファンだというのがまずあります。
また、Team NINJAでは『NINJA GAIDEN』という難しいゲームをずっと作ってきていますが、アクションRPGを作るのは初めてだったので、『ダークソウル』や『ブラッドボーン』、けっこう前のゲームですが『鬼武者』、海外のゲームで言うと『ディアブロ』といったハスクラの要素も取り入れています。
開発チームのいいとこどりという面もありながら、死にながら強くなっていくことをテーマにしていますし、侍は死を恐れないという親和性と刀のアクションは、Team NINJAが得意としていますので、そこは差別化できているかなと思います。
――『ディアブロ』の影響も受けているとのことですが、トレハン要素もあるということですか。
安田: そうですね。
好きな人と嫌いな人の意見がはっきり分かれる要素です。
難しいだけというのは結構簡単に作れると思うのですが、難しいけどまだやってみようと思わせるのは難しいのです。
やはり達成感が大事だと思っているので、倒した時にアイテムがバンと出るというのはわかりやすい報酬として気持ち良さにつながってるのと思うので、そういった部分と親和性が非常にいいかなというので狙ってやっています。
――開発の進捗具合はいかがでしょうか。
安田: 現在、6、7割といったところでしょうか。
――2005年に最初の発表がされた仁王ですが、現在まで開発はどのように行われていたのでしょうか。
安田: もともと、テクモとコーエーが合併する前から発表されていたタイトルで、私はテクモのTeam NINJAだったのですべてを知っているわけではありません。
ただ、「金髪の外国人の主人公が戦国時代に侍になって大活躍する」というのはプロデューサーでもあるシブサワ・コウが絶対にやりたいと10年以上言っていて、彼の中ではずっと生きていたと思います。
3、4年前にTeam NINJAにその話が来て、じゃあやりましょうという話になってからは、現在の死にゲーとしてやることになりました。
――死にゲーというのはTeam NINJAの方から提案したと。
安田: Team NINJAが難しいゲームを作っていたというのと、フロムさんのゲームだったりとかそういった市場があるという判断がありましたので、こちらからシブサワさんに提案ました。
シブサワさんも『ブラッドボーン』とか大好きだということで、そこで勝負をしようかと。
――現在のシブサワさんの反応はいかがですか。
安田: 1番プレイしているかもしれませんね(笑)。
「死んだよー」とニコニコしながらプレイしてくれていますね。
――史実では三浦按針ことウィリアム・アダムスと武将のかかわりはあまりなかったと思うのですが。
安田: そこはロマンがあるということで(笑)。
米国では1980年に放送されたテレビ番組『将軍 SHOGUN』が三浦按針をモデルにしています。
トム・クルーズの『ラストサムライ』も海外の人物が侍になりますので普遍的な魅力があるのかなあと。
今作はゲームなので、もっと掘り下げていろんな登場人物と仲良くなっていい刀をもらったりと本田忠勝のトンボ切りとか手に入ることがあるかもしれません。
――この時代はさまざまな流派や剣技があったと思うのですが、それらは再現されているのでしょうか。
安田: そこは丁寧にやっていこうと考えていて、最初はわからないけどウィリアムが侍として成長していくとう、アクションの面でもストーリーの面でも描きたいと思っています。
当時、九州ではタイ捨流など有名だったと思うのですが、そういうものも出てきます。
――流派を身に着けていくということですね。
安田: ただ、流派そのままの技ではなくアレンジしている部分もあります。
実際の上段、中段、下段では変な形の兜を被っているとめりこんでしまうこともありますので、八双の構えに近いものになっていたりします。
流派の技もそのままでは地味なものは外連味を加えています。
詳しい方には「おっ」と思う人物もゲームには登場するので、そこは楽しみにしていてください。
――ゲームのプレイ時間というのはどれくらいの長さになりますか。
安田: 30〜40時間を想定しています。
死んでうまくなっていく部分も含めてですが。
――リージョンによって難易度は変更するのでしょうか。
安田: 欧米とアジアで意見がかなり違ったので検討はしたのですが、こういったゲームはクリアした達成感という体験を共有されるべきだと思っています。
アルファ体験版も難しいゲームという側面があったと思いますが、多くの人がニコ生で配信してくれていいたりPS4でたくさんシェアされていた部分もあります。
どうやってクリアするんだろうという部分や、人が負けるのをみるのも面白いというところもありますので、そういった感情がシェアされるときに難易度が違ってしまうと共有しづらいので、そこは一つのモードで共有しようかと。
ただ、アクションゲームが得意な方と苦手な方がいらっしゃると思うので、そこをケアするために協力プレイであったり、RPG要素で一気に進むことはできないけど、「サブミッションで稼ぎなどでプレイヤーがレベルアップや良い装備をそろえてまた挑戦する」という形でセーフティネットを何十にもかけてあります。
アクションゲームやRPGが得意じゃない方、難しいゲームが苦手という方でも楽しめるようにはしようと思っています。
ストーリーがしっかりあるので、ぜひ最後までやっていただきたいですね。
――E3にも出展しているわけですが、日本と欧米は同時期にリリースを考えていたりするのでしょうか。
安田: グローバルで同時期発売を目指しています。
2016年中に…!『FF15』も『トリコ』も発売するので、私たちも頑張って年内に発売したいと思っています(笑)。
まずは8月に新しいアルファ体験版を公開しますので、それをプレイしていただいてフィードバックももらえれば、そういったものも踏まえて発売に向けていけると思います。
――本日はありがとうございました。
『仁王』は2016年発売予定です。
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