ポケモンGO、世界およそ200市場で展開 日本投入も「近い」=ナイアンティックCEO
[東京15日ロイター] – 米国などで爆発的な人気を呼んでいる任天堂<7974.T>のスマートフォーン(スマホ)用ゲーム「ポケモンGO」の開発・販売を手掛けている米ゲーム会社ナイアンティックのジョン・ハンケ最高経営責任者(CEO)は15日、ロイターとのインタビューで、同ゲームの市場を世界の約200の国と地域に拡大したいとの意向を示した。
すでにサーバーの増強などに着手しており、日本への投入時期も「近い」と述べた。
ポケモンGOは米グーグルの地図情報システムを活用、現実世界を舞台にポケモンを探したり、捕まえたりして遊ぶゲーム。
ナイアンティックは昨年、グーグルからスピンアウトした企業で、任天堂などが出資している。
ゲームの配信は任天堂の持ち分法適用会社ポケモンが手掛けている。
同ゲームのリリースはこれまで米国やドイツなど5カ国にとどまっているが、ハンケ氏はインタビューで「なぜ制限する必要があるのか」と語るとともに、「サーバー容量が(利用急増に)追いつけるよう作業している」と述べ、ポケモンGOの利用可能地域を早急に拡大する準備を進めていることを明らかにした。
同氏は新規市場への投入時期は明確にしていないが、同社がポケモンGOと同様のスマホゲームとしてすでに配信している「Ingress」を例にとり、同数の国に拡大するのに必要な時間は「1─2カ月だった」と述べた。
(山崎牧子)