〔東京株式〕軟調=米株安や円高受け(22日前場)

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米株安や円高の進行を受けて幅広い業種に売りが広がった。
日経平均株価は前日比150円21銭安の1万6660円01銭、東証株価指数(TOPIX)は10.92ポイント安の1328.47と、ともに反落し、軟調な値動きが続いた。
出来高は8億1180万株。
軟調。
象印が売られ、ゼニス羽田も下落。
くろ工作、アサヒインテックは買われた。
出来高3218万株。
安い。
出来高21万5500株。
▽底堅く推移
前日の米主要株価が反落したほか、外国為替市場で円高・ドル安が進み、下押し圧力となった。
日経平均株価は一時、前日比202円安まで下げ幅を広げた後は、1万6600円台で底堅く推移した。
直近の連騰を背景に高値警戒感や過熱感が強く、反落が予想されていた。
日経平均の25日移動平均線とのかい離率は21日時点で6%に上り、市場関係者は「過熱感を冷ます動きがいつ出てもおかしくない」(銀行系証券)と話していた。
直近進んだ円安の一服は重しになった。
黒田東彦日銀総裁の「ヘリコプターマネー政策」を否定する発言が英BBCラジオで放送されたことをきっかけに、一部に盛り上がっていた思惑がしぼんだ。
ただ、財政・金融政策期待が支えになっているほか、ポケモンGOの配信がスタートし、任天堂株に買いが集まっている。
午後も活況ムードが続けば、下げ幅は限定的になりそうだ。

海外で爆発的な人気を集めるスマートフォンゲーム「ポケモンGO」が2016月7月22日午前、日本で配信開始された。
Android版が10時頃、そこから少し遅れてiOS版の配信が始まったとみられる。

公式サイトでは日本での配信開始が発表されていないが、ツイッターなどでは早速、職場で勤務中にプレイを始める人たちの報告が相次ぐなど、騒動が始まっている。

■現実の風景にデジタル情報を重ねる「AR」機能
同作は、任天堂とNiantic、ポケモンの3社共同で開発された。
内容は、スマートフォンの位置情報を利用するゲーム「Ingress」の要素とポケモンをかけあわせたもの。
プレイヤーは実際に外に出て移動し、ポケモンを捕まえる。
世界中のあらゆる場所が「ポケストップ」と呼ばれるスポットになり、実際に立ち寄るとモンスターボールをはじめ重要なアイテムを獲得できる。

そんな「ポケモンGO」だが、日本では平日朝にリリースされたこともあり
「社内のみんな仕事せずにポケモンgoやってて笑う」
「配信を聞いた途端に外回りの仕事を入れる営業マン」
「仕事どころじゃない」
「上司がいきなり社内を歩き出す」
といった社会人のツイートがあふれた。

ポケモンGOは、スマホ画面に映った現実の風景にデジタル情報を重ねて表示する「AR」(拡張現実)の機能を導入しており、ツイッターで
「社内パニックになってわろた」
「社内でフシギダネ捕まえてた」
といった報告もあがっている。
ちなみに、記者のスマートフォンで試すと、仕事用デスクの前にヒトカゲやゼニガメ、フシギダネ、ズバットなどが表示された。

先行配信されていた米国では、プレイヤーがゲームに熱中して事故を起こしたり、私有地に立ち入ったりするケースが続発している。
日本でも21日、菅官房長官が記者会見で「公共マナーや安全性に懸念を持つ方もいる。
ゲームを楽しむ方々は安全にスマートフォンを使うことが必要だ」と異例の注意を呼びかけている。

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