ポケモンGO、トラブルに懸念=既存ゲーム流用に問題も

任天堂などが開発したスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO(ゴー)」は米国などで大ヒットとなる一方、熱中したプレーヤーが事故に遭ったり、原発の敷地など立ち入り禁止区域に侵入したりするトラブルも後を絶たない。

今後、ゲーム内容の見直しや規制を求める声が強まる可能性もある。

ポケモンGOは、スマホの位置情報機能を使い、画面を見ながら街中に隠れているキャラクターを捕まえて遊ぶ。
米グーグルから独立したベンチャー企業ナイアンティックは2013年から位置情報を使った陣取りゲーム「イングレス」を提供しており、これがポケモンGOを共同で開発するベースとなった。

先行して配信が開始された米国などでは、ゲームを有利に進めるアイテムの入手場所などに指定された博物館や名所旧跡にプレーヤーが殺到。
私有地への不法侵入も問題となっている。

ポケモンGOのアイテム入手場所などはイングレスでの設定がそのまま使われている。
キャラクターとして世界的人気のポケモンを起用したことで、プレーヤーの裾野が一気に広がったが、「限られた人しか遊んでいなかったイングレスの設定を安易に流用したことがトラブルを招いた」(IT業界関係者)との指摘もある。

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