“東京ゲームショウ 2016”メディアアワード、ファミ通が選んだルーキー部門&インディー部門の最優秀賞を発表!
●3メディアが独自の視点で選定!
ファミ通、電撃、4Gamerという3つのゲームメディアが独自の視点で東京ゲームショウ 2016出展作品よりノミネート作を選出し、ルーキー&インディーというふたつの部門で大賞を決定するメディアアワード。
本記事では、ファミ通賞の最優秀賞を発表しよう。
●ルーキー部門
シリーズタイトルおよびシリーズ派生タイトルではない完全新規の未発売作品で、会場内で試遊および映像出展があったタイトル。
コンシューマー、スマートフォン、PCなどプラットフォームは一切問わない。
(タイトル/ハード/メーカー)
・Birthdays the Beginning(バースデイズ ビギニング)/PS4/アークシステムワークス
・BTOOOM!オンライン(仮題)/iOS、Android/アソビモ
・囚われのパルマ/iOS、Android/カプコン
・めがみめぐり/ニンテンドー3DS/カプコン
・討鬼伝 モノノフ/iOS、Android/コーエーテクモゲームス
・仁王/PS4/コーエーテクモゲームス
・遊戯王 デュエルリンクス/iOS、Android/KONAMI
・ディシディア ファイナルファンタジー オペラ オムニア/iOS、Android/スクウェア・エニックス
・人喰いの大鷲トリコ/PS4/ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジア
・Farpoint(仮題)/PS4(PS VR専用)/ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジア
・THE PLAYROOM VR/PS4/ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジア
・Horizon Zero Dawn(ホライゾン ゼロ・ドーン)/PS4/ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジア
・RIGS Mechanized Combat League/PS4/ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジア
・プリンセスは金の亡者/PS Vita/日本一ソフトウェア
・GOD EATER ONLINE(ゴッドイーター オンライン)/iOS、Android/バンダイナムコエンターテインメント
・サマーレッスン:宮本ひかり セブンデイズルーム/PS4(PS VR専用)/バンダイナムコエンターテインメント
・アノニマス・コード/PS Vita、PS4/5pb.
ルーキー部門には、『Farpoint (仮題)』や『サマーレッスン:宮本ひかり セブンデイズルーム』を始め、PS VR専用タイトルが多数ノミネート。
同ハードの性能をフルに活かしたクオリティーの高い作品ばかりで、いずれも発売後に話題を呼びそうだ。
また、『討鬼伝 モノノフ』、『ディシディア ファイナルファンタジー オペラ オムニア』、『ゴッドイーター オンライン』など、人気作のスマートフォンゲーム版も続々発表され、これらも揃ってノミネート。
交通系ICカードとの連動要素もある『めがみめぐり』も注目度が高い。
●インディー部門
インディーズコーナーおよびメーカーブースに出展されているインディータイトル(独立系デベロッパー/開発者が制作している作品)で、試遊できたタイトル。
コンシューマー、スマートフォン、PCなどプラットフォームは一切問わない。
(タイトル/ハード/開発社(者))
・ヘディング工場/PS4/ジェムドロップ
・Wrath of Loki; VR Trains/PC/The House of Fables
・DOBOTONE/その他/Videogamo
・Judgement/PC/FOVE
・Line Wobbler/その他/made by Robin Baumgarten(個人)
・SPYvsSPYvsSPYvsSPY/iOS、Android/UEIソリューションズ
・エニグマ・スフィア 透明球の謎/未定/よむネコ
既存のゲームにはない、アッと驚くような発想の作品が満載のインディーゲームコーナー。
こちらでも、今年はVR技術を駆使したタイトルが多数出展。
アナログカードとVRを組み合わせた『SPYvsSPYvsSPYvsSPY』、脱出ゲームをVRで体験できる『エニグマ・スフィア 透明球の謎』などが話題に。
また、LEDチューブがそのままゲームになった『Line Wobbler』も強烈な異彩を放ち、注目の的となっていた。
●ファミ通賞 最優秀賞
◆ルーキー部門 最優秀賞:『サマーレッスン:宮本ひかり セブンデイズルーム』
・バンダイナムコエンターテインメント
・プレイステーション VR専用
<VR空間で女の子とのコミュニケーションを満喫>
PS VRのローンチタイトル。
プレイヤーは家庭教師となり、VR空間で表現された生徒の部屋を訪問。
勉強を教えたり、コミュニケーションを楽しみながら、生徒の赤点を回避することが目的となる。
第1弾の発売後も追加コンテンツが続々発売予定。
<選評>
じつは本作は、昨年に引き続き、2年連続の受賞。
昨年はPS VRの技術デモ用タイトルとして出展されたのだが、現実を忘れさせる没入感、感情揺さぶられるプレイ体験に惚れ込み、製品化を願って贈呈した。
あれから1年。
多くのゲームファンの念願叶い、『サマーレッスン』は10月13日、PS VRの発売とともにリリースされる。
VRならではの新しいプレイ体験、間もなく!開発チームの熱意とチャレンジにも敬意を表して、今年もルーキー最優秀賞を贈呈します!(週刊ファミ通編集長・林)
<ルーキー部門受賞コメント>
『サマーレッスン』は、これからもVRキャラクターコミュニケーションが持つ可能性を、ユーザーの皆様といっしょに実現していきます。
まずは、PS VRの発売と同時に配信される『サマーレッスン:宮本ひかりセブンデイズルーム(基本ゲームパック)』でVRキャラクターと過ごせる数々の体験をご提供してまいりますので、ぜひご期待ください。
(バンダイナムコエンターテインメント宣伝担当)
◆インディー部門 最優秀賞:『Line Wobbler』
・made by Robin Baumgarten(個人)
<見た目のインパクトとシンプルな操作性が魅力>
モニターやゲーム機はなく、LEDチューブだけで構成された一次元ゲーム。
遊びかたもシンプルでレバー型のコントローラを前後に動かし、チューブ内のドットをゴールまで移動させるだけ。
単純だが、何度もやり込んでしまう、中毒性のある作品。
<選評>
「インディーにもVRの波が押し寄せてきたな」……と思っていたところに突如現れた『Line Wobbler』。
物理的空間で遊ぶ1次元ゲームで、ハードウェアも自作とのこと。
小型パソコンのArduino、LEDチューブ、スプリング(バネ)コントローラで構成されており、バネの前後でドットが移動し、震わせると周囲を攻撃。
ドットが端までたどり着けばクリアーとなるゲーム性は、シンプルで奥が深く、アーティスティックな見た目とのバランスにも優れたすばらしい作品です。
(ファミ通.com編集長・豊田)
<インディー部門受賞コメント>
ファミ通のゲームメディアアワードに選ばれ、とても光栄です。
ファミ通のすばらしさは、日本の外でもよく知られていますから。
東京ゲームショウで、『Line Wobbler』が皆さんに受け入れられてうれしいです。
今回、日本のゲーマーが、実験的なゲームに対して心を開いているということを知りました。
私はまた日本に帰ってきて、いろいろなイベントや、ゲームセンターなどでも『Line Wobbler』を見せられたらいいなと思っています。
『Line Wobbler』のつぎのプランは、マルチプレイヤーバージョンを作ることと、ビルや塔に置けるような巨大なバージョンを作ることです!もし東京スカイツリーのオーナーを知っている人がいたら、私に教えてください ;-)(ロビン・バウムガルテン氏)