〔東京株式〕5日続伸=米大統領選めぐる不透明感後退(20日)
前日の欧米主要株価や原油相場の上昇に加え、米大統領選をめぐる不透明感の後退で買いの動きが広がった。
日経平均株価は前日比236円59銭高の1万7235円50銭、東証株価指数(TOPIX)は13.60ポイント高の1370.80と、ともに5営業日続伸。
出来高は18億5108万株。
▽クリントン候補優勢
日経平均株価は、取引終盤に騰勢を強めて1万7200円を超え、4月27日以来、約半年ぶりの高値水準となった。
注目された米大統領選の2候補による最後のテレビ討論で、民主党のクリントン氏が優勢になるとの見方が強まったことが株価上昇のきっかけになったとみられる。
市場関係者からは、「需給面から見ても海外勢の買いで株価が押し上げられたとしか考えられない」(銀行系証券)との声が聞かれた。
前日は、欧米株高に加えて米原油相場も1年3カ月ぶりの高値を付け、投資家心理が強気に傾いたとみられる。
個別では出遅れ感の強かた好業績の不動産関連株に買いが集中したほか、新型ゲーム機「NX」の映像を公開するとした任天堂 株も人気を集めた。