「ポケモンゴー」の画面
任天堂が制作に協力したスマートフォン向けゲームアプリ「PokemonGO(ポケモンゴー)」の画面=11日午前、ニューヨーク
大阪市のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(USJ)の運営会社は11日、任天堂との提携により建設を計画している新エリアについて、人気映画「ハリー・ポッター」のエリアを大きく上回る投資になることを明らかにした。
「マリオ」など任天堂の人気キャラクターが多数登場する予定で、投資額は500億円を超える可能性もある。
東京五輪が開催される平成32年までのオープンを目指す。
USJの投資戦略を担当する運営会社の森岡毅執行役員が、産経新聞などの取材に対し明らかにした。
26年にオープンしたハリー・ポッターのエリアは投資額が400億円規模。
任天堂エリアについて森岡氏は「それ以上のものになる」と断言した。
新エリアは運営会社と任天堂が共同で事業展開することで基本合意しており、複数のアトラクションと飲食店、グッズ販売店などを融合して設ける。
森岡氏は場所について「候補地は決まっている」と明言。
正面ゲートを入ってすぐ左側の、現在はイベントスペースなどに使われている場所になるとみられる。
森岡氏は「日本発のキャラクターを使うので、世界に誇れるものにしたい」と意気込みを示した。
年内にも正式発表される見通しだ。
運営会社は昨年11月、米メディア大手コムキャストに買収された。
沖縄県に建設を計画していた新テーマパークを断念するかわりに、大阪のUSJに集中投資する方針を示している。