ニンテンドースイッチにハッキングの恐れがあるバージョンの「WebKit」を利用中?

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やっぱり、ハッキングが心配。

新ゲーム機「Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)」は、もちろんゲーマーから大人気なわけですが、残念なことにハッカーからも注目を浴びているようです。
なぜなら、同ゲーム機に利用されている「WebKit」は脆弱性の見つかっているバージョンなんだそうですよ?

ちなみに、WebKitとはブラウザのレンダリングエンジンのこと。
9to5Macの解説によれば、ニンテンドースイッチに搭載されているWebkitは古いバージョンで、iOS 9.3.xのjailbreak(脱獄)に利用されていたものなんです。
これが即、ニンテンドースイッチのハッキングにつながるかどうかは不明ですが、同バージョンには任意のコードを実行できる抜け穴が存在しています。

ただ、ニンテンドースイッチにはブラウザが(表面的には)搭載されていません。
とはいえ、公衆Wi-Fiへの接続方法としてだけは、ユーザーに開放されています。
そして、とあるユーザーがこの限定的なブラウザで、ローカルなウェブページへのアクセスに成功しているんです。

このニュースは海外で広く広まっており、おそらく任天堂は近日中にセキュリティホールへの対策を行うことでしょう。
なお、なぜ任天堂が最新のゲーム機にこのような古いバージョンのWebKitを利用しているのかは不明です。
もしかしたら公式にはブラウザ非搭載ということで、ちょっと油断していたのかもしれませんね。

image: Nintendo / YouTube
source: 9to5Mac
(塚本直樹)

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