「スター・ウォーズ」がついにVRに! 「Star Wars Battlefront Rogue One: X-wing VR Mission」を遊んできた

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2015年11月に発売され、「スター・ウォーズ」の名にふさわしい会心のヒット作となった「Star Wars バトルフロント」。
発売に合わせて発表された拡張パックはまだ2本未発売で、今年も引き続き楽しめるタイトルだ。
gamescomでは新たに2つのコンテンツを公開していた。
1つは都合3つ目の拡張パック「Star Wars バトルフロント デス・スター」、もう1つが「Star Wars Battlefront Rogue One: X-wing VR Mission」だ。

まず、「Star Wars バトルフロント デス・スター」についてはgamescomでは、3つあるフェーズの1つ目の宇宙戦を味わうことができた。
XウイングやTIEファイターを駆って帝国軍のスター・デストロイヤーを巡って激しい射撃戦が繰り広げられる。
帝国軍のTIEファイターは、AIコントロール機も多数含まれ、雲霞の如き大軍で守りを固めている。
直線軌道のまま敵に狙いを付けようものなら、たちまち多くのTIEファイターに狙われ、加速して回避に専念しようものならスター・デストロイヤー攻略が遠のいてしまう。
「スター・ウォーズ」ファンなら必ずや満足できる内容に仕上がっている。

ちなみに今回はプレイできなかったが、続くフェーズ2ではサブタイトルにも使われているデス・スター内部での戦闘となり、ドロイドの奪還に挑む。
プレーヤーはチューバッカに扮することができるようだ。
最後のフェーズ3では、いよいよデス・スターの破壊に挑む。
プレーヤーはルーク・スカイウォーカーとなりXウィング レッド5に搭乗し、最前線で戦うことになる。
「Star Wars バトルフロント デス・スター」の配信は9月を予定し、シーズンパス購入者は無料で入手できる。

そしてビジネスデイ最終日にようやくプレイできたのが「Star Wars Battlefront Rogue One: X-wing VR Mission」だ。
E3で正式発表され、今回ようやくプレイすることができた。
SIEの支援を受ける形で制作され、PlayStation VR専用タイトルで、今冬無料配信される。
現時点ではHTC ViveやOculus Riftに対応したPC版の配信予定はないという。

さて、さっそくPS VRを被ると、ホワイトバックのタイトルが表示された。
と思ったら左側からドシンドシンという重厚感のある足音と共にAT-ATが登場。
といっても巨大すぎて前足しか見えない。
「おお!」と思って見上げると、その巨大な全体像を確認することができた。
VRならではの演出だ。

ゲームをスタートさせると、登場パイロットを男性か女性かを選べる。
これにより指揮官とやりとりする声が変わる。
ローディングが完了すると、そこは宇宙空間だった。
プレーヤーはXウィングに搭乗しており、どこを見渡しても宇宙空間が続いている。
真後ろを向くとドロイドがお行儀良く座っている。

しばらく航行し、戦闘エリアに到着すると、Xウィングの翼が展開され射撃可能な状態になる。
トリガーを引いて射撃すると、4つの機銃から同時にエネルギー弾が飛び出るわけではなく、1つずつ順番に飛び出していく、こうした「スター・ウォーズ」ファンならニヤリとしてしまうようなギミックを真横から眺められるのが楽しい。

宇宙空間での戦闘は、同じ宇宙戦が展開される「Star Wars バトルフロント デス・スター」と比較すると、何倍もマイルドだ。
基本的には加速減速、上下左右への移動のみで、「Star Wars バトルフロント デス・スター」のようにGを感じられるほど激しい動きを繰り返すことはない。

こうなっている理由はVR酔いを避けるためだ。
何度も急速度で旋回させられたらどうしようかと思っていたが、VR酔いの発生しやすい要素はあらかじめ排除し、誰でも気軽に「スター・ウォーズ」のVR体験が楽しめるようになっている。

デモは5分ほどでブラックアウトして自動終了したため、ゲームとしての奥行きはわからなかったが、抜群のネームバリューと、VR酔いしにくいゲームデザインで、リファレンスとしてビギナーに勧められるコンテンツだと感じた。
繰り返しになるが、PS4版「Star Wars バトルフロント」ユーザーには無料配信される。
PS VRをしっかり用意した上で配信開始の日を待ちたいところだ。

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