「Pokemon GO」、DAUがTwitterに迫る勢い──SimilarWeb調べ

米国などで7月6日に公開された「Pokemon GO」の日間アクティブユーザー数(DAU)が、Twitterのそれに迫る勢い──。
イスラエルのWeb解析企業SimilarWebは10日(現地時間)、このゲームに関する解析結果を発表した。

米国のGoogle Playの無料ゲームランキング
なお、SimilarWebが定義するDAUは、対象とするアプリを毎日利用するユーザーの、米国の全Androidユーザーに占める割合を示す。
つまりこの場合、全米のAndroidユーザーの中で、Pokemon GOを毎日使うユーザーの割合が、Twitterを毎日使うユーザーの割合に迫っているということになる。

Pokemon GOは、米NiantecがPokemon Companyおよび任天堂と共同開発した、iOSおよびAndroid向けの無料モバイルゲーム。
Niantecの拡張現実ゲーム「Ingress」とポケモンを融合したもので、拡張現実世界でポケモンを探したり、交換やバトルが楽しめる。

本稿執筆現在、米国のApp StoreおよびGoogle Playの両方のゲームランキングで首位にある。

SimilarWebによると、Pokemon GOは8日の段階で全米のAndroid端末の5.16%にインストールされており、ダウンロードしたユーザーの6割以上が毎日アクセスしているという。
米国の全Adnroidユーザーの約3%が同ゲームで毎日遊んでいることになる。

8日時点の1日当たりの平均利用時間は43分23秒で、WhatsApp、Instagram、Snapchat、Messengerよりも長いという。

Pokemon GOは、米国、オーストラリア、ニュージーランドでの公開直後にアクセス過多でサーバがダウンし、予想以上の人気で日本を含む他国での公開が遅れている。
また、教会内がポケストップ(ポケモンを獲得できる場所)になって信者以外が殺到したり、ポケストップを悪用する窃盗が発生するなど、トラブルも起きている。

同ゲームの米国での人気を反映し、任天堂の株価は高値を更新している。

NianticがAR(仮想現実)モバイルゲーム「Pokemon Go」を米国、オーストラリア、ニュージーランドでリリースしてから1週間も経っていないが、既に多数のポケモンファンを虜にしており、「ゲットだぜ」とばかりにユーザー数を拡大している。

Similar Webが集計した新しいデータによると、Pokemon Goは爆発的な人気を博しているという。
米国でリリースされてからわずか1日のうちに、米国の「Android」搭載スマートフォンにおける同ゲームのインストール件数は、デートアプリ「Tinder」を上回った。
2日目までに、米国内の全Android端末の5%強にインストールされた。

しかもユーザーらは同ゲームをインストールしただけでなく、夢中になってプレイしている。

「米国でこのアプリをダウンロードしたユーザーの60%以上が、これを毎日使用している。
つまり、米国の全Androidユーザーの約3%が、このアプリのユーザーということになる」とSimilar Webのデジタルインサイトマネージャーを務めるJoseph Schwartz氏はブログに記している。
「この統計値を見ると・・Pokemon GoはTwitterと互角になっており、数日のうちにさらにユーザー数が増加するだろう」(Schwartz氏)
Pokemon Goは端末のカメラやGPS機能を利用して、ゲームのキャラクターをユーザーの目の前に映し出す。
無料でダウンロード可能だ。

任天堂は、2016年にソーシャルアプリ「Miitomo」をリリースしており、スマートフォンゲーム分野への進出を図るのはこれで2度目だ。
任天堂は、さらに4つのスマートフォンゲームのリリースを現会計年度(2017年3月締め)中に予定しており、営業利益が堅調に増加することに期待していると述べている。

Similar WebによるとユーザーがPokemon Goアプリを使用する時間は、「WhatsApp」「Instagram」「Snapchat」「Messenger」よりも長く、1日あたりの平均プレイ時間は43分23秒となっている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

You may also like...