「ポケモンGO」大ヒット、任天堂株が連日の急騰 売買代金は東証の1割超

スマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」の米国での大ヒットを受けて、12日の東京株式市場で、任天堂株が連日の急騰となった。
一時2785円高の2万3045円まで上げ年初来高値を更新、終値も2580円上げた。
売買代金は前日を上回り3000億円を突破した。
DeNAや京都銀行などの関連銘柄も大きく値を上げ、東証はポケモン相場となっている。

ポケモンGOは現地時間6日に米国、豪州、ニュージーランドの3カ国で配信が始まり、翌日には配信数ランキングのトップに躍進。
ツイッターに匹敵する人気ぶりだという評価もある。

任天堂株は7日から12日まで4営業日続伸となったが、爆発的に買われたのは11日から。
11日には高値4000円高で一時ストップ高となり、終値もストップ高まであと10円の2万0260円まで上げた。
この日も勢いは衰えず、終値は上昇率12.7%で、2580円高の2万2840円だった。

売買代金は3000億円超で、2位のトヨタ自動車が780億円余りなので、その4倍はある。
またこの日の東証1部全体の売買代金は約2兆7700億円であり、全体の10分の1以上が任天堂の取引となった。

関連銘柄も上げた。
グループ企業がポケモン関連ソフトを販売しているサノヤスホールディングスが30%上昇して50円高の218円とストップ高で取引を終えた。
任天堂とスマホゲームで提携しているDeNAは5.7%上げて146円高の2712円。

任天堂と株式持ち合いもする取引銀行の京都銀行は8.8%上げて57円高の705円。
またポケモン関連では「ポケモンパン」を売る第一屋製パンが6.4%上げて、7円高の117円となっている。

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