夢のオンライン対戦を実現! 「FIRE PRO WRESTLING WORLD」発表

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スパイク・チュンソフトは、3月2日(現地時間)、GDC 2017が開催されているサンフランシスコにて新作発表会を開催した。
このイベントでは、北米向けの新作タイトルに加え、プレイステーション 4/Windows向けの新作「FIRE PRO WRESTLING WORLD」が発表された。
プレイステーション 4/Windows版で、2017年第2四半期発売、Steamによるアーリーアクセスも可能となる。

今回の発表会は日本タイトルを北米でパブリッシングするメーカーと、日本のメディアを対象に行なわれた。
「FIRE PRO WRESTLING WORLD」では、ディレクターを務める松本朋幸氏がこだわりたっぷりの発表を行なった。

「ファイヤープロレスリング」シリーズは1989年に1作目が生まれ、最後の「ファイヤープロレスリング リターンズ」が2005年、松本氏は「僕はこの12年間、何とかシリーズ作を立ち上げようと努力してきて、その努力がついに実を結びました。
ありがとうございます」とコメントした。
この“復活”には須田剛一氏もお祝いのビデオコメントを送った。

「ファイヤープロレスリング リターンズ」は、“組んで技を決める”という独特のゲーム性を持つプロレスアクションゲームで、思い入れを持つゲーマーも多い。
松本氏はシリーズの説明をしながら声を強めて「『ファイプロ』は変わりません」と強く宣言した。

グラフィックスは2Dのグラフィックスのまま、モデリングは細かく、キャラクターは大きくなっているが、質感はそのままだ。
キャラクターが向き合い、位置を変えるとキャラクターが反転したようになる動き、2人のキャラクターが組んで腰を下ろす動き、技のタイミング、レフリーのカウント「2.9」でフォールから逃れるノリもそのまま。
松本氏は「変わらない勇気です」と「ファイプロ」の方向性を誇らしげに強調した。

今作の大きなウリは2つ。
1つが変わらない「エディットモード」だ。
自由度の高さはそのまま、技やキャラクター設定をとことんまでこだわれる。
変わったのはそのボリューム。
2,000以上の動作やパーツが用意されるという。
このボリュームはシリーズ最大となるという。

そしてもう1つ、大きな変化が「オンライン対戦」だ。
ついに世界中のプレーヤーと「ファイプロ」で対戦が可能になったのである!シングルマッチ、タッグマッチ、さらにはバトルロイヤルも可能。
現在は4人までだが、今後6人、8人で戦えるように作り込んでいくとのことだ。
松本氏は試作バージョンで、エディットモードまで熱く語っていった。

発表会ではさらにディレクターの打越鋼太郎氏による、「ZERO ESCAPE 9時間9人9の扉 善人シボウデス ダブルパック」の海外版「THE NONARY GAMES」の紹介が行なわれた。
本作はプレイステーション 4/Playstation Vita/Windows向けに北米で3月24日発売。
Steamでは初回特典としてサウンドトラックが付属し、価格も10%オフとなるという。

「ZERO ESCAPE 9時間9人9の扉 善人シボウデス ダブルパック」は、「極限脱出 9時間9人9の扉」、「極限脱出ADV 善人シボウデス」のパックとなる。
ただのセットではなく、グラフィックスを一新、インターフェースも改善している。
発表会では、「ZERO ESCAPE」シリーズが2013年に「Game Developers Choice Awards」のBest Narrativeにノミネートされたことや、打越氏がダイエットで大幅な減量を成し遂げたことを絡めつつ、打越氏自身が本作のリニューアルポイントを紹介した。

さらに打越氏は、「何も言えない」として1枚のイラストを提示した。
真っ白な背景に、神経のついた眼球、そして「PROJECT:psync」の文字。
……これが何を示すかは、今後の情報を待ちたい。
他にも北米向けの発表が行なわれたので、合わせて写真で紹介したい。

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