前場の日経平均は小幅続落、方向感なく狭い値幅で推移
[東京7日ロイター] – 前場の東京株式市場で日経平均株価は前日比33円65銭安の1万9345円49銭安となり小幅続落した。
前日の米国株安を嫌気し、朝方から小口の換金売りが先行した。
取引時間中は手掛かり材料が乏しく、指数は横ばいで推移。
前場の値幅は上下53円と狭いレンジにとどまった。
任天堂<7974.T>が連日活況だったほか、福山通運<9075.T>、日立物流<9086.T>などの物流関連が買われるなど個別株が賑わった。
10日にメジャーSQ(特別清算指数)算出や2月米雇用統計などを控え、主要な投資家は様子見姿勢だが、TOPIXが前場小幅高で引けるなど全体には底堅さを維持した。
市場では「外部要因は気になるが、今期は最高益を更新する企業も多く、本決算に向けて好業績株が見直されるタイミングが近づいてきた」(むさし証券ストラテジストの中島肇氏)との声が出ていた。
東証1部の騰落数は、値上がり888銘柄に対し、値下がりが915銘柄、変わらずが196銘柄だった。