「FFXIV」、PAX Eastで吉田Pが話題の“空島IL280武器”について緊急解説

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スクウェア・エニックスは、アメリカ・ボストンで開催中のPAX East 2017にブース出展し、会場からプレイステーション 4/プレイステーション 3/Windows/Mac用MMORPG「ファイナルファンタジーXIV(以下、FFXIV)」のステージイベントを放送した。

ステージでは、北米コミュニティーチームのMatt Hilton氏をモデレーターに、プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏が、公式フォーラムや会場の観覧者から寄せられた質問に答えるQ&Aパネルが行なわれた。

Q&Aが始まる前に、実装されたばかりで物議をかもしている「ディアデム諸島」でドロップするアイテムレベル(IL)280武器について、吉田氏が解説した。
280という設定は、ハイエンドレイドである「機工城アレキサンダー」を超える最高数値となっており、そのことが賛否を呼んでいる。

吉田氏は、「とりあえずまだパッチが当たって3日しか経っていないからナーバスになるのはやめよう」と集まった観衆を諭した。
吉田氏によれば、IL280の武器を得るには、「ディアデム諸島」に参加して、探索任務をこなし、発生条件が不明な緊急探索にいいタイミングで参加した後、レイドをクリアすると、参加していた全員でのドロップ勝負を勝ち抜く必要がある。
さらに、例え取れたとしても、どのジョブの武器が出るか、そしてどんなステータスが付いているかは完全ランダムだ。

吉田氏曰く、本当に必要な武器が手に入るのは「ラスベガスで、道を歩いていたらコインが1枚落ちていた。
それをスロットマシンに入れたらジャックポットを引いた」というくらいの確率なのでゆっくり遊んで欲しいということだ。

「夢が詰まったコンテンツにしてあるので、そんなに簡単に取れるものではないので、焦らなくてもいいです」と吉田氏。
会場で、吉田氏がIL280武器を手に入れた人は、と聞いたところ2人が手を上げていた。
「やはり、自分の好きなステータスで作れるので、アニマウェポンが最強だと思います」と吉田氏。

また、緊急探索を発生させるために、F.A.T.E.をずっとこなし続けている人たちに対しても、あまり意味がないので、探索クエストが終わったら1度出て、次の探索をやり直した方が緊急探索に出会う確率は高いかもしれないと説明し「あまりムキにならずにやってください」と繰り返し自制を呼びかけていた。

また、イベントの終了間際には、北米のデータセンターをアップグレードして移設することになったと発表した。
北米でのデータセンター運営は、スクウェア・エニックスとして初めて海外でのデータセンターを運営するというチャレンジだった。
「紅蓮のリベレーター」直前の5月には、更に品質の高いゲームサーバーやグラフィックスを提供するため、最新のデータセンターへ移設される。

その他のQ&Aについては、以下に箇条書きで紹介したい。

■バトルシステム関連
――今回バトルシステムが変更されますが、ヒーラーDPSを目指しているユーザーとしては、クルセードスタンスがどうなるのか気になります。

吉田氏:アイ・ヘイト・クルセードスタンス(笑)。
でも消すとみんなが怒るので、消していないです。
ただし、繰り返し言いますが、みなさんヒーラーですからね。
ちゃんとヒールをしたうえで、仲間のためにDPSを出したいなら頑張ってください。
DPSに夢中になってたら仲間が全員死んでたなんてことにならないように注意してくださいよ(笑)。

――「ディアデム諸島」でIL280の武器がドロップするようになることに合わせて、「影の国ダン・スカー」や「機工城アレキサンダー」のウイークリー制限が解除されなかったのはどうしてですか?
吉田氏:この後、解除されます。
だからそんなに気にしなくてもいいです。
さっきも言ったように、アメリカンドリームなコンテンツに週制限いらないでしょ?
――「エノキアン」に具体的にどのような変更を加えるのか教えてください。

吉田氏:そんなの簡単にいえるわけないじゃん(笑)。
一応まだ確定ではないですが、「エノキアン」は永続になる予定です。
ただし、上手くやる余地として別のダメージボーナスという概念を入れる予定です。
既存のジョブのアクションがどのように変わって、どこに面白さがあるのかは、動画を含めてまとてご紹介するタイミングを4.0までに作りますので、是非それまでお待ちください。
ただ、「エノキアン」が急に切れて「ファイジャ」が撃てなくて、ずっと「ファイア」を撃ってDPSが下がりまくるということはなくなると思います。

――ヒーラーはちゃんと機能しているといわれているが、バランスが取れていない部分があるように感じています。
バトルバランスの調整でモンクやナイトには調整が入るといわれているが、ヒーラーの中では学者や占星術師が選ばれている中、白魔道士のヒーラーとしてのアイデンティティを知りたいです。

吉田氏:占星術師が使われるようになったのは最近でしょ?
――でも、ヒーラーとしての強みは白魔道士に匹敵すると思います。

吉田氏:今はね。
(拝みながら)一生懸命バランスとります。
プリーズ・トラスト・ミー。

――バトルシステムの変更に伴いファイター系に調整が入りますが、ギャザラーやクラフターに関しても同じような調整ははいりますか?
吉田氏:もちろんレベル70に向かって、各ギャザラー、クラフターのアクションスキルの調整は入ります。
残念ながら新しいギャザラー、クラフター系のクラスはないです。
でも、Mattは知ってると思うけど、この前1.0の資料を見ていたら、見たことがないクラスアイコンがあったよね。

Matt Hilton氏:ええ、羊飼いのような感じでしたね。

吉田氏:羊の毛を狩るギャザラーがあったっぽいけど。
でも、それしかできないよね。

Matt Hilton氏:ほかのこともできると思いますけど。

吉田氏:例えば?
Matt Hilton氏:肉をさばいて、売ったり……。
新しいクラスをデザインしましょうか?
吉田氏:OK。
OK。
次に行こう(笑)。

――タンクロールを好きでやっています。
今あるタンクロールはすべてレベルを上げているので、「紅蓮のリベレーター」後に友達を手伝うために、新しいタンクジョブ、例えばパペットマスタータンク(からくり士)のようなものを入れてもらえませんか?
吉田氏:今から?死んじゃうよ?僕ら死んじゃうと、どんなニュージョブも入らなくなるので、まずは「紅蓮のリベレーター」を遊んでからにしようよ!だって、まだ完成してないんだもん。
あと2カ月くらい我々はヘルなので。
まあでも、今回、赤魔道士と侍という、世界中からリスクエスト非常に強かったジョブを追加できてほっとしています。
それらを遊んでから、次の新しい、こんなジョブが欲しいというリクエストをください。
もう一回いっておきますが、プレイして「から」ですから。

――手ごたえのあるコンテンツ、例えば「大迷宮バハムート」や「機工城アレキサンダー」などが存在しているが、1週間に1回の制限をこなしてしまえば、その週の残りは何もすることがないプレーヤーが結構いるので、同じくらい手ごたえのあるコンテンツを増やしていくことは可能ですか?
吉田氏:開発チームを倍にしないと無理だと思います。
かといって難しくするとみんな怒るしね。
簡単だとクリアしてやることないと言われるし、なかなか難しいですね。
ただレイドをクリアしたチームに、何かもう1つチャレンジできるコンテンツを作ろうと思っているので、情報がちゃんと出せるまで、もう少しお待ちください。
その代わり、フランクフルトでも言いましたが、難しいと文句を言わないように、ぜひお願いします。

■北米プレーヤーからの様々な要望
――クルーズチェイサーマウントが欲しいです。

吉田氏:前向きに検討します。

――暁の血盟のために一生懸命働いているが、あのゴーグルはいつになったら手に入りますか?
@@em|s|吉田氏:欲しいですか?でもあれはシャーレアンの賢人にならないともらえないので。
いつかシャーレアンという国に行くことがあったらもらえるかもしれないです。
いつか……、6.0か7.0か。

――エターナルバンドに関して、特に拡張されたという印象がありませn。
今後、アップデートを加える予定はありますか?記念日とか、アニバーサリーだったり、バレンタインデーになにかわたすとか。

吉田氏:今作業中です。
4.1か4.2ごろにアップデートで入るのではないかと。
近くなったらどういうアップデートをするか紹介しますので、お待ちください。

――クルルの衣装をモグステで買えるようになるのはいつ頃ですか?
吉田氏:作り始めたらしいです。

――季節イベントで、前回の「守護天節」ようなダンジョンを使ったミニゲームのようなものはありますか?
吉田氏:今年もどれか1つは、コンテンツを使ったシーズナルイベントになります。
楽しみにしてください。

――3年間ほどプレイして、レイドも全部クリアしていますが、一番難しいボスだと思ったのは、カスタマーサポートに連絡を入れることでした。
1回アカウントを取り上げられたことがあって、サポートに電話をしてもぜんぜん繋がらない。
誰か電話番はいるの?
吉田氏:それは、なぜ取り上げられたのかを個々で聞いてもいいのかな?
――1年間くらい休眠していたのですが、戻ってきたときにアカウントの記録がないといわれ、ログインできなくなってしまいました。
それ以来カスタマーサポートに連絡をとろうとしているが、繋がらないのです。

吉田氏:コミュニティサービスの偉い人がきているので、終わったらきてください。
僕が直接聞きます。

――バニー衣装の男性用はどうなっていますか?
吉田氏:僕は覚えている。
去年ここで話を聞いたね。
ヒューランと、ルガディンの作業は終わった。
ほかはまだ作業中だけど、「紅蓮のリベレーター」の作業に入っちゃったので、ちょっと止まっている。
ただ、今日このライブストリームを見て担当者が「はっ!」と思い出していると思います。
ヒューランのヒップはチェックしたけど、すごくセクシーでした。

――オーケストリオンを持ち運びできるような、「オーポッド」を作って欲しい。
お願いしますお願いしますお願いします。

吉田氏:それを作るには新しいシステムが必要です。
アイデアはいいと思いますよ。
でも、まあ祖堅とサウンドプログラマーの仕事が増えるのかな?たぶんこの場に祖堅がいたら「ノー!}って叫んで帰るんじゃないかな。
ただ、彼に伝えてはおきます。
たくさんサウンドトラックを買ってあげてください。

――レイド装備にセット効果を加える予定はありますか?
吉田氏:あるかと聞かれたら「ない」ですが、確かに同じアイテムレベルの装備は時間をかければ手に入るけれど、レイドをコンプリートして装備を揃えたという価値は、確かに意味がある方がより面白いかなと思いますので、前向きに検討します。

――正式なジョブではないが、私はインテリアデザイナーを自分のメインジョブだと考えているので、鎧や武器を展示させる機能、例えばマネキンを作ってもらえますか?
吉田氏:ちょうど4日前に日本でその話をしました。
いずれにせよ、4.Xシリーズのどこかで達成はします。

■「紅蓮のリベレーター」への疑問、質問
――「紅蓮のリベレーター」で紹介された侍と赤魔道士はどちらもDPSですが、ドマやアラミゴ地域がガレマール帝国に占領された理由は、誰もヒーラーやタンクとして機能していなかったからでしょうか?
(爆笑)
吉田氏:あれだよ、きっと攻撃するしか能がなかったからだよ。
だからエオルゼアのみんなが、タンクやヒーラーとしてちゃんと行ってあげてください(笑)。

――「紅蓮のリベレーター」のコンテンツの中で、もしかしたらプレーヤーが見落としてしまうかもしれないけれど、自分たちとしては誇りを持って作ったコンテンツなので、プレーヤーには発見して欲しいというものはありますか?
吉田氏:コンテンツはできるだけ遊んでもらえるようにばらまいているつもりなので、見つからないということはないと思います。
ただ、マップの高いところに上るのが好きだという人はどのくらいいますか?(挙手を見て)結構いますね。
クガネの街は結構高い所まで登れるので、どうやったら登れるのかぜひ見つけてください。
ただスゲー難しいので、上からボトボト人が落ちてきても驚かないように。

――「紅蓮のリベレーター」がリリースされるに伴って新しいエリアや文化が紹介されるが、既存の文化をより紹介していく予定はありますか?例えばセレゼンのシェーダー族など、一部にまだ文化が紹介されていない部族があるので、それに関してストーリーが展開するなど、既存の文化を紹介する機会はありますか?
吉田氏:今後もスポットが当たらないとはいいませんが、どれにというところは、ちょっと約束が難しいですね。
もちろん4.0で、今までにすでに登場しているNPCで、これまでスポットが当たらなかったキャラに当たるシチュエーションもちゃんとあります。
それが皆さんの気に入るかどうかは分かりませんが、まずは「紅蓮のリベレーター」のストーリーを楽しんでください。
あとは設定を作っているメインシナリオ担当の織田とマイケルがまた設定本を作ると言い出すと思うので、そちらを楽しみにしてください。

――探索が大好きで、走り回ることが大好きです。
「紅蓮のリベレーター」で泳ぐや潜るといった要素が加わりますが、泳いだり、潜ったりすることに関連するものも記録として残していくことができるのですか?
吉田氏:まだ探索手帳の記ポイントを確認していないので、確認するときに水中まで行ったかをチェックするように言っておきますね。
ただめんどくさいって言わないでくださいね。

――「紅蓮のリベレーター」でレベルキャップが上がるので、メンターバフをさらに拡張させる予定はありますか?
吉田氏:メンターとビギナーが組んだ時のバフのことですか、それともメンターになる条件のことですか?
――前者です。

吉田氏:なるほど。
システム的にはすぐ可能だと思うので、前向きに検討します。
レベル70になりますしね。

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