〔東京株式〕小幅続伸=一巡後は伸び悩み(19日前場)
米国株高などを背景に主力株の一角が買われ、日経平均株価は前営業日比78円32銭高の1万6576円17銭、東証株価指数(TOPIX)は4.28ポイント高の1321.38と、ともに小幅続伸した。
出来高は9億9747万株。
強含み。
アドクリエイトが急伸し、象印、中本パックはしっかり。
半面、ローツェ、アートスパークが売られた。
出来高2663万株。
まちまち。
出来高31万8100株。
▽日経平均の寄与度高い銘柄に明暗
前日の米ダウ平均が7営業日続伸し5日連続で最高値を更新したことや、トルコのクーデター事件が早期に収束し為替相場に大きな影響を与えなかったことなどが好感され、連休明けの東京市場は続伸で始まった。
日経平均株価は一時160円以上上昇したが、一巡後は戻り待ちの売りも入り、伸び悩んでいる。
日経平均への寄与度が高いファーストリテとソフトバンクGは明暗を分けている。
前者は先週末のストップ高の流れを引き継いで大幅続伸する一方、後者は英国の半導体設計大手の巨額買収発表で財務体質悪化懸念から大きく値を下げた。
市場関係者からは「ソフトバンクGが相場のカギ」(銀行系証券)などと、日経平均の上値が重い主因に挙げる声も聞かれた。
連日年初来高値を更新している任天堂は約6年ぶりに3万円台に乗せる一方、前週末に上場したLINEは下落し、これらスマホ関連株も逆方向の値動きとなっている。