ポケモンGO関連銘柄、活況=任天堂株に高値警戒感―東京株式市場

任天堂 などが開発したスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO(ゴー)」の配信が日本で始まった。
22日の東京株式市場では任天堂株の売買代金が1銘柄だけで7000億円を突破したほか、関連銘柄の取引も活況だった。
株価上昇率の上位には、ポケモンのアニメ制作会社イマジカ・ロボットホールディングス や、持ち運びできるスマホ用バッテリーを販売するアイ・オー・データ機器 など関連銘柄がずらりと並んだ。
日本での配信で提携した日本マクドナルドホールディングス は前日比で4.2%値上がりした。
任天堂の株価は、ポケモンGOの国内配信が始まった直後に値上がりした。
ただ、その後は利益を確定する売りも出て一時前日比でマイナスに下落するなど、売り買いが交錯した。
米国で配信が始まった今月6日以降、任天堂株は2倍近くまで高騰しており、高値への警戒感が出始めた。
任天堂以外のゲーム関連企業には、直近の値上がりから早くも売りに転じている銘柄もある。
市場関係者の間には、「ブームは熱しやすく冷めやすい」として、ポケモンGOのヒットの行方を見極めたいとのムードがある。
また、「任天堂株は(既に)ピークに達している」(欧州の投資銀行)などと、市場の熱狂がいつまで続くかを疑問視する声も聞かれた。
◇ポケモンGOの関連銘柄
銘柄関係株価騰落率%
任天堂開発元28,2200.8
日本マクドナルドHD提携3,6204.2
イマジカ・ロボットHDアニメ制作1,32022.3
ハピネット外部アクセサリー1,50524.9
エスケイジャパンゲームセンター向け景品66717.6
アイ・オー・データ機器スマホ充電器73715.7
バンダイナムコHD版権・ゲーム2,764▲2.6
スクウェア・エニックスHDゲーム3,240▲3.3
(注)株価は22日終値。
▲はマイナス

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