ポケモンGO訴えられた!ついに裁判沙汰 米男性が任天堂など提訴
スマートフォン向けゲーム「ポケモンGO(ゴー)」を巡り、米東部ニュージャージー州の男性が2日までに、ゲームで架空の生き物「ポケモン」が所有地に無許可で表示され迷惑を受けたとして、開発を主導した米ナイアンティックや任天堂など3社に損害賠償を求めて西部カリフォルニア州の連邦地裁に提訴した。
同ゲームを巡る訴訟は世界で初めてとみられる。
共同電によると、男性は、ゲームで遊ぶのに必要な道具を入手できる地点「ポケストップ」に無許可で設定された土地所有者らを含めて、米国の同じ境遇の人を全て原告とする集団代表訴訟として扱うように求めている。
訴状によると米国でゲームの配信が始まった7月6日以降、男性の自宅の裏庭が無断でポケモンの出現場所となり少なくとも5人のプレーヤーから裏庭に入れてほしいと求められた。
男性は、全米で他人が私有地に勝手に入り込む事態になっていると指摘。
「ナイアンティックは迷惑行為の責任があり、全ての被告は不当に利益を得ている」と主張している。
日本でも「ポケモンGO」を巡っては、広島市は「慰霊・鎮魂のための聖域としての静けさや雰囲気を失わせる」として、平和記念公園内にポケモンが出現しないよう任天堂に要請。
公園内約10カ所にスマホ使用に配慮するよう貼り紙を掲示して注意を呼びかけている。
出雲大社(島根県)や金刀比羅宮(香川県)なども境内で遊ぶことを禁止した。
また、鉄道23社は駅構内に、最高裁は全国の裁判所にゲームのアイテムが出現しないよう要請するなどの措置を取っている。