小島監督の新作、『バイオハザード7』、『ゴッド・オブ・ウォー』……注目作が多数発表されたPlayStationカンファレンスまとめ

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文・取材:編集部 ロマンシング★嵯峨
●プレイステーション4のラインアップはますます充実!
2015年6月14日〜16日(現地時間)、アメリカ・ロサンゼルスで開催される世界最大のゲーム見本市“E3(エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ)2016”。
その開幕に先駆けて、Shrine Auditoriumで開催された、“PlayStation E3 2016 Press Conference”の発表内容を、まとめてお届けしよう。
なお、本カンファレンスで発表されたのは、いずれもプレイステーション4用タイトルだ。

■『ゴッド・オブ・ウォー』シリーズ最新作が発表!
カンファレンスは、なんとオーケストラの生演奏でスタート。
重厚なメロディーにコーラスが重なり、壮大な音楽が奏でられる。
そして幕が開き、ステージのスクリーンに映し出されたのは、猟師風の少年の姿。
少年は誰かと会話をしている。
いったい誰なのか……。
来場者が期待を込めて見つめていると、ついにその会話相手――クレイトスが姿を現わす!そう、本作は『ゴッド・オブ・ウォー』シリーズ最新作となる『GOD OF WAR』。
開幕直後のサプライズに、会場は大いに沸いた。
『ゴッド・オブ・ウォー』シリーズ最新作『GOD OF WAR』が登場!

■生きる意味を探す男のサバイバル『Days Gone』
続いて、SIEアメリカのプレジデント兼CEO、ショーン・レーデン氏が挨拶。
その後に発表されたのは、Bend Studioが手掛ける新作『Days Gone』。
本作は、パンデミック後の世界で、流れ者の賞金稼ぎとして生きる主人公の姿を描く、オープンワールドのアクションアドベンチャーゲームとのことだ。

『Days Gone』 Bend Studio開発のゾンビサバイバルアクションゲームがPS4に登場
■『人喰いの大鷲トリコ』ついに発売日が!
『人喰いの大鷲トリコ』の最新映像が公開され、発売日が2016年10月25日に決定したことが明らかに!映像は、大鷲が2体以上映っているシーンなど、初めて見るシーンが満載。

『人喰いの大鷲トリコ』発売日が10月25日に決定!
■『Horizon Zero Dawn』海外では2017年2月28日に発売
海外では2017年2月28日に発売されることが明らかになった『Horizon Zero Dawn』。
最新ゲームプレイ映像では、主人公アーロイが、敵である謎の機械にワイヤーを射出して動きを止め、さらに何らかの処置を施すことで、その機械を自身の乗り物としているさまなどが確認できた。

『Horizon Zero Dawn』最新ゲームプレイ動画が公開

■『Detroit Become Human』選択次第でいくつもの物語が生まれる
『HEAVY RAIN(ヘビーレイン) -心の軋むとき-』や『BEYOND: Two Souls(ビヨンド:ツー ソウル)』を手掛けたQuantic Dreamの新作、『Detroit Become Human』の差家新映像が公開。
本作では、プレイヤーの選択次第で、物語がさまざまな形に変化するようだ。
映像では、ビルの屋上にいるアンドロイドと、そのアンドロイドに人質に取られた少女に対し、どのような行動を取るかで、彼らの結末が変化。
アンドロイドと少女がともにビルから落ちたり、少女は助かるがプレイヤーは撃たれてしまったり……とさまざまな結末が待っていることが示された。

なお、今回の映像に登場したプレイヤーキャラクターはコナーというアンドロイドの交渉人。
本作が昨年のParis Games Weekで発表された際は、カーラという女性アンドロイドが発表されていたが、コナーはカーラに続いて発表された、2人目のプレイアブルキャラクターということになる。

『Detroit Become Human』最新トレーラーが公開

■『バイオハザード』ついに『7』がお披露目!
つぎの映像は、VR対応タイトルだという。
“before KITCHEN……”と映し出されたことから察するに、カプコンのPS VR用デモ『KITCHEN』に関係するものなのか。
見るものの恐怖を煽る映像(客席から悲鳴が上がるほど!)。
そして、最後に表示されたのは……“VII”の文字。
そう、これは『バイオハザード7 レジデント イービル』の映像だったのだ! 大いに盛り上がる来場者。
そして、発売日(日本では2017年1月26日)と、体験版となる『バイオハザード7 ティザー 〜ビギニングアワー〜』がさっそく配信されることが発表されると、会場ではさらに大きな拍手が巻き起こった。

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■PS VRの発売日が決定!対応タイトルも続々
プレイステーション VRの発売日が10月13日に決定したことが発表!価格も明らかになった(日本では44980円[税抜])。
また、PS VR対応タイトルとして、『Farpoint』、『スター・ウォーズ バトルフロント X-WING VR MISSION』、『Batman Arkham VR』が発表。

さらに、『ファイナルファンタジーXV』のプレイステーション VRコンテンツ『ファイナルファンタジーXV VR EXPERIENCE』が開発中であることも判明。
主人公ノクトを中心とした4人組のひとり、プロンプトを操作するコンテンツのようだ。

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■『Call of Duty: Infinite Warfare』最新映像
『Call of Duty: Infinite Warfare』の最新トレーラーが公開。
『Call of Duty: Infinite Warfare』特別版(PS4)を予約すると、特別版に同梱される『Call of Duty: Modern Warfare Remastered』のキャンペーンモードの30日先行アクセスが、特典としてもらえることが明らかに。
なお、日本国内での本予約特典対応については現在未定。

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■『クラッシュ・バンディクー』が帰ってくる!
続いて、ステージは打って変わって明るい雰囲気に。
そのステージの上を歩く、ショーン・レーデン氏の影が、なんだか見覚えのある形に……?そう、そのシルエットは、クラッシュ・バンディクーのもの!
『クラッシュ・バンディクー』、『クラッシュ・バンディクー2 コルテックスの逆襲!』、『クラッシュ・バンディクー3 ブッとび!世界一周』の3タイトルのHDリマスター化が明かされたほか、アクティビジョンが手掛ける『SKYLANDERS IMAGINATORS』(10月発売予定)に、クラッシュが登場することも明かされた。
『クラッシュ・バンディクー』シリーズ3作品のHDリマスター版がPS4で発売決定!

■『レゴ スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の体験版を期間限定配信
『レゴ スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の最新映像が公開。
同作の体験版が、カンファレンス開催日より2週間限定で配信されることが明らかに。
なお会場では、ここでもオーケストラの生演奏が楽しめた。

『LEGO STAR WARS』 2週間限定の体験版が本日より配信開始

■コジマプロダクションの新作『DEATH STRANDING』が初公開!
ここで、SIE 代表取締役社長 兼 グループCEOのアンドリュー・ハウス氏が登壇し、ひとりのゲストを招き入れた。
そのゲストとは……コジマプロダクションの小島秀夫監督!大きな拍手と歓声で迎えられた小島監督が披露したのは、新作……その名も『DEATH STRANDING(デス・ストランディング)』のティザー映像だ。

まず映し出されたのは、浜辺に打ち上げられたカニの死骸。
そして、その浜辺に倒れている裸の男性の姿。
男性の左手には手錠がはめられている。
男性は、同じくそばに倒れていた赤子を抱き上げるが……気づくと赤子はいなくなり、身体に無数の手形が……。
謎に満ちた映像だが、いったいどんなストーリーになるのか!?なお、主人公は俳優のノーマン・リーダスが演じる。

小島秀夫監督の最新作、プレイステーション4用タイトル『DEATH STRANDING』が発表!
小島秀夫監督のPS4最新作『DEATH STRANDING(デス・ストランディング)』の公式リリースが到着、主人公にはノーマン・リーダスを起用!
■『スパイダーマン』がPS4で登場!
スパイダーマンが主役のゲームがPS4で登場することが明らかに。
なお、開発は『ラチェット&クランク』シリーズなどで知られるインソムニアックゲームズが手掛ける。

『スパイダーマン』がPS4タイトルとして開発中!
■『Days Gone』のデモプレイで締めくくり!
カンファレンスの締めくくりとして行われたのは、冒頭で発表された『Days Gone』のデモプレイ。
なんらかの理由で凶暴化してしまった人間(ゾンビなのか?)が、群れをなして主人公に襲い掛かる。
主人公は銃を使って撃退しながら、敵がいない場所へと逃げていくのだが、やがて囲まれてしまう……というところで終了。
圧倒的な数の敵に、どう立ち向かうのか?続報を待ちたい。

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プレイステーション4の充実のラインアップを見せつけた“PlayStation E3 2016 Press Conference”。
オーケストラによる演奏や、プロジェクションマッピングを利用した演出などを駆使し、カンファレンスをひとつのエンターテインメントとするその姿勢に驚かされた。

なお、カンファレンス終了後は、PS VRタイトルの試遊会が行われた。
試遊リポートは別途お届けするので、お楽しみに。

世界最大級のゲーム見本市「E3」が14日(日本時間15日午前)、米ロサンゼルスで開幕する。

注目は仮想現実(VR)技術で、ゲームが楽しめる端末の一般向け発売が相次ぐ今年は「VR元年」だ。
今後の成長市場として期待が高まる中、本命とされるソニーと海外勢が火花を散らす。

ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は、VR技術を活用したゴーグル型専用端末「プレイステーションVR」を10月に発売する。
世界全体の販売台数が4000万台超の家庭用ゲーム機「プレイステーション4」(PS4)で、使うことが出来る。
年内に50本以上のソフトが発売される予定で、SIEは13日に開いたイベントで、発売予定のソフトを続々披露した。

東北で創業したのは2004年、「K sound design」という名前の会社です。
着メロが流行っていて、高品質で安く作ることへの需要が高く、あっという間に30人の雇用を抱える会社になりました。
急成長できたのはお客様に恵まれた以外にも、未経験だったので雇用を増やすリスクについてよく知らなかったことと、仕事が新しく面白かったので若い人がすぐに興味を持ってくれたこともあるでしょう。

また、もともとは東京で働いていたので、その時にお付き合いがあった方に声をかけていただいたこと。
東京の住処も残したままだったので、そこが東京の営業拠点になったことで、お客様にも身近に思っていただけたこともあったかと思います。
こうして、東京の営業、東北の制作という分業が、すぐに回り始めました。

文・取材・撮影:編集部 コンタカオ
●メディアブリーフィングでプレイ動画が解禁!
海外ではプレイステーション4、Xbox One、PC向けに2016年11月15日発売予定のオープンワールドアクション、『WATCH DOGS 2』。
前作は2014年に発売され、ハッキングをテーマにした斬新なゲームシステムで人気を博した。
新しい事象をどん欲に取り入れるユービーアイソフトらしさが詰まったゲームとして日本でもヒットを記録したが、E3 2016に先駆けて続編の開発が発表され、話題となったことは記憶に新しい。
そんな『WATCH DOGS 2』のプレイ動画が、2016年6月13日(現地時間)に開催された“Ubisoft E3 2016 Media Briefing”にて公開された。
そこから読み解ける本作のゲーム性、そして新たな“番犬”の戦いを解説していこう。

『WATCH DOGS 2』プレイ動画が公開、PS4版はDLCにアーリーアクセス可能!
●さらなる戦略を可能にする新しい主人公
『WATCH DOGS 2』の舞台はアメリカ西部の大都市、サンフランシスコのベイエリアだ。
主人公は若きハッカーのマーカス・ホロウェイ。
前作にも登場したハッカーグループ“DedSec”に参加している。
彼の持ち味はハッキングのスキルと、パルクールを主体とする高い身体能力である。
前作の主人公エイデン・ピアースも能力は高かったが、彼と比べてマーカスは、全体的に軽やかなイメージが強い。
エイデンはその過去に苦しみ、システムを利用して復讐に燃える男だったが、マーカスは理想に燃える青年という印象だ。
プレイ動画では、パンキッシュなハッカー仲間のWRENCHと協力して、不正の証拠隠滅を図っている現場に突入するミッションが見られるが、いざ現場に乗り込む際にイヤホンを耳に突っ込むところなど、いかにも血気盛んないまどきの若者という感じ。
軽やかなのはキャラクターデザインだけではなく、細かい部分のデザインにまで行きわたっている。
たとえば、トレーラーでも確認できるスマートフォンの画面。
DedSecメンバー用のアプリ(?)が表示されているのだが、80年代のレトロフューチャーと最新のデザインをミックスしたレイアウトに、ぐっとくる人も多いだろう。
前作は、言葉は悪いが少しもっさりとした印象があったので、この若返りは成功していると言える。
また、飛行ドローンやラジコンカーといった新たなツールによって、ハッキングを使った戦略が大幅に進化していることも見逃せない。
ハッキングで攻略ルートを見つけていくという根本に変わりはないものの、ドローンでの偵察によってステージ全体を俯瞰で把握できるようになっていたり、あらぬ角度からハッキングのルートを発見したりと、プレイヤーの選択の幅がまったく異なるのだ。
プレイ動画では、ステルスで障害となる人物を排除していきながら目標に近づき、HDDからデータをコピーしているあいだは作業が終了するまで銃撃戦をくり広げているが、ハッキングしたクルマを暴走させて敵を倒すなど、ただ銃で一辺倒に戦うだけではない多彩なプレイが確認できる。
テクノロジーが進化するならハッカーの戦いかたも進化する。
どのソースをいかに利用するのか、頭を悩ませながら戦略を考える楽しさはアクションゲームの原点であり、最新技術をテーマにした本作がそれを体現していることこそ、本作の独自性を示している。

●ミッションを実際にプレイ!その感覚は……!?
新たなモチーフでさらなるパワーを獲得した『WATCH DOGS 2』だが、じつはE3本番前に、実際にプレイする機会を得たので、簡単なインプレッションをお届けしよう。
まずはベイエリアを軽く探索してみたのだが、どこか鈍色を漂わせるシカゴに比べて、サンフランシスコの乾燥した明るい空気(周囲の人々のたたずまいはもちろん、看板や建物の雰囲気なども含めて)が気持ちいい。
ほかのプレイヤーと遭遇したときに軽いあいさつを交わして(モーションがプリセットされている)、好きなクルマに乗り込む。
目指すはウォッチタワーだ。
既報のとおり、本作のドライビングは改善されている。
前作のすべるようなハンドル感覚と比べて、本作はしっかりとタイヤが道を噛んでいて、プレイヤーの操作にしっかりとクルマがついてきてくれるのだ。
ドライビングゲーム専門のチームが開発を担当したそうで、クルマを使用したミッションに悩まされたプレイヤーには朗報。
クルマは遠隔操作が可能なので、敵の注意をそらせたり敵に突っ込ませたりと、戦略の一部に組み込めるのもユニークだ。
ウォッチタワーに到着したら、塔の上に設置されたctOSのターミナルをドローンでハッキングする。
あまり遠くまで飛ばすと電波が途切れてコントロールを失うが、ボタンひとつで発進も格納もできるので、気軽に使えるのはうれしい。
空を飛ぶついでに周囲を見渡してみたが、ゴールデンゲートブリッジやアルカトラズが見えて気持ちいい。
シカゴの再現っぷりでその実力は信頼しているが、本作もそのあたりはバッチリだろう。
スマホでDedSecからのミッションを確認し、つぎの目標である港湾事務所に向かう。
目的となるPCの位置をドローンで把握しつつ、どこに誰がいるのか、どのような構造の建物なのか、上空から全体の情報を確認する。
俯瞰で全体を見られるおかげで戦略を立てやすくなり、すぐに行動へ移れるのはすばらしい改善だ。
もちろんティザー銃を使って真正面から突っ込んでもいいし、見つからないようにステルス移動で到達するのも可能だ。
ミッションクリアーまでのアプローチが多彩という前作の美点はしっかりと継承されているので、『WATCH DOGS』ファンは安心してほしい。

●ハッキングを活かした新感覚のCO-OPプレイ
シングルプレイでのベーシックなミッションを終えたら、今度はオンラインマルチプレイに挑戦だ。
前作と同様で、本作でもシングルプレイからシームレスに移行するマルチプレイが楽しめるが、ランダムに”侵入”してきた他プレイヤーと協力できるCO-OPプレイが実装されている。
今回は、ギャングのアジトに協力して潜入するミッションを体験する。
まずは、仲間がアジトの入り口付近に待機。
そのあいだに自分はドローンを飛ばして敵の位置を確認する。
入り口に犬がうろうろしていてジャマなので、ドローンからティザー銃を撃って気絶させることに。
マーカスは3Dプリンターを使って武器やドローンを強化できるので、いま使用しているドローンも偵察だけではなく、いろいろな機能を持っているようだ。
仲間が潜入したのを確認して、自分も塀を乗り越えてアジトの中に入る。
お互いの情報を共有しながら、目的の場所まで向かおう……としたところで、タイムアップ。
マルチプレイのデモプレイは終了した。
短い時間の試遊でまだ導入しか理解できていないとはいえ、ドローンやラジコンカーによるハッキングで進行ルートを作り出したり、敵のスマホをハッキングして油断させるなど、自分なりの戦略が他プレイヤーとの連携にハマったときの快感は想像できる。
どのような形で新たなマルチプレイが楽しめるのかは未知の部分も多いので、詳細は続報を待ちたい。

●アクティブなハッキングがゲームを変える
全体的な感想をまとめると、『WATCH DOGS 2』はよりアクティブなハッキングが楽しめる印象が強い。
ハッキングとアクションのつながりが強化されており、自分の行動にハッキング行為が自然と組み合わさっている。
極端に言えば、障害物をジャンプして乗り越えるのと、ハッキングで閉じたシャッターを開ける行動が同等に感じられるということ。
「さあハッキングするぞ!」と身構えるのではなく、直感的なハッキングが可能なので、目まぐるしく展開する状況に合わせた、アクティブなプレイが楽しめるだろう。
2作目にして、ハッキングというゲームデザインがしっかりと確立されたことを実感できた。
海外での発売日はそんなに遠くないので、間を置かずにどんどん新たな情報が出てくるはず。
とりあえずいまはE3の情報をチェックしつつ、進化したハッキングアクションのこれからに期待しておこう。

ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は13日、バーチャルリアリティー(VR、仮想現実)ゲームを楽しめるゴーグル型映像端末「プレイステーション(PS)VR」を日米欧で10月13日に発売すると発表した。

日本での価格は4万4980円(税別)。
6月18日から予約を受け付ける。

PSVRはゲーム機「プレイステーション(PS)4」に接続して使う。
頭部の動きに合わせてゴーグル内に映し出される映像が上下左右に360度変化し、ゲームの仮想空間に入り込んだような体験が味わえる。
革新的端末としての期待は大きく、VR普及の起爆剤となる可能性がある。

日本で発売予定の25本のPSVR対応ゲームソフトも発表。
このうち、人気シリーズ「ファイナルファンタジー(FF)15」や「バイオハザード7」などは、テレビ画面でもPSVRでも遊べる。
「バットマンアーカムVR」などのPSVR専用ゲームも多数登場する予定だ。

ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジア(SIEJA)は、家庭用ゲーム機「プレイステーション4(PS4)」の仮想現実(VR)システム「PlayStationVR(プレイステーションヴィーアール、以下PSVR)を、日本国内で10月13日に発売する。
希望小売価格4万4980円(税別)。

「PSVR」は、ヘッドセットをかぶると周囲に3D空間の映像が広がり、3Dオーディオ技術と連動することにより、ゲームの世界に入り込んだような臨場感が味わえる。

同時に、「ファイナルファンタジーXV」や「バイオハザード7residentevil」、「グランツーリスモSPORT」「初音ミクVRフューチャーライブ」など対応ソフトが発表された。
6月18日からソニーストアなどで予約を受け付ける。

Ubisoftが現地時間の6月13日に開催した「Ubisoft E3 2016 Conference」。
カンファレンスの中心となったのは以前よりアナウンスのあった「Tom Clancy’s Ghost Recon Wildlands」、「South Park: The Fractured but Whole」、「For Honor」、「Watch Dogs 2」の続報で、タイトルの情報を立て続けに発表するというよりは、1つ1つの作品に時間を取り、その魅力を深く紹介していく形式となっていた。

中でも会場が盛り上がったのは、「For Honor」と「Watch Dogs 2」。
「For Honor」では、今回はプレイアブルキャラクターとしてのバイキングが初登場し、侍の陣営に攻め込むというキャンペーンモードのデモプレイが披露された。

バイキングは筋骨隆々、大型の斧を振り回す戦士。
騎士、侍と比較しても一撃の重い力強いキャラクターとなっている。
侍側には雑魚敵だけでなく、大柄で棒を振り回す敵や通常よりも一回り大きい日本刀を振るうボス級の侍がいて、彼らとの乱戦が楽しめる。
またロープを使って城壁を上るアクションもあり、既に公開されているマルチプレイとは異なった体験となっているようだ。
発売日は、2017年2月14日と発表された。

また「Watch Dogs 2」では、実際のミッションに沿ったデモプレイが披露された。
今作ではドローンを使っての付近の調査が可能となっており、空中から敵の位置を確認したり、潜入ルートを考えたりできる。
前作の特徴だった監視カメラへの侵入もドローンから可能となっており、ドローンから監視カメラ、そしてまた別の監視カメラを経由して、建物内部のより詳細な様子を見ることができる。

さらに今作が良いのは、主人公がはっきりとした目的を持っていることで、セキュリティに侵入してネットワークのハッキングに成功すれば、ゲーム内のモニターすべてがザッピングして主人公の裏の顔「Dedsec」マークが映し出される。

この“乗っ取り成功”の爽快感が前作にはなかったもので、このデモによって本作への期待はさらに高まったと言える。
なお「Watch Dogs」については、「Assasin’s Creed」に引き続いて実写映画化が決定したという。

新作のサプライズという点では、カンファレンスの最後に発表された「Steep」はかなり面白いコンセプトのタイトルだ。

「Steep」は、世界の雪山を舞台としたXスポーツゲーム。
雪山の上からウイングスーツで飛ぶ、スノーボードやスキーで滑る、パラシュートで下るといったことができる。

Steepとは急勾配、急な傾斜の意味で、、その言葉通り、一度スタートを切れば、自然のままの急な斜面を猛スピードで飛んだり滑ったりしていくこととなる。
本作はマルチプレイが推奨されており、他のプレーヤーと集まってレースをしたり、トリックの上手さを競うことができる。

レースを終えた後はそのプレイを振り返ることが可能で、好きな場面で止めたり、巻き戻したり、視点を変えたりしながら見どころを鑑賞できる。
そこからシーンのシェアも可能なので、爽快な滑りを決めたり、派手で面白いクラッシュをしたり、「これは」と思うプレイは他のプレーヤーに見せて楽しみを広げていくような遊びが想定されているようだ。

純粋に派手な雪山スポーツを楽しむという変わったコンセプトではあるが、その山々は美しく、パラシュートで景色を見ながらゆっくり下るだけでも心が癒やされそうだ。
PS4、Xbox One、Windows向けタイトルで、発売は12月が予定されている。

コアなシューターからファミリー向けのダンスゲームまで全方向でジャンルを取り揃えるUbisoftだが、それはVRでも同じ。
今回のカンファレンスでは「Eagle Flight」の3対3のマルチプレイ対戦が披露され、そして新作として「Star Trek: Bridge Crew」が発表された。

「Star Trek: Bridge Crew」は、1つの宇宙船に複数人で乗り込み、それぞれの役割を果たしながら宇宙船を操作していくというもの。
VR空間には宇宙船の司令室が再現されており、指示を出したり受けたりしながら、「スタートレックごっこ」が本格的に遊べる。
本作はVRプラットフォーム向けに、今秋リリース予定。

このほかカンファレンスでは、「Just Dance 2017」や「Grow Up」、「Trials of the Blood Dragon」などが発表された。

文・取材・撮影:編集部 世界三大三代川
●開幕直後に長蛇の列!
2016年6月14日〜16日(現地時間)、アメリカ・ロサンゼルスで開幕した世界最大規模のゲーム見本市“E3(エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ)2016”。
任天堂ブースは、ついにお披露目となった『ゼルダの伝説ブレス オブ ザ ワイルド』一色。
ブース全体を半クローズドのようにして、『ゼルダの伝説ブレス オブ ザ ワイルド』の世界を体感できる空間を作り上げている(『ブレス オブ ザ ワイルド』ブース部分の写真付きリポートは→コチラ)。
また、外壁にゲームプレイを中継する“Nintendo Treehouse: Live at E3”のブースを設け、そこでは『ゼルダの伝説ブレス オブ ザ ワイルド』のほか、『ポケットモンスター サン・ムーン』、『Pokemon GO』のプレイ模様が中継される。

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・新作『ゼルダの伝説ブレス オブ ザ ワイルド』ついにお披露目!自由度溢れる本作を青沼英二氏のプレゼン&プレイインプレッションで詳細リポート
外側には、『ゼルダの伝説ブレス オブ ザ ワイルド』のamiiboを展示。
発売が発表された、“リンク(アーチャー)”、“ガーディアン”、“リンク(ライダー)”などが飾られている。
ガーディアンは初の可動式amiiboということで、非常に精巧に作られているように感じた。

バンダイナムコエンターテインメントは、PS4/PS3『スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ』の新情報を公開しています。

『スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ』は、2016年で25周年を迎える『スーパーロボット大戦』シリーズ25周年記念作品第1弾となるシミュレーションRPGです。
本作は、オリジナルロボット・キャラクターが登場する『スーパーロボット大戦OG』シリーズの最新作となっており、「ビギナーズモード」「ガイダンスシナリオ」などシリーズを初めてプレイする人向けのシステムが用意されています。

◆ストーリー
●プロローグ
新西暦と呼ばれる時代。

人類が宇宙へ本格的に進出してから2世紀近くが過ぎていたが、人々の生活そのものは21世紀初頭とさほど変わらない時代。
その理由は、落下した2つの隕石による被害と混乱のため、人類の進歩が一時的に停止したからであった。

その後、数々の大戦を経て、南極氷下の遺跡より出現した敵性体集団や異星人達との戦い「封印戦争」が勃発。
地球連邦軍第1独立特殊戦隊、通称「鋼龍戦隊」を始めとする各戦力の活躍により事態は収拾したものの、「クロスゲート」と呼ばれる謎の巨大輪状構造物が地球上空に残ることとなった……。

日本地区で暮らす高校生、トーヤ・シウンは自分に語りかけてくる少女の夢を見ていました。
ですが、彼は彼女に覚えがなく、その言葉の意味もわかりませんでした。

学校に登校したトーヤは、同級生のアキミ・アカツキと会います。
彼は建設機械メーカー、モガミ重工の社長の息子でした。

モガミ重工では、マイティウォーカーと呼ばれる人型機動兵器の開発が進められていました。
そして、アキミと、彼の双子の姉であるアケミがテストパイロットとして試作1号機に乗り込み、模擬戦を行うことになっていました。

一方、帰宅したトーヤの前に謎の人型機動兵器グランティードが出現。
それには見知らぬ2人の少女、カティアとメルアが乗っていました。
そして、その直後に機動兵器群も現れます。
彼らはフューリーという謎の組織に所属しており、グランティードの奪還を目的としていました。
トーヤは事情がわからないまま、生き延びるためにグランティードへ乗り込み戦うことになります。

戦闘の途中、アキミのソウルセイバーFFと、模擬戦の相手であったGコンパチブルカイザーが現れます。
アキミとアケミは親友であるトーヤと自分たちの街を守るため、フューリーの機動兵器群との戦いを決意します。

◆機体&キャラクター紹介
■ゲシュペンスト・ハーケン
・デザイン:斉藤和衛
正式名称はゲシュペンスト・タイプH。
シャドウミラーのゲシュペンスト開発プランのデータを入手したマリオン・ラドムが、テスラ・ライヒ研究所で作り上げた機体。

初期ゲシュペンストのバリエーションの一つであったタイプS(内蔵火器による攻撃力や格闘戦能力、防御力を重視した機体)をベースとしつつ、タイプR(運動性や機動性を重視した機体)の長所が取り入れられ、高水準でまとめられている。

■ハーケン・ブロウニング
・CV:檜山修之
・デザイン:斉藤和衛、河野さち子
・初出:『無限のフロンティアスーパーロボット大戦OGサーガ』
異世界「エンドレス・フロンティア」のバウンティー・ハンター。
「さすらいの賞金稼ぎ」という二つ名を持つ。

クールでニヒルな性格で、「OK」が口癖。
エンドレス・フロンティアから新西暦の世界へ転移し、ゲシュペンスト・ハーケンに搭乗して戦闘に参加する。

■ゲシュペンスト・ハーケン 戦闘画面写真
・武器:ナイト・ファウル
ゲシュペンスト・ハーケンが登場。
パイロットであるハーケンのカットイン。
複合武器「ナイト・ファウル」のマシンガンを撃ちつつ、突撃します。
折り畳まれていたブレードを展開し、敵を斬りつけます。
その後、後ろ向きになって敵へナイト・ファウルを突きつけます。
最後に、銃口下部のステークで敵を貫きます。

■雷鳳(らいおう)
・デザイン:土屋英寛
ビアン・ゾルダーク博士の設計図を基にして開発されたダイナミック・ゼネラル・ガーディアンの3号機「ジンライ」をろ獲し、改修を施した機体。
1号機ダイゼンガーと同様にDML(ダイレクト・モーション・リンク)システムを搭載し、封印戦争時にパイロットとなったトウマが格闘技を得意としていたこともあって、蹴り技を主体とした攻撃を行う。

■トウマ・カノウ
・CV:加瀬康之
・デザイン:河野さち子
雷鳳の専属パイロットを務める青年。
アルバイトにいそしむ民間人であったが、封印戦争中に鋼龍戦隊と接触し、彼らと行動を共にするようになった。
戦後はスペースノア級万能戦闘母艦クロガネで働いている。

■雷鳳戦闘画面写真
・武器:レイジング・ストライク(新武器)
雷鳳が登場。
敵へ向かって突進する雷鳳。
第1撃をくらわせます。
脚部ブースターを噴射し、上空へ舞い上がります。
左足を突き出し、敵機へ突撃。
敵に強力な蹴りをくらわせます。

■ジェアン・シュヴァリアー
・デザイン:大輪充
人型機動兵器エール・シュヴァリアーとウェポン・ボックス・ハンガーがドッキングした状態。
それにより、エール・シュヴァリアーのレース・アルカーナの出力変換効率、火力、機動性が向上する。
また、エール・シュヴァリアーに連結されたワイヤード・アーム・コントローラーでネオ・サイファー・ソードやハイパー・アンカー・アームを操り、巨体ながらも格闘戦を行う。

■ジョシュア・ラドクリフ
・CV:中村悠一
・デザイン:糸井美帆
通称はジョッシュ。
愛想はいい方ではないが、落ち着いた性格。
謎の人型機動兵器グランティードの解析を手伝うため、地球連邦軍の伊豆基地へ呼び出された後、フューリーとの戦いに巻き込まれる。

■ジェアン・シュヴァリアー 戦闘画面写真
・武器:ネオ・サイファー・ガン(新武器)
ジェアン・シュヴァリアーが登場。
敵機に照準を合わせます。
ワイヤード・アーム・コントローラーでネオ・サイファー・ソードを前へ突き出し、先端からビームを発射。
ネオ・サイファー・ソードを構え直します。
そして、最後の一撃を発射。

◆その他の戦闘画面写真
■グランティード
・武器:オルゴン・スレイブ
グランティードが登場。
上昇するグランティード。
胸部中央が光り輝き、オルゴン・スレイブの発射態勢に入ります。
そして、オルゴン・スレイブを発射。

■ベルゼルート
・武器:オルゴン・ライフル・アブソリュート
ベルゼルートが登場。
胸部のイミッション・スリットが開放。
オルゴン・エキストラクターの出力が上昇し、イミッション・スリットから光を放ちます。
ライフルがアブソリュート・モードへ変形。
ベルゼルートがオルゴン・ライフルを構えます。
銃口にクリスタル状の物体が生成されます。
クリスタル状の物体を発射。
そして敵に命中します。

■ソウルセイバーFF
・武器:ブラスト・ソード
ソウルセイバーFFが登場。
ブラスト・ソードを高く掲げるソウルセイバーFF。
刀身が炎で包まれます。
剣を構えた後、敵へ突撃。
ブラスト・ソードが一閃し、敵を斬りつけます。

■ソウルセイバーGG
・武器:フォース・ブラスター
ソウルセイバーGGが登場。
腰部に装着されているフォース・ブラスターの砲身が起き上がります。
フォース・ブラスターを発射。
敵機に命中します。

■エクスバインボクサー・タイプR
・武器:カタパルト・キック
エクスバインボクサー・タイプRが登場。
背部のバーニア・スラスターを展開し、噴射。
上空へ舞い上がります。
眼下の敵機に照準を合わせます。
右足を突き出し、急降下。
敵に蹴りをくらわせます。

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆
『スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ』は2016年6月30日発売予定。
価格は以下のようになります。

・PS4/PS3 通常版:8,200円(税別)※DL版も同価格
・PS4 初回限定生産版:11,800円(税別)
※画面はPS3版の開発中のものです。

(C)SRWOG PROJECT

●発売前にキャンペーンを遊べる!
プレイステーション4版『Call of Duty: Infinite Warfare』特別版(レガシーエディション・ダウンロード特別版)に同梱される『Call of Duty: Modern Warfare Remastered』について、予約特典としてキャンペーンモードの30日先行アクセスが発表された。
本情報は、アメリカ・ロサンゼルスで開催される世界最大のゲーム見本市“E3(エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ)2016”。
その開幕に先駆けて行われたソニー・インタラクティブエンタテインメントの“PlayStation E3 2016 Press Conference”にて公開されたもの。
なお、日本国内での本予約特典対応については現在未定。
ぜひ国内でも先行配信されることを期待したい。

『Call of Duty: Modern Warfare Remastered』では、オリジナル版のキャンペーンモード全編と、マルチプレイマップのうち10種類(少なくともCrash、Backlot、Crossfireを含む)を収録。
高解像度対応になり、現行のシリーズの物理ベースレンダリングやHDRライティング、高精細なテクスチャーなどでグラフィックがアップデートされる。

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