日本株は全面高、日銀追加措置を好感-長短金利差とETFで新機軸
午後の取引で急騰し、業種別上昇率の上位を占めたのが銀行、保険など金融セクターだ。
銀行株はTOPIXへの寄与度が大きい分、ETFのTOPIX型の傾斜購入方針が好感されたほか、金利政策もプラスに寄与。
損保ジャパン日本興亜アセットマネジメントの狩野泰宏シニア・インベストメントマネジャーは、「金融政策に関するコンセンサスで一番多かったとみられるマイナス金利の深掘りが見送られ、銀行株中心にポジティブな反応が出た」とみる。
東証銀行株指数は、マイナス金利が深掘りされた場合、収益に悪影響を及ぼすリスクが警戒され、5日の高値162.10から15日の安値142.72まで12%調整していた。