コミコンの夏が来た! 任天堂やカプコン、スクウェア・エニックスなどゲーム関連メーカーは今年も元気
文・取材・撮影:編集部 古屋陽一
●コミコンおなじみのメーカーが自信作を出展!
2016年7月21日〜7月24日(現地時間)、アメリカ・サンディエゴのコンベンションセンターにて、エンターテイメントコンテンツの祭典、San Diego Comic-Con International 2016(通称:コミコン)が開催。
前日にあたる20日の午後6時から、“プレビューナイト”が行われた。
コミコンというと、ファミ通.comの読者の皆さんはご存じの方も多いかと思うが、アメコミに端を発し、映画やテレビドラマ、アニメ、ゲーム、トイ、フィギュアなど、エンターテインメントコンテンツのすべてが集まるといっても過言ではない、一大イベント。
40年以上に渡る歴史を誇る一般ユーザー向けの一大イベントで、毎年40万人を超える来場者を記録している。
“プレビューナイト”というのは、正式開幕に先駆けて、来場者に展示ブースを先行で開放すべく実施されたもので、会期4日間の通しパスがあれば誰でも参加可能。
とはいえ、“プレビュー”とは言いながら、実質は“ほぼ開幕”と言っても過言ではなく、ドアオープンの前からとんでもない列が。
長年コミコンを取材している記者から見ると、年々“プレビューナイト”の参加人数が多くなっている印象がある。
コミコンでは、会場限定グッズの販売などもあり、いち早く入手しようと熱心なファンが“プレビューナイト”に駆けつけるという傾向があるようだ。
というわけで、“プレビューナイト”開幕!ゲームメディアの責務としてゲーム関連の出展メーカーを押さえておくと、カプコン、KONAMI、スクウェア・エニックス、任天堂、バンダイナムコエンターテインメント、ブリザード・エンターテイメント、ザ・ベヒーモス、マイクロソフト、ユービーアイワークショップ(物販)といった、コミコンの常連メーカーがずらり(50音順)。
各社趣向を凝らした出展が見られた。
圧巻だったのが任天堂で、とにもかくにも『Splatoon(スプラトゥーン)』推しで展開され、さすがの根強い人気ぶりを見せて来場者を集めていた。
同じくマイクロソフトも潔く『Gears of War 4』1タイトルの試遊が出展され、タイトルの属性的にコミコン来場者にフックするということもあってか、こちらも好評だった。
凝った出展内容だったのが、カプコン。
国内メーカーではいち早くコミコンに注力しているカプコンだが、今回の出展では、『バイオハザード7 レジデント イービル』をメインで展開。
同作の世界観をモチーフにした建物を思わせるデザインのクローズドスペース内に試遊台を設置し、コミコン会場内でも異彩を放っていた。
カプコンブースではそのほかに、『Dead Rising 4』や『ストリートファイターV』、『逆転裁判6』、『モンスターハンタークロス』などがプレイ可能だった。
会場の中央にどーんとスペースを構えて存在感を見せていたのがスクウェア・エニックスブースで、今年もフィギュアを中心とした物販と、ゲームの試遊というダブル展開。
ゲームの試遊は、6台で展開された『ファイナルファンタジーXV』を軸に、『キングダム ハーツ HD 2.8 ファイナル チャプター プロローグ』や『ワールド オブ ファイナルファンタジー』、『いけにえと雪のセツナ』、『デウスエクス マンカインド・ディバイデッド』、『Rise of the Tomb Raider: 20 Year Celebration』など、多彩なラインアップが見られた。
ちょっと耳に挟んだところによると、世界中から300を超える企業や個人から出展希望が集まっており、出展まで15年待ちの状態とも言われているというコミコン。
それだけ注目度の高いイベントということでもあるが、出展者および来場者の熱量は極めて高い。
ファミ通.comでは、今年もそんなコミコンの模様をつぶさにリポートしていく予定なので、お楽しみに。
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